フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2008-06
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トランスって?04●京都トランスジェンダー映画祭04●「ラスト・フレンズ」はレズビアンでもいいじゃない。



 NHK『ハートをつなごう』の「性同一性障害」シリーズが既に5回放送されていることにも象徴されているように、21世紀になってからの日本のセクシュアル・マイノリティーの社会的な可視化は「性同一性障害(トランスジェンダー)」から先に進んだ感があります。まだ様々な制約はありますが戸籍上の性別変更が可能になるなど、法律でもその「存在」が示されています。

 思春期に性別違和を感じたり、同性/両性に恋したとき。そんな自分のことを「同性/両性愛者」と認識するのか、あるいは「性同一性障害(トランスジェンダー)」と認識するのかは、世間に流布している情報の量にも左右されるのではないか!?・・・ということは、現状では「トランス」だと感じる人が多くなっているのではないか?

 ・・・今回はそんな話。

04●「ラスト・フレンズ」はレズビアンでもいいじゃない。
  

 ひびのさんの話に出てくる「ダイク」とは「男っぽい見かけのレズビアン」を指します(「ブッチ」と言ったりもします。)実際、レズビアンの集まるコミュニティーでは、性別違和を感じた若者が「トランス」だと自己認識する可能性が増えると「レズビアンが減るのではないか」という話が、よく出たりしています。

 厳密には区別できない「性のグラデーション」。言葉によってアイデンティティーを規定することって、実はとても難しいことであり、暴力的なことでもあるんだということを感じます。大切なのは、そこで「アイデンティティーを規定」することを、自己にも他者にも必要以上に強制しない社会であることなのではないかと思います。FC2 同性愛Blog Ranking

続・第16回エイズキャンドルパレードin京都を見てきました。(参加してないのにインタビュー撮りばかり。笑)



 前回に続いて5月17日の京都で撮影した映像をご紹介。

 PLHNET(プラネット)のはんきーさんに続いては、大阪でHIV陽性者のピアサポートを行っているブリッジおおさかの「ゆうさん」に、お話を伺いました。これらのインタビューは例によって、BASE KOBEの繁内幸治さんが、僕が現地に着くなり紹介してくださったから実現できたのですが・・・互いに初対面なのにも関わらず、いきなりカメラを通して会話しているという、ある意味モノスゴイ状況の記録にもなりました(笑)

第16回エイズキャンドルパレードin京都「ともに生きよう」
●ゆうさんインタビュー (ブリッジおおさか)
  

■ブリッジおおさかとは?公式ホームページより)

 「ブリッジおおさかとは2007年9月に大阪をベースに活動を始めた、HIV陽性者によるHIV陽性者のための非営利の相互支援グループです。性別、セクシュアリティー、国籍、居住地域に関係なくHIV陽性者がより良い毎日が送れるように目指して活動が開始されました。プログラムの参加者が受身的な参加者ではなく、参加してくる人たちもまた支援者であるという事がブリッジおおさかの基本的な考え方です。同じHIV陽性者でも個々に抱えている立場があり、それに伴う様々な事情や問題を抱えています。その違いに目を向けながら、既存の諸団体、医療機関と手を取り合いながら各々の『架け橋』になれればと考えています。」

 それにつけても、話を聞くほどに今年の第16回エイズキャンドルパレードの時間に間に合わなかったのが惜しまれます。涼しげな初夏の京都の夜風に吹かれながら、キャンドルを持ってゆっくりとパレードする情緒。沿道には多くのレッドリボンが掲げられていたそうですし、16回を数えたパレードの歴史の厚みなどを、多くの人々と共有できたでしょう。いつかまた、今度は隊列に参加しに行きたいと思ってます。

 映像にはあまり映ってないかもしれませんが、参加者たちはパレード終了後に交流し合ったり、明るく和気藹々とした雰囲気が現場にはありました。このパレードの存在を知っているけれど、まだ参加したことのない方がいましたら、毎年5月の第3土曜日に開催されていますので、ぜひ一歩踏み出してみてはいかがでしょう。FC2 同性愛Blog Ranking

