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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2008-04
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焦燥感ってのも友だちなんだと思えば



 なんかね~。「早くパレードの映像編集しなきゃ」っていう焦燥感がこの一年半、何をしててもず~っず~っと常に頭のどこかにあったものだから、それがなくなってみると自分が自分じゃなくなったみたいな妙な気持ちになりまして。それで思いました。人っていうのは弱いものだなぁと。「自分は今、何かのために生きている」と思わないと落ち着かない根源的な不安を抱えているようですね。さあ次は何をしよう。何のために生きよう。とりあえずの目標を知らず知らずのうちに見定めて気を紛らすことで、精神の均衡は保たれるようです。

 そんな弱すぎる人間の一人である僕にとっての「次」は、あれからものすごい量を撮りまくった映像で「あの選挙」を振り返ってみることになるみたいです。冷静になった今の視点で、何が見えてくるのか。今はなんだか登山をする前の心境に似ています。これから一年くらいは「次の目標」に良くも悪くも縛られながら、焦燥感に苛まれる日々が続きそうです。でも今までみたいに、そのおかげで何かが紛れ、気持ちが安定できるような気もしています。FC2 同性愛Blog Ranking
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パフナイト★71●カミングアウト・レターズ08●RYOJIさん~急に子どもが欲しくなりまして



 前回からだいぶ間が空いてしまって懐かしさのようなものも感じられるほどですが、スミマセン。まだ続ける気、ありました(爆)。★これまでの映像はこちら。

 さて。「この本を出したことによる発見は?」と質問され、こちらの映像では言い淀んでいたRYOJIさんですが、再び同じ質問を振られた時には印象的な発言をしていましたよ。

09●RYOJIさん~急に子どもが欲しくなりまして
  

RYOJI・砂川秀樹編著「カミングアウトレターズ」

 国によっては、同性愛者でも子育てをしていることが珍しいことではない所もあるようですから、子どもを持つことって決して「届かぬ夢」ではないんですよね。日本でも、同性愛者としての生き方に様々な選択肢が増えるといいのですが・・・。日本での現状は決して「あたりまえのこと」では無いのだということを、意識し続けたいです。

 ところで。発言にあるとおりRYOJIさんも親にカミングアウトしていないそうですが、いわゆる「コミュニティーの場」でメッセージを発信する活動をしている人の中には、同じような人が意外にたくさんいるんだということを最近知ることが多く、驚かされます。「えっ!あんなに派手に活動をしているこの人が・・・!!」と思うような人が実際、「親にはまだなんです」と言ってたりするんですよ(笑)。

 「親子」って、関係が濃い分だけ互いに複雑な感情を抱えたりもしますし、一筋縄では行かない様々な事情も個々にあったりするものです。だから、十把一絡げに「大丈夫だからカミングアウトしましょう!」と呼びかけ口調で言うのは、別の意味での抑圧を生む原因にもなり得ます。それを目にした当事者が、「カミングアウト出来ない私は人として不誠実なのか?」という思いに苛まれかねませんから。僕も、そういう複雑な気持ちを味わい続けている当事者です。

 でも、僕はこの本では不思議と素直に「カミングアウト」について向き合い、考えることが出来ました。追い立てられるような気持ちを味合わずに、むしろ「焦らなくてもいいんだよ」と言われたような気持ちがしました。なんでなんだろう。そのことを考え続けている今日この頃です。FC2 同性愛Blog Ranking

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