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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2008-02
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LGBTの紙媒体★掲載チェック11●ケータイのフィルタリングに関する石川大我さんの投書、朝日新聞に掲載

 2月14日付の朝日新聞14面「声」欄に、ケータイのフィルタリング問題に関する石川大我さん(ピアフレンズ代表)の投書が掲載されたのを御存知ですか?。影響力のある言論メディアに絶妙のタイミングでの掲載ということで、これもひとつのニュースだと思います。御本人の許可を得て、ここに全文を引用紹介させていただきます。


アクセス制限 同性愛除外を
NGO代表 石川大我
(東京都世田谷区 33歳)

 携帯電話各社は1日から、未成年者を対象にした有害サイト閲覧制限(フィルタリグ)を強化した。
 私は同性愛者として、孤立しがちな若年同性愛者たちが正確な情報を交換し、連携を深めるためのイベントを主宰している。次回で30回を迎えるが、彼らの自信回復と人権啓発に有効に機能してきたと思う。
 今回、NTTドコモのサイトを見て驚いた。アダルトや違法薬物などに加え「ライフスタイル(同性愛)」が規制対象になっていた。同性愛というだけで地道に電話相談や情報提供を行うNGO、世界の報道を発信するサイトまで対象だ。私たちのサイトもだった。
 世界で同性愛者の人権啓発が進む中、日本ではまだ偏見が大きい。行動範囲の狭い未成年の同性愛者たちが日々の生活で自己を肯定できるような正確な情報を得るのは難しい。
 ゲイとバイセクシュアル(両性愛)男性の約半数が学校でいじめに遭い、3人に2人が自殺を考え、14%は自殺未遂経験があるとの京都大の調査もある(07年9月9日朝刊大阪本社版)。彼らから情報を奪う制限は同性愛者を孤立させるに等しく、再考を促したい。



 石川大我さんと言えば『ボクの彼氏はどこにいる?』を出版したり、10代、20代ゲイの友だち探しイベント「ピアフレンズ」を主宰しているゲイ当事者。昨年度のYOUTH TALK「これからのパートナーシップ」において福島みずほさん、尾辻かな子さんとトークを繰り広げた方としても、お馴染みですね。そういえばあのトークの時には、「ケータイの家族割」を同性パートナーで使えるのかどうか調査した石川さんですが、それ以来携帯各社が「同性愛」をどう扱っているのか、注視し続けていたのでしょうね。
YOUTH TALK 10●ケータイの「家族割」が同性パートナーで利くかどうか~石川大我さん調査 (2006-11-29掲載)

 さて僕もNTTドコモのサイトで「アクセス制限サービス」のページを見てみたのですが、実際に書いてあるのを目にすると、やっぱりイヤですね~。「同性愛」は、以下のようなカテゴリと共に列挙されているんですよ。

●アクセス制限の対象カテゴリ(NTTドコモサイトより)
不法(違法と思われる行為、違法と思われる薬物、不適切な薬物利用) 、主張(軍事・テロ・過激派、武器・兵器、誹謗・中傷、自殺・家出、主張一般) 、アダルト(性行為、ヌード画像、性風俗アダルト検索・リンク集) 、セキュリティ(ハッキング、不正コード配布、公開プロキシ) 、ギャンブル(ギャンブル一般) 、出会い(出会い・恋人紹介、結婚紹介) 、グロテスク(グロテスク) 、オカルト(オカルト) 、コミュニケーション(ウェブチャット、掲示板、IT掲示板) 、ライフスタイル(同性愛) 、宗教(伝統的な宗教、宗教一般) 、政治活動・政党(政治活動・政党) 、成人嗜好(娯楽誌、喫煙、飲酒、アルコール製品、水着・下着・フェチ画像、文章による性的表現、コスプレ)

・・・なんか、こういう記述のされ方を見ると、まるで「同性愛というライフスタイル」そのものが規制対象とされているかのようで侮辱された気がするのは僕だけでしょうか?。少なからぬ若者がこれで傷付くかもしれないということに、どうして想像が及ばないのでしょう。NTTドコモともあろう日本を代表する大企業が、恥ずかしくないのだろうかと見識を疑ってしまいます。FC2同性愛 Blog Ranking