尾辻かな子さん’07参院選アーカイブ018●「レズビアンとか書いてあったから・・・女同士でナニをやることやろ?」



 「街頭に出る」ということは不特定多数の人々の前に出て行くことですから、それだけ「矢面に立つ」ということでもあります。そのことを実感したやりとりが、2007年7月20日の大阪・十三駅前で起こりました。

21●大阪・十三駅前〜「防災と女性」という視点
  

 この演説終了後。尾辻さんの後ろでレインボーフラッグを持っていたケンゾヲさんに、少し攻撃口調で話しかけている中年男性がいました。その場には緊張感が漂い、だいぶ長い間やりとりが行われていたので、僕は刺激しないようにこっそりと近付き、その様子を録画したのですが・・・やりとりの最後のあたり。次のような会話がビデオには記録されていました。

■男性 「レズビアンとか書いてあったから・・・。女同士でナニをやることやろ?そのようなことをやってはる人が・・・」
■ケンゾヲさん 「やってはるとかじゃなくって。あの〜、趣味とか嗜好ではないんで。そういう偏見を無くして行こうということで。少数者に優しい政治をするということは、皆にやさしい政治ということで」
■男性 「民主党の小沢が言ったみたいだな」
■ケンゾヲさん 「そうなんです。だから日本ではじめてなんです。外国なんかだと例えば、パリの市長さんなんかだと同性愛者ですし。」
■男性 「そうなんかい・・・。」
■ケンゾヲさん 「日本で初めてのことなんで、応援をぜひ。」
■男性 「・・・わかりました・・・民主党も別れそうなんでしょ、バラバラなんでしょ」
■ケンゾヲさん 「いろいろとあるんで。よろしくお願いします。」
■男性 「・・・がんばってください。」

 ケンゾヲさんが終始、穏やかに対応していたので結果として対話は和やかに終了したのですが、僕がビデオを廻していたことに気付いたその男性は、「今のカットしてナ」と何度も言っていたので公開は控えておきます(笑)。ただ、その直後に移動の車中でケンゾヲさんにインタビューした会話は、御紹介します。

22●大阪・十三駅前街頭演説終了後の車中
  

 「同性愛者である」ことによって民主党から公認を受けた尾辻さん。したがって選挙中は「レズビアン」「同性愛者」という、尾辻さんの属性について街頭で述べる機会が多かったのですが、道行く人の中にはそれらの言葉に「偏見」を持っている人が、少なくはありません。

 そうした視線を少なからず感じながらの選挙活動ですから、「恐怖」に近い感情が無いと言えば嘘になります。この日の男性以外にも、偏見をぶつけてくる反応は、選挙期間中あちこちで日常的に見られました。当事者にとっては、自らの「トラウマ」と向き合わされることにもなりますから精神的にキツかった人も居たことでしょう。でも、支援者たちは「こんな人が居たんだよ〜」と皆で「ネタ」として笑い飛ばし、それらの恐怖を吹き飛ばしながら、選挙活動を行っていました。FC2 同性愛Blog Ranking

ゲイ映画なのに笑えないタイ映画!?「ミー・マイセルフ 私の彼の秘密」

 現在、六本木のアジア映画上映館「シネマート六本木」で開催中の「タイ式☆シネマパラダイス」にて、ゲイが描かれた映画が上映されています。「ミー・マイセルフ 私の彼の秘密 」というタイトルの映画です。(残る上映は7月5・6・7・11日のAM11:00)

公式サイト

 ■ストーリー・・・ウム(エーム)は、イベント運営会社に勤めるOL。最近は、彼氏に振られた上に、甥オムの面倒まで見ることになり、人生を悲観していた。さらに追い討ちをかけるように、彼女は車で若い男性(アナンダ)を轢いてしまう。この事故が原因で青年が記憶喪失となったことに責任を感じた彼女は彼を引き取ることを決意する。しかし記憶の手がかりは事故で血染めのシャツに刺繍されていたテンという名前のみだった。こうして、彼女と彼の奇妙な同居生活が始まる。やがて、ふたりはお互いの気持ちを近づけていくのだが……。(公式サイトより)

