fc2ブログ

フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2007-10
« 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 »

「クイア」ってなんなのさ010●「学会」が出来る前に、パフでプレトークするそうで。

 自分ではすっかり忘れてたんですけど、このブログに『「クイア」を学び切り拓く』なんていう青臭いタイトルのカテゴリーがあったんですねぇ~(爆)。コミュニティの会合やイベントで見聞したことを、ここにまとめて書いていたようですが…よ~く考えてみると乱暴なまとめ方(笑)。それにタイトルが(今の僕には)こっぱずかしいので変えることにしました。題して『「クイア」ってなんなのさ。』

 なんかさ~。正直よくわかんないんですけど「クイア」って言葉。最初に出会ったのはたしか、伏見憲明さんの分厚い本を立ち読みした時だったような気がします。理論として長々と説明が書いてあったので読んでみて、とりあえず理屈としてはわかったような気がしたのですが…今でもわかったようなわからないような。この言葉に出会う度に「気持ち悪さ」を抱えたままでいます、本当のところは。

 だって日常生活ではまず「使われることがない」ですし、いわゆる「コミュニティの会合や活動の場」でのみ使用されている専門用語といったイメージしか、僕にとってはありません。だから自分の内面に「肉体化」されているようには到底、思えないんですよ。だいたい日本語に訳すと「変態」だっていうのが気にいらない(爆)。自分のことを肯定的に捉えて「ウチら変態だからぁ~」ってアピールするのって仲間内の論理としてはいいのかもしれないけれど、LGBT以外の対外的なコミュニケーションを図るときに果たして有効なのかと言ったら…少し疑問があるんです。その理屈がわかる人ばかりではないし、わかる人たちってそんなに多くないんではないかと思うんですよね。

 そんな複雑な思いがある「クィア」という言葉ですが、この秋に「クィア学会」というものが設立されるということで、複雑な思いを抱えながらも注目しています(笑)。10月27日(土)に、なんとあの「東大」で設立総会が行われるそうですよ。なんでまたそんな「お堅そうな場所」で…。「権威付け」というものが必要なんでしょうかねぇ。→クィア学会公式サイト

 また、それに先立ち「クィアって何?~学会立ち上げプレトーク」というイベントが、10月14日(日)にパフスペースで行われます。第1期パフスクールで「クィア・スタディーズ」を担当していた清水晶子さんが司会。パネリストはクレア・マリィさん・石田仁さん・そして!あの「レズビアン牧師」こと堀江有里さんだということで、お堅くなりがちな話を気軽に、やわらか~く出来る場になるのではないかと期待してます。

■『クィアって何?ー学会立ち上げプレトークー』

 10月27日のクィア学会の設立大会にあわせ、プレイベントを行います!90年代のLG/クィア・スタディーズ「ブーム」から現在にいたる歴史を振り返りながら、学会設立の呼びかけ人でもあるクレア・マリィ、堀江有里、石田仁が、それぞれにとって「クィア」って何なのか、なぜ今「クィア学会」を立ち上げようとしているのか、その背景と心境とを語ります。

 クィア学会立ち上げって言うけど、クィアってそもそも何よ?と思っている方、今更クィア?と思っている方、セクマイ学会ってこと?と思っている方、そもそもなんで学会?と思っている方、学会に言いたいこと、聞きたいことはあるけれど、いきなり大会で言うのはちょっとね、という方、トークの後はフロアの皆さんと御一緒にディスカッションもあります。どうぞお友達とお誘いあわせの上、気軽に御参加ください。

[日時]10月14日(日) 13:00-16:00
[場所]PA/F スペース
[スピーカー]クレア・マリィ、堀江有里、石田仁、清水晶子(司会)
[入場料]1000円(w/1d)
[お問い合わせ]pafspace@pafspace.com 03-3207-0856

■クレア・マリィ
90年代から、日本のセクシュアリティ研究の第一線で、日本語とジェンダー及びセクシュアリティの研究に取り組む。現在は、オネェ言葉に関する研究を実施中。津田塾大学学芸学部英文学科 准教授。近著に、『発話者の言語ストラテジーとしてのネゴシエーション行為』(ひつじ書房、2007)。

■堀江有里
カムアウトしたレズビアンの牧師としてピアカウンセリングなどに取り組むと同時に、教育者、研究者としても発言と活動を続ける。クィア学会の立ち上げにはレズビアン・スタディーズの研究者として参加。近著に、『「レズビアン」という生き方 ――キリスト教の異性愛主義を問う』(新教出版社、2006)。

■石田仁
言説分析を通じた戦後日本における性的マイノリティの研究と同時にESTO(性は人権ネットワーク)などでコミュニティ活動にも取り組む。近著に、「ゲイに共感する女性たち」『ユリイカ』39(7)、総特集 腐女子マンガ大系(青土社、2007)。

■清水晶子(司会)
身体にかかわるアイデンティティの可視性と自己表象の可能性についての研究に取り組む。クィア学会事務局担当。東京大学大学院総合文化研究科准教授。近著に、'Scandalous Equivocation: A Note on the Politics of QueerSelf-Naming', Inter-Asia Cultural Studies, Volume 8, Number 4 (2007).

 司会の清水さんの「クィア・スタディーズ」に一回だけ出たことがあるんですが、わかりやすくて面白くて、すごく良かった。しかも清水さんって可愛いんです~学者だとは思えないです~(←コラ!学者に失礼だろっ!爆)。堀江有里さんもICUでの講演会で見た感じでは、ギャグをバンバン飛ばす面白いキャラクターでしたぁ。「学会」と言うと小難しいイメージを持ちがちではありますが、それも一種の「偏見」なんだなぁと反省した次第です。FC2 同性愛Blog Ranking
スポンサーサイト



HOME |

無料ホームページ ブログ(blog)