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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2007-11
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性的マイノリティーの当事者が語る「生きづらさ」とは02●遠藤まめたさん02●どうしてこんなに「何か」にさせたがるんだろう。



 前回に引き続いて遠藤まめた君のスピーチです。女子校から男女共学の「大学」に進んだ時、さまざまなストレスをさらに強く感じるようになったというまめた君。普段接している時には、ここまで深く日常の経験を話したことがなかったので、正直驚きながら聞きました。

遠藤まめたさん02●どうしてこんなに「何か」にさせたがるんだろう。
  

 いや~。このスピーチは本当に「記録できて良かった」と思いましたね。「初舞台ならでは」の瑞々しさとか初期衝動が溢れかえる魅力がいっぱいで、荒削りだけれども思いが真っ直ぐに伝わってくるスピーチでした。これって「二度とない」かけがえのない瞬間なんですよ。

 ところで。まめた君はメモを見ながら話しているように見えるので終了後、なにが書いてあったのか見せてもらったのですが…殴り書きで短い単語が4つ位、書いてあっただけでした。それを見た尾辻かな子さんは「初めてで、しかもそのメモで、あれだけ喋れるなんてスゴイよ~」と驚いていました。

 本人としては、まだまだこのスピーチでは言い足りないことがたくさんあったようですが、焦らずに少しずつ、表現し続けて欲しいです。

 ではここで映像の「番外編」として、出番が終わってリラックスするまめた君を休憩時間に激写!しましたので御覧ください。カメラを廻しながら、一緒にトイレまでついて行ってしまいました…(な~にやってんだか。爆)

遠藤まめたさん03●終了後インタビュー
  

 映像の中で僕が「ユニバーサルの表示ってこれなんだぁ~」とか発言してますが…どう考えても違いますよねぇ失礼しました(爆)。こんな感じで、トイレをはじめ日常の様々な場面で立ち止まることの多い感覚って、たしかにストレス溜まるだろうなぁと、リアルに感じることの出来る瞬間でした。

 ところで。この日のシンポジウムは「性的マイノリティーは構築されたのか?」というテーマだったのですが、まめた君はそれに引っ掛けて「胸とかは再構築してません」と言おうかとも、ふと考えたらしいです。(←実際には言わなかったわけですから、怒らないでね~。)それを聞いて気付かされることがありました。「トランスジェンダー」と言うと、身体の性別を完全に「男っぽく」「女っぽく」することを希求する人ばかりなのかと思いがちですが、そこまでは希求しない人も少なからずいるわけですね。

 大事なのは、ステレオタイプに当てはめて単純に理解するのではなく、「いろんな人がいるんだ」ということを柔らかく受け止め合うことなんだろうなぁと思います。そのためにも、「自分にとっての自然な感覚=自分にとってのフツー」を遠慮なく語り合って表現し合うことが必要。その上で、特定の人々だけがストレスを溜め込まないでいられるためにはどうすればいいのか。「社会の問題として」考えて行くべきなのでしょう。

 さて。遠藤まめた君は現在、パフナイトの運営スタッフでもあるのですが、12月2日(日)13時からの「ようこそ、まめたのパフタヌーン~最新学生事情」では、初の「パフナイトの仕切り」を担当します。まめた君と同世代のセクシュアルマイノリティーの若者たちのリアルな言葉を紡ぎ出しながら、世代を超えてワイワイ語り合ってみようという企画です。

 パフナイトは通常、土曜の夜に行われるのですが今回は日曜の昼に開催。中・高校生は500円で入れます!。世代を問わず、セクシュアリティーを問わず交流できるのがパフナイトの面白さ。ぜひぜひ、お気軽に参加してくださいね。FC2 同性愛Blog Ranking
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