 主人公の青年を演じているアナンダ・エヴァリンハムさんのインタビューがこちらのサイトに載っているのですが、どうやら記憶喪失となる以前に、青年は「ゲイ」として生きていたということが明かされて行く展開のようです。彼のインタビューでのやりとりが面白かったので、抜粋します。

 「“愛はセクシャリティも含めた様々な問題を越えて自由であるべき”というテーマは、どんな国の人にも訴えかけられる普遍的なものですからね。ただ、従来のタイ映画の中でゲイやオカマは常にコメディ要員なので、ところどころで悲哀も漂うゲイを描いたこの作品に、タイでは『ゲイ映画なのに笑えない』という批判(!)もありました(笑)。タイは“ゲイ大国”と言われていますが、等身大のゲイを描いたものは、アピチャッポン監督のアートフィルム的なものはあっても、一般に広く公開されたものとしてはおそらくこれが初めてだと思いますから」

 「性的マイノリティーが生きやすい国」というイメージが一人歩きしている感のあるタイですが、そんなタイでも商業映画で「等身大のゲイ」が描かれるのは、これが初めてとのこと。

 奇抜なキャラクターとしての登場人物や突飛なスタイルの物語に比べると、「等身大」とか「日常感覚」の描写って、なかなか商業価値のあるものとはされにくい現実があるのはどこの国でも共通なようですね。それも、一つヒット作が出るとガラッと状況が変わったりするので先行きはわかりませんが。

 こうした作品の出現が一つの突破口となって、タイ映画の中での「セクシュアル・マイノリティーの多様化」も、どんどん進展して欲しいです。FC2 同性愛Blog Ranking

少女に恋した少女の密やかな欲望 〜映画「水の中のつぼみ」公開開始

 なんか、映像がかなり美しそうで期待できそうな映画が、本日より渋谷で公開されます。タイトルは「水の中のつぼみ」。女の子同士の恋愛描写が出てくるようですよ。 今週発売の『ぴあ』には 「美しいほどに残酷な少女の欲望を描いた衝撃作」と書いてあります。

公式サイト

 ところで。最近は映画やドラマで「同性に惹かれる気持ち」を描く際、「そのことに対してちっとも悩まない」作品が少しずつ見受けられるようになって来ました。

 映画では、2006年に公開された台湾映画『僕の恋、彼の秘密』が、そういった意味で衝撃的でしたし、今年になってからも、なんとNHK教育テレビの中学生日記「恋する桜」(4月26日放送)では、弓道部の先輩と後輩の女の子同士が惹かれ合う気持ちを、丁寧に描き出していました。

 特筆すべきは、このドラマでも主人公は「恋愛感情そのもの」には悩むけれども、それが「同性に向いていること」自体には、まったく悩んでいないんですよ!。しかも、台詞が適度に抑制されていて、表情や仕草などの映像表現で丁寧に気持ちが表現されているんです。とても質の高い「映像作品」でした。観終わった後、「これって、NHK・・・だったんだよなぁ〜」と、しばし呆然としたことを憶えています。NHKだから、「中学生日記」だからと言って侮る無かれ。未見の人、ぜひオススメですのでなんとしても入手して見てください!(笑)。

 この『水の中のつぼみ』は、そこらへんの描写は果たしてどうなんでしょう。なんとな〜く、この映画の場合も「同性に惹かれること」をアブノーマルだと感じて悩む描写は、出てこないのではないかという気がします。なぜなら、主人公の「欲望」に焦点を絞った映画作りになっていそうだから。さて、果たしてどうなんでしょうね?FC2 同性愛Blog Ranking

