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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2008-07
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東京国際レズビアン&ゲイ映画祭10●「フリーヘルド/Freeheld」上映後TALK~尾辻かな子さん、山下敏雅さん



 僕の独断と偏見に満ちた勝手な感想とともに第17回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭のイベントの模様を映像で紹介しているこのコーナー。今回は7月20日(日)に上映された『フリーヘルド/Freeheld』と『不思議の国の女たち / A Lez In Wonderland』 の上映後に行われたトークの模様をお届けします。

 『フリーヘルド』はドキュメンタリー部門で本年度アカデミー賞を受賞したという、話題性の高い映画です。アメリカに暮らすレズビアン・カップルのローレルとステイシーが、それまで同性パートナーには認められていなかった「遺族年金の支給」を求めて郡の財務委員会に訴え、制度の改正を勝ち取るまでの姿を追ったドキュメンタリー。末期がんのローレル(元警察官)は制度の改正を見届けた後に亡くなり、残されたステイシーがその後の人生を歩むまでが、事実を淡々と積み重ねるかのような堅実な編集で描かれます。

 満員の会場で行われたトークには前大阪府議の尾辻かな子さんと、弁護士の山下敏雅さん(東京パブリック法律事務所)が登場。主に、日本に暮らす同性パートナーにとっての「司法」「行政」における問題点について、語られました。

01●「目をそむけていた部分」を直視することになった映画
  

02●日本の年金制度の基本理念の問題点
  

03●同性パートナーが感じる「制度のバリアー」
  

04●事実を積み重ね、声を挙げていけば可能性は拓ける。
  

05●ひどい事実に直面している場合には。
  

東京パブリック法律事務所…山下敏雅さんまで。

 切羽詰ったり本当に困った時に「はじめて」、制度によって保障されている権利が「享受できる」ことと「出来ないこと」の違いの大きさに気付く・・・。その事実を突きつけられ、自分の未来に起こり得ることを現実味を持って想像させてくれる映画でした。

 アメリカでは州や郡によってバラつきはありますが、現在進行形で少しずつ、「同性パートナーの権利」が「異性パートナー」と同等なものに近付いてきています。その同時代性を実感することが出来ただけでも、僕はこの映画を「今」、観ることができて良かったと思いました。東京国際レズビアン&ゲイ映画祭という貴重な場に、心から感謝した上映でした。FC2 同性愛Blog Ranking
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