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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2008-05
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やっぱ愛ダホ!18●IDAHO KOBE●やわらかく、少しずつ。



 「性的マイノリティーの子どもたちのいじめをなくすための要望書」を、教育委員会に提出するための署名集め。そしてIdaho-netに全国から寄せられた「一言アピール」の朗読。4時間の長きにわたって三宮駅前で行われたIDAHO KOBEの街頭アクションは、16時に終了しました。

 僕は14時からジュンク堂書店で行われた「カミングアウト・レターズへの思い」というトークショーの撮影に行っていたため、その間の映像を撮ることはできなかったのですが、16時の終了時刻に街頭に戻り、ずっと署名を集めていた森 秀和さん、トランスジェンダーの黒田綾さん、そして呼びかけ人のケンゾヲさんらに感想を聞きました。そこで出てきた話なのですが、どうやら昨年のアクションでは街頭で罵声を浴びせられたりもしたようなのです。さて今年はどうだったのでしょう。

愛ダホKOBE 06●今年のアクション終えてみて
  

 昨年は肉声で行ったためにメッセージが届きにくかったと言う反省を踏まえ、今年は拡声器を用意。ドラァグ・クイーンのマーベラスさんやLGBTの家族と友人をつなぐ会など、より多くの神戸の仲間に参加を呼びかけ開催したケンゾヲさん。この日、用意していたチラシはすべて配り終えることになった結果に、とりあえずはホッとしていたようです。

 ところで今年のIDAHOアクションで配られていたチラシは、ブログ「悠々自的。」でお馴染みの悠さんがデザインしたもので、明るい色調とやわらかいイメージが、手渡された人々に過剰な警戒心を持たせないで済む効果をもたらしていたように感じました。


 前回紹介したこちらの映像で、通行人の方がゲイやレズビアン等の文字を指差して「これはなんなの?」と話題にしていたのも、このチラシのデザインがきっかけとなっています。わかりやすく「パッ」と目に入りやすいところに、伝えたいメッセージが的確に配置されていること。しかもさりげなく。・・・その目的を充分に果たせていたのではないかと思います。

 さて。4時間の呼びかけで集まった署名は、175名分だったそうです。この数字、多いと見るか少ないと見るか・・・人によって印象にはバラつきがあったようです。BASE KOBEの繁内幸治さんがブログのこちらの記事に書かれたように、ジュンク堂でのトークにも参加したLGBTの家族と友人をつなぐ会の「幾子さん」は、『署名活動の際に、前を無関心に通過する多くの市民に対して、心が痛んだ』そうで、『ひどく心が痛んだので、急に休憩して心を落ち着けないととてもトークができない』と繁内さんに打ち明けていたそうです。★関連映像「愛ダホKOBE 05●厳しい現実」


 なんにせよ、4時間もの長時間ぶっ続けで、往来の激しい場所に立ち続けて呼びかけ続けることは、かなりのエネルギーを消耗する活動です。この日のIDAHO KOBEの活動のために、広報から人集めまで準備をほぼ一手に引き受けて行ったケンゾヲさん、本当にお疲れ様でした。

 「署名」には加わらなかった人たちの中にも、チラシを手にしたり、メッセージを耳にしたりして、「知る機会」や「考えるきっかけ」が、少なからず生まれていることを願って・・・。この後、僕は大阪のIDAHOアクションを見るために心斎橋の三角公園に向かいました。FC2 同性愛Blog Ranking
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