尾辻かな子さんWe're OK!111●野々上愛さんとトークin高槻03●問題は「非対称性」



 セクシュアル・マイノリティーがマスメディアで扱われるとき。どうしても「キャラが立っている」人たちの印象が強くなりがち・・・だとこれまで言われてきましたが、どうなんでしょう。マスメディアの権威そのものが低下して来て情報環境が多様化してきた最近は、ずいぶんと事情が変わって来ているような気もしますが。

03●問題は「非対称性」
  

 「非対称性」をわかりやすく言い換えるならば、「不公平」ということになりますかね。FC2 同性愛Blog Ranking

トランスって?03●京都トランスジェンダー映画祭03●本当の意味での「ミックスの場」とは。



 「ゲイONLY」「レズビアンONLY」「トランスONLY」などと、セクシュアリティーや性自認によって区分けされない場のことを「ミックスの場」という風に呼んだりします。様々な人が交流できるわけですから「素敵な場」として想像される方も多いでしょうが、現実問題として、その場の中でも数の上での多数派と少数派は生まれます。

 そして、ちょっとした会話などを通して少数派は、「その場に居ないことにされているかのような疎外感」を味わったりも、してしまうものなのです。

03●本当の意味での「ミックスの場」とは。
  

 ただでさえ、日常生活で性的少数者としての疎外感を感じながら生きているのに、性的少数者のコミュニティーの場に行ってさえ疎外感を感じさせられ、感情を抑圧して溜め込まされてしまうのだとしたら、本当にシンドイことですよね。特にトランスジェンダーの場合には、性的少数者の中でも「人数が少ない」ので、コミュニティー活動のあちこちの場で、こうした感情を抱え込みやすいということは言えると思います。

 僕は「ゲイ」であり、人数的には性的少数者の中でも多数派に属するので、トランスの遠藤まめた君の気持ちを完全には理解することは出来ません。しかし、自分も似たような感情を味わったことがあることに気が付きました。

 僕は、昨年の夏よりパフスペースでの様々な活動の場に出入りすることが多かったのですが、関わり始めた当初は、「男」がその場に居るということが、まったく想定されていないかのような発言に出くわすことが多く、正直、行くたびに気持ちの中に「ささくれ立ってしまうもの」を感じざるを得ませんでした。

 特に「フェミニズム」的な視点には、「男」を敵視しているような側面があります。彼女らの使う「男」という言葉を聞くたびに、正直、「『男』を抽象的に十把一絡げにして語らないでほしい」とか「僕をその代表選手であるかのような視線で見ないでほしい」と、思ったりもしました。しかし、その場において数が少ないとどうしても「まぁ、しょうがないか。ここはそういう場なんだし・・・」と、気持ちを抑え込みがちになってしまうんです。いちいちその度に対立していたら物事が先に進まなかったりもしますし。

 結果的に、その気持ちは内面に蓄積されてしまい、精神的な疲労につながります。「だったら言い返せばいい」というのは、強者の論理だと思います。数で負けているのですから、よっぽど強靭な心臓の持ち主でなければ集団の中で言い出せないでしょう。・・・この構造に気が付かないと、いつの間にかその場は「気が強く、似たような人たちしか集まらない」閉鎖的な空間になってしまうのではないでしょうか。(パフナイトの運営会議では「ミックス」の状態で開催するイベントの回数を重ねることによって、少しずつそうした面は和らいでは行きましたけれども。)

 これと同じような疎外感は、たとえば「ゲイ主導」で運営されている場では、ゲイ以外の人たちが感じさせられていることなのでしょう。つまり、その組織が「ミックスであること」を謳っている以上は、どこでも起こりやすい現象なんですね。

  「ミックスの場」における多数派は、構造的にも心情的にも権力的な存在になりやすいのだということを、忘れてはいけないと思います。そこに「男」も「女」も「ノンケ」も「同性愛者」も「バイ」も「トランス」も関係ありません。その集団の特性によっては、皆、等しく多数派にも少数派にもなる可能性を持っているのです。その可能性を意識しながらバランスを取り続ける覚悟が無い限り、本当の意味での「ミックスの場」が現前することは無いことでしょう。

