夜が明ける

→FC2 同性愛Blog Ranking部屋を片付けながら
発掘される記憶たち
走ってばかりだった過去の自分と
対面する
胸に刺さるのは
鋭い棘
これは本当に僕の人生だったのか?
これは本当に僕の人生なのか?
確信が持てぬまま
また僕は走り出すらしい
確信なんて
持たなくてもいいんじゃないかと
まるで他人事のように
笑いながら
かけがえのない、大したことのない私

昨日、 「リブ」という勝手な名付け という記事を書いたら、ある人から「これを読んでみたら?」と薦められました。田中美津さんの「かけがえのない、大したことのない私」
田中美津さんと言えば今年の1月に働く女性の全国センター発足イベントに出席してみた時に目撃したことがあります。その時はまだ、こんなに有名な人だとは知らなかったから、いきなり前に出てきて「♪女は~」って貫禄のある歌声で目を輝かせて歌いだした時には、「この人はなんなんだろう?」って、ポカーンとした記憶があります(爆)。
日本のウーマン・リブを牽引したと言っても過言ではない人だそうで、パフスペースでレズビアンの歴史の講座を受けた時にも、ウーマン・リブの文脈で何度も名前が出てきました。その度に「あの日、歌ってたあの人がねぇ」と、妙にナマナマしく思い出したもんです。
「かけがえのない、大したことのない私」・・・それにしても、いいタイトルですね。推薦してくれた悠さんによると、「リブに興味があるけどリブフォビア(偏見まみれ)になっている女性と、美津さんの対談」が載ってるんだそうです。リブっぽいことをやってる割にはリブフォビアな僕には(爆)何か得ることがあるかも。読んでみますね~。→FC2 同性愛Blog Ranking
尾辻かな子さんWe're OK!091●活動再開!映画祭と韓国報告会

っつ~かパフナイトは正直キツかった。自分の内臓がえぐられるような気持ちだった。僕にはまだ、選挙をふりかえるだなんて生々しすぎたよ。ブログに載せるの、ものすごく疲れた。「なんでこんなブログやってんだろ」って思ったし、自分が分裂してしまうんじゃないかとさえ思ったほど(笑)。とてもじゃないけど札幌パレードに行く気力は湧かず、しばらくボーっとすることにしてみました。そしたらまぁなんとか、頭の中のボヤボヤした感じは無くなって来ましたよ。10月28日の関西レインボーパレードは昨年の立ち上げを実行委員として経験したこともあり、今年の成長ぶりをなんとしてでも見に行きたいので気力を復活させねばと思います。昨年の第一回が終わった時点では「来年、無事に開催できるんだろうか」と不安材料だらけだったのですが、今年はすごく順調に準備が進んでいるみたいで本当に良かった。

まずは9月23日に第3回香川レインボー映画祭に参加するとのこと。香川県の高松市と言えば僕にとっては何気に田舎でもあるので、いつかは参加したいと思っているんですが・・・いつのことになるのやら(爆)。今年の上映作品は「トランスアメリカ」 とか「ウエディングバンケット」とか有名どころを揃えてるんですね。個人的には大木裕之監督の「カム」が気になるんですが、たった9分のために仕事を休んでまで高松には行けません(爆)。
その翌日。9月24日には新宿2丁目のバー「メゾフォルテ」で韓国の報告会を行うそうです。尾辻さんは8/31~9/3まで、韓国ソウルにある性的少数者文化人権センターのフォーラムに、お母さんの尾辻孝子さんと一緒に参加して来たのですが、その話がたくさん聞けるみたいなので要チェック!「選挙」というと敷居が高くて参加できなかった人も、こういう会ならば入りやすいかも。怖がらずにぜひ一度「ナマ尾辻」を見に来てみるのもいいんじゃないっすか~?(「リブ」って呼ばれてる人たちもたくさん見れるかも~。爆)
やっぱいいねぇ最新情報を書けるのって。ひさびさに「Running to the rainbow」を見返したくなっちゃった~(←とかやってるから「尾辻信者」とか言われるんだってば。笑)。尾辻かな子 韓国報告会@mf(メゾフォルテ)
とき 9月24日(月・休日)16時~18時
ところ mf(メゾフォルテ)
会費 最初にワンドリンク500円
(後、追加で飲まれる方、アルコール500円 ソフトドリンク300円)
っていうか尾辻さんにだって良い所もあれば、正直「まだまだだな」と思う部分もたくさんあるし。あたりまえでしょ人間なんだから。神様だと思って付き合ってるわけでは「さらさらない」ので、ネット上の情報だけで余計な妄想を膨らませないように、お気をつけくださいませ。
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「リブ」という勝手な名付け

