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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2007-12
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工藤静香リスペクト029●Ice Rainを聴く冬は、「新宿ボーイズ」が見たくなる

●You Tubeより~工藤静香 Ice rain
  

 工藤姉さんのファンならば、肌寒さの増すこの季節につい聴きたくなるのが『Ice Rain』。実はこの曲、あるドキュメンタリー映画の重要な場面で、とても印象的に使用されているのを御存知ですか?

 1996年に公開された『新宿ボーイズ』(配給UPLINK)。新宿歌舞伎町の、いわゆる「おなべバー」で働く女性の姿を描き出したドキュメンタリー映画です。撮影・監督はイギリス人の女性2人組、キム・ロンジノットさんとジャノ・ウィリアムズさん。映画についての説明は、こちらのサイトが明確です。
名古屋シネマテーク公式サイトより『新宿ボーイズ』『ドリームガールズ』

 ちょうど撮影の時期が『Ice Rain』が流行っていた1994年頃だったらしく、バーのカラオケで歌われる形で挿入されるわけですが、映画を通して描かれた主人公たちの生のありようを見事に象徴していて、とても胸に迫ってくる印象的な場面を作り出していました。

 残念ながら『新宿ボーイズ』は現在、UPLINKの日本での配給が終了し、なかなか観ることの出来ない映画となってしまっています。英語版のビデオ化はされているようですが、法人向けに高値で販売されているようです。気軽に観ることが出来ないというのは、とても残念なことです。

 実はこの監督2人組は他にも、宝塚の女性たちを描いた『ドリームガールズ』や、女子プロレス入門に青春を賭ける女性を描いた『ガイア・ガールズ』など、一貫して「女性であるということ」を問い返すことにこだわり、強烈な眼差しで現実と格闘しつつ、映画としての娯楽性を保った作品を作り続けています。「ドキュメンタリー」というとつい、難解だったり社会問題をシビアに描く暗いイメージを持ちがちではありますが、この監督たちの作品はとても「観やすい映画」なので、僕は大好きです。映像に迫力があって圧倒されながらアッという間に映画は終了しますが、不思議なことに、観終わった後になってじわじわと、いろんな場面が思い返されて考えさせられるのです。ぜひ今後も、これらの作品を連ねた特集上映などが行われたり、DVD化が実現することを願います。FC2 同性愛Blog Ranking


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