性的マイノリティーの当事者が語る「生きづらさ」とは02●遠藤まめたさん02●どうしてこんなに「何か」にさせたがるんだろう。

前回に引き続いて遠藤まめた君のスピーチです。女子校から男女共学の「大学」に進んだ時、さまざまなストレスをさらに強く感じるようになったというまめた君。普段接している時には、ここまで深く日常の経験を話したことがなかったので、正直驚きながら聞きました。
遠藤まめたさん02●どうしてこんなに「何か」にさせたがるんだろう。
いや~。このスピーチは本当に「記録できて良かった」と思いましたね。「初舞台ならでは」の瑞々しさとか初期衝動が溢れかえる魅力がいっぱいで、荒削りだけれども思いが真っ直ぐに伝わってくるスピーチでした。これって「二度とない」かけがえのない瞬間なんですよ。

本人としては、まだまだこのスピーチでは言い足りないことがたくさんあったようですが、焦らずに少しずつ、表現し続けて欲しいです。
ではここで映像の「番外編」として、出番が終わってリラックスするまめた君を休憩時間に激写!しましたので御覧ください。カメラを廻しながら、一緒にトイレまでついて行ってしまいました…(な~にやってんだか。爆)
遠藤まめたさん03●終了後インタビュー

ところで。この日のシンポジウムは「性的マイノリティーは構築されたのか?」というテーマだったのですが、まめた君はそれに引っ掛けて「胸とかは再構築してません」と言おうかとも、ふと考えたらしいです。(←実際には言わなかったわけですから、怒らないでね~。)それを聞いて気付かされることがありました。「トランスジェンダー」と言うと、身体の性別を完全に「男っぽく」「女っぽく」することを希求する人ばかりなのかと思いがちですが、そこまでは希求しない人も少なからずいるわけですね。
大事なのは、ステレオタイプに当てはめて単純に理解するのではなく、「いろんな人がいるんだ」ということを柔らかく受け止め合うことなんだろうなぁと思います。そのためにも、「自分にとっての自然な感覚=自分にとってのフツー」を遠慮なく語り合って表現し合うことが必要。その上で、特定の人々だけがストレスを溜め込まないでいられるためにはどうすればいいのか。「社会の問題として」考えて行くべきなのでしょう。

パフナイトは通常、土曜の夜に行われるのですが今回は日曜の昼に開催。中・高校生は500円で入れます!。世代を問わず、セクシュアリティーを問わず交流できるのがパフナイトの面白さ。ぜひぜひ、お気軽に参加してくださいね。→FC2 同性愛Blog Ranking
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