宣言しておきます。「現実の複雑さ」の中で実際にもがいて悩み、汗を流して行動している仲間達のことを「リブの方々」と勝手に一色でくくられた挙句、「聞く耳を持たない」と人格まで断定するような一方的なコメントを面識の無い方から寄せられても、このブログで相手にするつもりは今後いっさいありません。
このブログは「僕の表現の場」であって、「公的な議論の場」に設定した憶えはありません。取捨選択を行うことも含めて僕の意志表示です。コメントが表示されないからといって暴力的なコメントを連続的に投稿するような人のIPは「コメント記入禁止」に設定します。不意に目にする言葉の暴力に、いつまでも耐えられるほど強い心臓を僕は持ち合わせてはいませんから。
僕は聖人君子ではありません。「リブのakaboshi」と勝手なイメージを持たれて役割を期待されても、「は?誰それ?」としか思えないのが実際の僕です。そもそも「リブフォビア」を抱えている誰かを「導く」だとか「救う」だとか。そんな大それたことを意図した活動をしてきたつもりはありませんし、これからもするつもりはありません。なぜなら僕だって「リブフォビア」を抱えている当事者だからです(笑)。あくまでも個人的欲求に従って行動し、表現しているだけなので、過剰な期待を押し付けられても困るんです。
「フォビア」を抱えていることに本人が気付いたのならば、それをどうするのかは当人の問題であって、他者が口を挿む問題ではないように思います。僕は「フォビア」は全て克服されるべきことだとは、単純には考えていません。あえて向き合い続けてみるということも、一つの選択肢ではないでしょうか。なぜ嫌いなのか。なぜ気になってしまうのか。そこにこだわり続けるということが、不思議なパワーを生み出すことだってあるのではないかと思います。
そういう意味では僕の場合は今、「フォビアの対象」である「リブと呼ばれる活動」に飛び込んでみて、自らの「フォビア」を検証してみている段階なのかもしれませんね。このブログでは映像を通して、その過程を表現しているつもりです。
とにかく、旧時代的な分類法で自己と他者を切り離して単純に語ってしまうことの不毛は、そろそろ終わりにしませんか。→FC2 同性愛Blog Ranking
★後半部分、加筆・修正しました。(9月22日)
パフナイト★28●選挙戦をふりかえる07●・・・で、けっきょく蜃気楼だった?
22●LGBTと「自殺」の問題ゲイ・バイセクシュアル男性、14%が自殺未遂経験
ゲイ(同性愛の男性)とバイセクシュアル(両性を愛する)の男性の約半数が学校でいじめに遭い、3人に2人は自殺を考え、14%は自殺未遂の経験がある――。京都大大学院医学研究科の日高庸晴客員研究員らが実施し、約6千人が回答した大規模な調査で、こんな結果が出た。
調査は、国の補助を受け05年8~11月にインターネットを通じて実施。ゲイのサイトや雑誌で参加を呼びかけ、男性と性経験があるという6千人以上から回答があり、「冷やかし」や重複を除いた5731人を有効回答とした。8割が20~30代で、ゲイが68%、バイセクシュアルが26%、ほかは「わからない」などだった。
学校で「ホモ」「おかま」といった言葉を浴びた人は55%、言葉以外のいじめを受けた人は45%いた。心の健康状態を医学的な質問を通じて測ったところ、若い世代ほど抑うつ度が高く、自尊感情が低かった。
(asahi.com 2007年09月08日)
★mixi「おっつん(尾辻かな子さん)との絆」
23●・・・で、けっきょく蜃気楼だった?
今回のパフナイト。僕は企画側にいたのですが正直、胃が痛かったです(笑)。でも、時には厳しく時には笑い合いながら、こういう風にフランクに語り合うことが出来てこそ「コミュニティー」と言えるのではないかと感じることが出来ました。
なにも行動しないままでは蜃気楼のまま。多様性を認め合う社会ってきっと、不断の努力が誰にとっても必要なものなのでしょうね。僕は君ではなく、君は僕ではないのですから。
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