尾辻かな子さんWe're OK!098●Lの世界のジェニファー・ビールスが二丁目に!&ライフヒストリー2008@神戸



 つい最近、 ♀♀マークの表紙で世間を騒がせたテレビブロスを持ちながら、満面の笑みの尾辻さん。これは神戸での光景です。

 2月10日と11日。私用も兼ねて関西方面に行ってまいりました。尾辻さんの講演会やイベントに、どんな人々が集まりどんな交流が生まれるのかを記録しておきたかったからです。これから数回に渡って関西方面で撮り貯めた映像を紹介します。

 まず今回は2月10日(日)に神戸LGBTIQプライドマーチの主催で行われた特別勉強会「虹色の社会へ向けて」 の模様です。事前に朝日新聞に告知が掲載された効果は絶大だったようで、神戸市立総合福祉センター第2会議室には定員いっぱいの60名が詰めかけて満員。どうやらLGBT関連の講演会そのものに「初めて」参加したという雰囲気を漂わせている中年男性も数名いました。また、姫路や京都、浜松でLGBTコミュニティー活動を熱心に行っている人などもいて、地理的にも幅広い所から集まったようです。神戸といえばお馴染みのケンゾヲ★さんの司会で始まった勉強会は、とてもやわらかい雰囲気で進行。神戸が地元であるという尾辻さんも、いつになくリラックスした様子で生き生きと喋っていました。神戸では心置きなく関西弁で喋れるということも、その理由なのかもしれませんね。

●Lの世界のジェニファー・ビールスが二丁目に!&尾辻かな子さんライフヒストリー2008@神戸<前半>
  
Lの世界 vol.1・・・レズビアンの間では有名だったアメリカのテレビドラマが、ついにメジャー・レーベルからDVD発売されました。

●尾辻かな子さんライフヒストリー2008@神戸<後半>
  

 すでにYouTube上には、いくつも尾辻さんのライフヒストリーが載っているわけですが(爆)、今回のものが最も聴きやすく、なおかつ面白くてコンパクトに要点がまとまっていたのではないかと思います。(←評価がマニアックでスミマセン。笑)

 この日は地元・神戸での講演ということで、中学時代の同級生が初めて聞きに来ていたことに驚き感激していた尾辻さん。休憩時間に、その同級生が尾辻さんのところにやってきて涙を流している光景がありました。あとで理由を聞いてみたところ、「中学生だった当時に、尾辻さんの孤独とか辛さがわかってあげられなかったことが悔しくて、涙が出た」んだそうです。尾辻さんのカミングアウトは本が出たことで知ってはいたそうですが、実際に話を聞いて、「わがこと」のように共感して泣いてしまったのだそうです。正直うらやましかったなぁ~、その光景。FC2同性愛 Blog Ranking

パフナイト★67●カミングアウト・レターズ05●レズビアンのハードル



 前回のイトー・ターリさんの話を受けて、砂川秀樹さんが語ります。「女性である」ということで、ゲイよりもマイノリティーとしてのハードルが高いと語られることの多い「レズビアン」について。

05●レズビアンのハードル
  

RYOJI・砂川秀樹編著「カミングアウトレターズ」

 本当は収録されている書簡の数が多い少ないなんてことは、どうでもいいことなんですが(笑)、この話題をきっかけに「女性問題」についての言及が起こるかな、ということでパフナイトとしては突っ込んでみたかった質問なのでした。

 これまで、44回の歴史を重ねてきたパフナイト。創立からのスタッフである司会の沢部さんはよく、2007年の6月10日に行われた「尾辻かな子さん、国会へカミングイン?~ 一言アピール、選挙、国政トーク」の時の参加者から行われた尾辻さんへの一言アピールの連続が、パフナイトとしての一つの到達点だったのではないかということを口にします。僕もあの時はビデオ撮影をしながら何度も鳥肌が立ちましたし、尾辻さんの選挙戦中で1、2位を争う「名場面」だったのではないかと思っています。LGBTが「生活者としての顔と主体性」を獲得しようと本気で立ち上がり、動き始めた。そんな熱をリアルに感じることの出来たイベントでした。