 世の中における「多数派のノンケさん」と「少数派のセクシュアル・マイノリティー」との非対称性と同じような現象は、性的少数者の集まるコミュニティー内でも、同じように常に起こり得ることなのです。FC2 同性愛Blog Ranking

イトー・ターリさんパフォーマンス公演「ひとつの応答〜金順徳さんと沖縄の友人へ〜」8月22日(金)開催

 今年の4月まで早稲田のパフスペースの管理・運営を担ってきたパフォーマンス・アーティストのイトー・ターリさんの公演が、8月22日(金)に行われます。

 ターリさんは、イベント企画集団パフナイトの運営にも4月まで携わり、2月に行われた「カミングアウト・レターズ」の出版記念トークでは、レズビアンとして自身の母親(82歳)と往復書簡を交わした経験を語りながら、涙を流されたりもしました。とても心に迫るトークでした。

パフナイト★カミングアウト・レターズ08●
イトー・ターリさん〜嫌なことを母にしてしまったのかと思ってた
  

「カミングアウト・レターズ〜編者がパフにやってくる」PLAYLIST

RYOJI・砂川秀樹編著「カミングアウトレターズ」

 また、4月にはNHK教育テレビ『ハートをつなごう』の「ゲイ/レズビアン」に出演したりもしましたね。パフォーマンス・アーティストとして、自身が作ったパフスペースでおもいっきり表現する今回の貴重な機会。ぜひお見逃し無く!

■「ひとつの応答〜金順徳さんと沖縄の友人へ〜」

8月22日(金)19:30〜20:30
出演:イトー・ターリ
会場:PA/F SPACE (パフスペース)
入場料:1,700円(予約された方は1,500円)
お問い合わせ・予約申し込み先
Tel : 090-6717-9366  Fax : 042-313-8385
E-mail : tari@gol.com

 「あなたをわすれないー金順徳ハルモニへのオマージュー」を公演してきた私は、昨年の3月宜野湾市にある佐喜真美術館でパフォーマンスをする機会を得た。丸木位里・俊さんの「沖縄戦の図」の前でだ。金順徳さんが連行されたように、絵の中にも朝鮮人慰安婦の姿があった。金順徳さんは生前、他のハルモニたちと毎週水曜日、ソウルの日本大使館前で日本政府の謝罪と補償を訴えてデモに立っていた。そして彼女は戦争が引き起こす性暴力を二度と繰り返してはいけないと訴えた。

 わたしが見た沖縄は63年前の戦争と現在の戦争の両方を引き受けさせられている姿だった。基地ばかりがつづく島。その沖縄で少女や女性への兵士の暴行事件が起こると、被害者に非があったのだという言説が日本(あえて)で流布する、この繰り返される行為は、日本軍「慰安婦」を苦しめてきたものと同じだ。

 軍隊や基地はいらない。東京に沖縄にあるすべての基地を移転させるシュミレーションをやることにした。わたしの街にキャンプ・コートニーが来たら、基地はいらないと言うのであろうか。東京都にすでに8ケ所の米軍施設が隣県に近いところに東京を囲むように在り、中心部の赤坂にはヘリポートと山王ホテル宿舎がある。わたしはパフォーマンスで応答を試みる。

 僕はターリさんのパフォーマンスは昨年の秋に初めて見たのですが、人間の身体の持つ表現能力の豊かさに圧倒される思いがしました。パフォーマンスとは、観客も一緒になって入り込んで「共有する」表現なんですね。「ナマ」だからこそ体感できる世界です。FC2 同性愛Blog Ranking

やっぱ愛ダホ!23●NHK『ハートをつなごう』の示して来た本気

 5月17日に全国5ヶ所で開催された「やっぱ愛ダホ!」街頭アクションですが、そのうち4ヵ所にはNHK教育テレビ『ハートをつなごう』のスタッフが取材に訪れ、カメラを廻していたのを御存知ですか?その映像は現在、NHKハートネットで配信されています。

