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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2008-07
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東京国際レズビアン&ゲイ映画祭08●「彷徨う花たち(漂浪青春)/Drifting Flowers」監督・主演女優TALK



 前週の新宿から青山スパイラルホールに会場を移してからの第17回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭のイベント第一弾は、7月19日(土)の「彷徨う花たち」上映後に行われました。

 この台湾映画は3つのストーリーで構成され、ボーイッシュなレズビアンや、性別違和を感じていそうなゲイ(トランス?)が登場します。一見、3部構成のオムニバス映画のようではあるのですが、第1話と第3話は同じ人物の違う時代が描かれていたり、最後の場面では全てが交錯するような不思議な時空間が現れたり・・・なかなか構成が凝っていました。

 トークには、監督のセロ・チョウさん。女性と恋をする盲目の歌姫を演じたセレナ・ファンさん。そしてボーイッシュなレズビアンを演じたツァウ・イーランさんが登場。さらに、監督のパートナーである撮影監督の方も、映画祭スタッフの要望で急遽、冒頭の挨拶に加わってなごやかな雰囲気で行われました。

01●スシは大好き!
  
  
02●台湾のセクシュアル・マイノリティーの「リアル」を。
  

03●愛した人が女性だった、ということだけ。
  

04●ゲイ役のキャスティング事情
  

05●背が伸びていた?のはCGですか(笑)
  

 どちらかと言えば映画全体のトーンが重く暗い感じだったので、その直後に出演者たちが明るい表情で登場したときには、安心してしまいました。印象としては、アジア独特の「湿り気」に満ちた作品だった、という感じでしょうか。非常に「真面目」で「映像美」にこだわって制作された作品です。

●YouTubeより~漂浪青春(Drifting Flowers) 60秒廣告
  
★以下、映画祭公式サイト「Programs」より。

 3つの時間の交叉が紡ぎだすひとつの美しい物語

 第1話の中心は8歳の少女メイ。年の離れた姉の恋人でボーイッシュなディエゴにメイが抱いた淡い恋心は悲しい結末に…。第2話は偽装結婚をしたレズビアンのリリーとゲイのイェンの物語。老いた旧友同士が再会した時、ふたりはアルツハイマーとHIVという問題をそれぞれ抱えていた。第3話ではボーイッシュなディエゴが主人公。10代の彼女の悩み、恋そして成長が描かれる。ユーモアとペーソスに彩られた3つの物語は繊細に絡み合い、やがてひとつの感動へとつながる。ベルリン国際映画祭、香港国際映画祭正式出品作品。

 今回の東京レズビアン&ゲイ映画祭では「性別違和」を感じている人を描写する映画が非常に少なかったように思うのですが、この映画に出てくるボーイッシュなレズビアンは、身体にサラシを巻いて胸の膨らみを隠す描写があるなど、最も「トランスジェンダー寄り」な人として描かれていたように思います。第2話に登場した年配のゲイもフェミニンな雰囲気で、性別違和が強くありそう。そういった意味で、今年の映画祭のプログラムの中では異彩を放っていたとも言えるでしょう。FC2 同性愛Blog Ranking
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