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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2007-12
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性的マイノリティーの当事者が語る「生きづらさ」とは08●尾辻かな子さん01●まだまだ政治の場で、やらなきゃならないことは多い



 久々に撮影した尾辻かな子さんは、すっかり以前のような尾辻さんに戻っていました。僕は久々に、カメラを廻していて心から「楽しい」と感じました。

尾辻かな子さん01●まだまだ政治の場で、やらなきゃならないことは多い
  

 「性的マイノリティーの当事者が語る『生きづらさ』とは」
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 最初、この題名を聞いたときには「なんてベタな…」とも感じたのですが(笑)実はなかなかどうして、絶妙のタイミングで企画されたシンポジウムだと思います。

 性的マイノリティーの当事者が「自己肯定感を高めるためのコミュニティー活動や情報環境」は、先人たちの活動によって徐々に整いつつあります。しかし、相変わらず社会的な法的保障は整わず、不利益な社会体制は放置されたまま。性的「マジョリティー」だったら感じなくても済む「生きづらさ」に、当事者たちが慣れっこになっていることが多々、あるように思うんです。

 このまま「損」をし続けないために。そして次の世代に「損」を先送りさせないために。なにより自分が自分の人生で「損」をしないためにも。これからも考え続け行動し続けようと、今の僕は再び思うようになりました。FC2 同性愛Blog Ranking
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尾辻かな子さん’07参院選アーカイブ012●選挙戦アーカイブ08●マジョリティーとマイノリティーは、線引き一つなんです。



 前回も紹介した7月14日夜の新宿二丁目での演説は、台風が接近中の雨の中、ギャラリーが集まらないにも関わらずなぜ決行されたのかと言えば、メディア数社からの取材が入っていたからです。密着取材のテレビ局に加え、大手週刊誌やスポーツ新聞の記者らが、「公示後初の二丁目での演説」を記事として仕上げるべく、この日は尾辻事務所を訪れていました。尾辻さんの立候補と選挙活動の動向は、メディア関係者にかなり注目されていました。

12●新宿二丁目仲通りでの、福島光生さんの応援演説
  

 福島さんの言っている「壮大なアンケート調査です」というキーワードは、LGBT当事者向けのメッセージとして選挙中、たびたび用いられました。この言葉の背景には、「同性愛者の当事者であることを公表した議員経験者の尾辻かな子が、性的マイノリティーの声を国会に届けることを打ち出して出馬すれば、ある程度の票が集められる」と民主党が判断したからこそ、全国比例の候補者として公認が下りたという意味が込められています。つまり「同性愛者である」ということがプラスに評価されての出馬だったというわけです。

13●演説終了。そしてmf(メゾフォルテ)での雑誌取材へ
  

 20時ギリギリまで演説をした尾辻さんは、そのまま福島光生さんの経営するバー「mf(メゾフォルテ)」に向かいます。引き続き、週刊誌のインタビューと写真撮影が行われるからです。バーへ向かう途中も、スポーツ新聞数社の記者がインタビューを続けていました。こうしたちょっとした移動時間にも記者たちは、少しでも他社より面白い独自のコメントを取ろうと尾辻さんに質問を投げかけ続けるのです。尾辻さんは休む間もなく、それらに応え続けていました。

 mf(メゾフォルテ)でのインタビューは、性的マイノリティーの事情にあまり詳しくないノンケの記者さんに対して、尾辻さんと福島さんが「これは政治課題なんだ」ということを丁寧に説明していました。こうした取材の光景を、何度見かけたことでしょう。そしてそのたびに説明する尾辻さんの言葉を、何度聞いたことでしょう。

 性的マイノリティーのことを「イロモノ」として扱わない真摯な取材態度で書かれた記事が、選挙期間中はたくさんメディアに載りました。そのことに「慣れていた」という当時の状況が、今となってはとても贅沢なことだったように思い返されます。

 尾辻さんは演説で「マジョリティーとマイノリティーは線引き一つです」と言いました。果たしてこの意味が、(構造的に)マジョリティー側に足場を置きがちなマスメディアの記者さんに、どれだけ伝わったのでしょう。FC2 同性愛Blog Ranking

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