 僕は今年は神戸と大阪のアクションを見に行き撮影したのですが、神戸・大阪ともに同じディレクターと同じ現場を撮影することになりました。僕の映像の中になるべく映りこまないようにと、ちゃんと撮影位置を配慮してくださったりと、お世話になりました。

 ところでNHKのこの映像配信。よく考えてみたらかなり異例の出来事なのではないでしょうか。

 NHKと「セクマイ」との付き合いとしては、かつて「90年代ゲイブーム」の頃に、マーガレットさん(小倉東さん/ゲイ雑誌『バディ』編集長経験者)らが出演し、NHK衛星第2テレビの若者向け番組『真夜中の王国』「もっと過激にパラダイス」で、ゲイ/レズビアン特集番組を制作したことがあります。僕は最近になってビデオで見たのですが、CMのパロディーやドラマなど、バラエティーに富んだ内容で、その企画や構成に至るまで「当事者主導」で行われたという、なかなか活気的な番組でした。

 そして最近では『ハートをつなごう』でも性同一性障害をここ数年シリーズで放送しているので、けっしてNHKと「セクマイ」は関係が疎遠だったというわけではありません。しかし、これまでのものは皆、「番組」というレギュラー放送枠の中の、(言い方は悪いですが)一つの「ネタ」であったわけです。『真夜中の王国』にしても『ハートをつなごう』にしても、制作者たちは毎週(あるいは毎日)、必ず放送枠を埋めなければなりません。きっと、レギュラー番組を抱えるテレビのディレクターたちは常に気を緩める間もなく、新たな「ネタ」を探し求めて奔走していることでしょう。

 つまり今年の4月から「ゲイ/レズビアン」が『ハートをつなごう』の新シリーズとして加わったことは、「セクマイの可視化」という面で社会的な恩恵を受けることが出来ますが、『ハートをつなごう』の制作側にも、番組に新機軸をプラスし、放送枠を埋めるという恩恵をもたらすことにはなっているのです。

 ところが。「インターネットでの映像配信」となると事情は違います。インターネットには決まった「放送枠」などありません。ネタが無かったとしても「穴が空いてしまう」わけではありません。「無」のサイバー空間に、自主的に「有」を作り出す世界です。ネタが無いならば、ただ放っておけばいいだけの話です。

 しかし、今年の5月17日にはわざわざNHKのスタッフが、同時多発的に少なくとも3人、「やっぱ愛ダホ!」の様子をインターネットで配信するためだけに現場に配置され、こうして取材映像が、まるでPVのように編集された上で公開されました。・・・この映像はあくまでも、NHK『ハートをつなごう』側の自主的な行動の結果なのです。

 そこには、『ハートをつなごう』で現在続けられている2つのセクマイ関連シリーズである「性同一性障害」「ゲイ/レズビアン」 を、番組として本気で取り組んで行くという、意思表示があると言っていいでしょう。その「本気ぶり」が充溢した映像のプレゼントを、セクマイ当事者側は受けたわけです。こうした時代に生きていることの恩恵は素直にたっぷりと受けながら、今後の番組の「本気の展開」に期待しようではありませんか。

★6月30日と7月1日には、「性同一性障害第5弾」放送。

NHK教育テレビ 6月30日(月)、7月1日(火) 午後8時〜8時29分
再放送 7月7日(月)、8日(火) 午後1時20分〜1時49分

 今回の「性同一性障害」7月1日放送分には、尾辻かな子さんもスタジオ出演。収録は6月15日の高槻での野々上愛さんとのトークイベント終了後の夜に行われ、尾辻さんにとっては新幹線で大阪から東京へ移動してからのテレビ収録という、大忙しの一日となりました。なぜレズビアンの尾辻さんが「性同一性障害」シリーズに?という疑問は、放送を見れば解決できるのでしょうかね?(笑)。FC2 同性愛Blog Ranking

パフナイト★74●竹内佐千子さんとのハレンチトークライブは7月6日!

