やっぱ愛ダホ!21●大阪アクション03●否定的な意見もありました。

前回、前々回とご紹介してきました大阪アクション。ろう者である「えつさん」(ブログ「えつのつぶやき」筆者)と、その仲間たちとの出会いは、僕にとってすごく新鮮なものでした。特に、そのパフォーマンスのスタイルは、様々なことを考える契機になりました。
まず、文字として書かれたメッセージが手話によって翻訳されます。そしてその手話を見た通訳者によって解釈された言葉が、公園に居る人々の耳に入っていくのです。(あるいは、手話のアクションそのものによって、ビジュアルからメッセージを受け取る人も居ることでしょう。)いくつかの多様な段階を経ることによって、言葉は自然と変容します。つまり、何人もの「思い」が乗せられることで、どんどん生まれ変わって行くのです。
言葉というものは、言いっ放しでは伝わったことにはなりません。他者に解釈され、その人なりの言葉で受け止められることによって、初めて伝わったことになるのです。そんな「コミュニケーションの仕組み」が、とてもわかりやすく顕在化するパフォーマンスだと思いました。
06●愛のかたちは様々。人それぞれ。

ノートにはこの時点で、こんなメッセージが集まっていました。

07●否定的な意見もありました。

そうした「対話の機会」を積極的に作り出せるようなアクションの方法を開発して行くと、さらに街頭ならではの面白さに出会えるのではないでしょうか。大阪の人々が、かなり気さくに他者に話しかけている姿を見て、そう思いました。(大阪ってもともと、そういう気質が高い土地柄ではあるような気がします。東京に比べるとずいぶん、街行く人々が「他者」に関心を持っている雰囲気があるような気がします。)
さて次回は、えつさんと、えつさんの仲間で手話通訳をしていた方へのインタビューを御紹介します。→FC2 同性愛Blog Ranking
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