 かつては「一方的に語られる存在」だったレズビアンをはじめとするセクシュアル・マイノリティーが臆せずに自己を主張するようになった現代。その動きはもう後退することはないことでしょう。FC2同性愛 Blog Ranking

YOUTH TALK 性的マイノリティと教育08●保坂展人さん~学校に代わるもう一つのコミュニティーを創ったこと



 昨年のYOUTH TALK「これからのパートナーシップ」では東京レズビアン&ゲイパレード行進報告を語りながら、国会の場で「LGBT差別はおかしいよと言って行く場を作ります」と約束してくださった社民党の衆議院議員・保坂展人さん。いやぁ~あの時の僕は知らないことだらけだったものだから驚きましたよ。「国会議員がパレードに参加してたんだ!」って(笑)。その後2007年の東京プライドパレードには福島みずほさんも歩くなど、LGBT関連イベントに現役国会議員の参加が増えて来ています。LGBTの問題が「政治課題なんだ」という認識が、確実に広がってきていることを感じますね。さて保坂さんは今年はYouth Talkの場で何を語ったのでしょうか。

10●保坂展人さん~学校に代わるもう一つのコミュニティーを作ったこと
  

 国会の場では「質問王」とも呼ばれているらしい保坂さん。そういえば国会での論戦を報じるニュース番組で、舌鋒鋭く追及している姿を頻繁に見かけますね。そんな保坂さんの後援団体である「保坂展人と元気印の会」がサポートし、次代を担う世代に活躍や交流の「場」を作ろうというコンセプトで行われているYouth Talk。この日も確実に、世代や地域を越えた多くの人を出会わせ、場には「熱」が生まれ、後半になるほど濃密な言葉が飛び交う夜になったのでした。今後の展開に御期待ください。FC2 同性愛Blog Ranking

パフナイト★66●3月のパフナイトは「LGBTの家族と友人をつなぐ会」とパフをつなごうかい?

 3月1日のパフナイトは「LGBTの家族と友人をつなぐ会」 の皆様を神戸・東京からお迎えして行います。 尾辻かな子さんのお母様である尾辻孝子さんの出演もあります。


●3月のパフナイト
「つなぐ会」とパフをつなごうかい?
~「LGBTの家族と友人をつなぐ会」からゲストをお招きして
・・・・・

セクシュアル・マイノリティの当事者が
出会ったり交流する場はたくさん出来たけど
カミングアウトされた家族や友人は、
どうすればいいの?

いきなりカミングアウトされて「常識」を覆された動揺を
独りで抱え込んで悩まなくてはならないの?
「男らしさ」「女らしさ」の強制や
ホモフォビア(同性愛嫌悪)が蔓延している社会の中で・・・。

そんな家族や友人の孤独を解消するべく
2006年に神戸で発足した「LGBTの家族と友人をつなぐ会」。
静かな歩みはじわじわと共感の輪を広げ
ついに昨年、NPO法人になりました。
「かつての私と同じ悩みで苦しんで欲しくない」
そんな思いが原動力。活動はますます加速しています。

3月のパフナイトでは、そんな「家族と友人をつなぐ会」の
お母さん、お父さんたちをゲストに迎え、
会が発足した経緯や2年間の歩みを振り返り、
今後の抱負を聞いたりしながら
新たなつながりを築き、これからのことを
一緒に考えてみようと思います。
これから益々必要になってくるであろう
大切な「会」の発展のために。

 ゲスト:
  尾辻孝子さん(尾辻かな子さんのお母さん)
  小林りょう子さん(会での通称「東京の母」)
  小林博史さん(会での通称「東京の父」)
 司会:
  つな(パフナイトスタッフ)

●入場料 :1200円(w/1d)
●日時:2008年3月1日(土)
18 : 30開場/19 : 00スタート
※予約は必要ありません。お気軽にお越しください。
●場所 PA/F SPACE(パフスペース)

パフナイト公式ページ

 なお今回のパフナイトはYouTubeでの全編公開の予定はありません。「LGBTの家族と友人をつなぐ会」の活動拠点は関西なので、東京近郊の方には貴重な機会ですよ。創立から現在に至るまでのエピソードを詳しく伺いますので、ぜひお越しください!FC2 同性愛Blog Ranking

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