 パフナイト、久々に開催です。

 レズビアンを中心に人気を博した漫画 『ハニー&ハニー』そして 『ハニー&ハニーデラックス〜女の子どうしのラブ・カップル』でお馴染みの竹内佐千子さんと言えば、昨年11月にもパフナイトで創作の秘密などを話していただいたのですが・・・今回はさらに深いところを掘り下げてしまいますっ!

 最新刊 『午後のハレンチティータイム〜男を知らないサチコ&百戦錬磨マイの最強エロトーク』 にちなみ、ハレンチな「エロ・トーク」を楽しんでしまおうというのが今回の企画。

 セクマイにやさしいパフナイトならではの、ビアンにゲイにノンケにトランスにバイに・・・さまざまなセクシュアリティーや性自認が「あたりまえのこと」としてトークが展開する、ある意味では「あたりまえの空間」が創出されることでしょう。ヒット企画「知ってたつもり!?『ゲイ』『ビアン』」の再来なるか?乞う御期待!



●以下、パフナイト公式ホームページより転載

漫画家竹内佐千子さんと、午後のハレンチTALK LIVE!

 ラブリーな絵柄と、リアルなレズビアン・ライフが魅力のエッセイ漫画「ハニー&ハニー」。漫画以上にユニークな作者・竹内佐千子さんが、大好評を博した2007年11月の「ハニー&ハニー完結記念トーク」以来、8カ月ぶりにパフに戻ってくる!!。新著「午後のハレンチ・ティータイム」をサカナに、アダルトな話題に花を咲かせ る予定です。

 AV業界やSMホテルを精力的にレポートする竹内さんの新作の内容について触れながら、前回を上回るハレンチ&セクシートークが展開!今回はゲイ男子もトークに加わり、いろんな視点からのツッコミや素朴な疑問なんかも飛び出し、ここでしか聞けない話が堪能できる可能性大!

 竹内さん一流のアダルトークが聞きたい女子も、そして女子のヒミツに興味シンシンな男子も、7月6日はパフで一緒に、Let'sハレンチトーク!

○日時:2008年7月6日(日)
   12 : 30開場/13 : 00 スタート
○入場料::1200円(w/1d)※予約は必要ありません。
○場所:PA/F SPACE(パフスペース)
新宿区馬場下町18フェニックスビル3F/TEL:03-3207-0856
東西線早稲田駅出口2または3bより徒歩2分
★このイベントのYouTube公開は予定しておりません。



 ちなみに現在、竹内さんはFtMトランスジェンダーの「彼」と付き合っているとのことで、「レズビアンじゃないじゃん!」というツッコミを受けたりもするようですが、本人がレズビアンだと思ってるんだったらレズビアンなんじゃないかと僕は思います(笑)。(→コミックエッセイ劇場で「男になりタイ!」連載中

 今回のテキストになる 『午後のハレンチティータイム〜男を知らないサチコ&百戦錬磨マイの最強エロトーク』 は、半年ほど前に買って読みましたけれども、女の子同士や男女での「さわやかエロトーク」を中心に構成され、中にはAV撮影現場突入レポや、SMホテル見学などのちょっとドギツイ内容も出てくるのですが、竹内さん独自のファンシーなキャラクターとカラッと乾いた視点により、嫌味なく読むことが出来ました。

 ただ、女子のエロトークは・・・ゲイ男子である僕としては、まるで女子高のディープゾーンに迷い込んでしまったかのようで、おもいっきり冷や汗かきながら読みました。男子って、女子があっけらかんとエロトークする光景に・・・慣れてないんですよね単純に。か〜なりムズムズする読書体験でした(←そういうの好きな人にはオススメ。笑)。

 エロってのは人間の基本的な欲求なんだから、カラッと明るく語っちゃってい〜んじゃない?。しかも作者がレズビアンだからセクシュアリティーも性自認も色々あって当たり前っていう視点が貫かれている、今の日本では稀有なコミックマンガです。FC2同性愛 Blog Ranking

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