尾辻かな子さん’07参院選アーカイブ006●選挙戦アーカイブ02●公示日の朝。街頭での第一声

パフナイトのエロトークもいいけれど、なんだか最近、演説の映像が懐かしく思えるようになって来たのは僕だけでしょうか(←たぶんそう。爆)。参議院選挙から3ヶ月以上の時が経ち、やっとあの頃のことを冷静にふりかえることが出来る時期が来たように思います。撮りためた映像を見返す際にも「撮った時の生々しい感情」抜きに、ある意味、即物的に眺めることが出来るようになってきました。
嵐のような怒涛のスケジュールに追われていた渦中では見えなかったことや、感じられなかったことが浮上してくるかもしれない。そんな思いを込め、尾辻かな子さんの選挙期間中に撮影した映像で公開可能なものを、ネット上に「アーカイブ」として蓄積する作業は続けようと思います。結果は残念でしたが、あれだけの大きなチャレンジをしたことは、これから様々に問い直されて語り継がれるべきです。そうすることで、後世に繋がって行くものだと思いますから。
さて前回の選挙戦アーカイブでは、7月12日(木)の公示日の朝、新宿二丁目の尾辻かな子事務所での出発式の様子を紹介しましたが、いよいよ街頭での「第一声」へと移ります。この日を皮切りに17日間、全国のあちこちで尾辻さんは自らの思いを、同性愛者であるということを、そして国会議員になって実現したいことを、おもいっきり街頭で語り続けることになるのです。
02●公示日の朝。街頭での第一声
・・・これも一つの「歴史的瞬間」です。
03●公示日の朝。家西悟さんの応援演説
・・・薬害エイズの被害者として「カミングアウト」した思いと、国会議員としての経験を語ります。
→家西さとるさんホームページ
04●公示日の朝。福島光生さんの応援演説
・・・新宿二丁目のことを「開いた言葉で」説明している姿勢、サスガだと思いました。
05●公示日の朝。出発の光景
・・・メディアの取材攻勢も、あの頃は「見慣れた光景」でした。
平日の午前中で、天気が小雨だったということもあり新宿駅東口・アルタ前広場の人通りはそれほど多くはありませんでしたが、ボランティアスタッフ15名ほどが、承認シールを貼りたての「選挙ビラ」を配りに集まりました。

とても丁寧にたくさんの映像を撮りためていた取材クルーだったので、たくさん放送されることを期待していたのですが…6月に自民党の大臣たちの「失言問題」が毎週のように起こった関係で、放送予定日は延期されるばかり。結局、選挙戦突入直前の放送となってしまったために、放送時間がすごく短くなってしまったのが残念でした。なんでも、テレビ報道界の慣例として、選挙が迫れば迫るほど「特定の候補」を扱うことが難しくなるらしいんです。
あの時期の自民党の「失態続き」は民主党に大きな追い風を吹かせたわけですが、その風が尾辻さん個人の当選のために効果的だったのかというと、微妙だった・・・と言えるのかもしれません。選挙戦前に全国ネットで尾辻さんを取り上げたテレビのニュース番組は「NEWS ZERO」だけだったわけですから。

スポンサーサイト