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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2007-07
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ユルユルの中のフワフワ ~「No Border」と「デンジャラス・リビング」を観て。



 参院選が公示期間に入りましたね~。これでしばらく「フツーに生きてるGAYの日常」の更新も停止か!?と思われた方、期待を裏切ってスミマセン。ただ単に最近の更新ラッシュの無理がたたり、疲れていただけでございます~(爆)。

 さてさて。せっかくの三連休、台風が見事に日本縦断しようとしてますが、東京の青山スパイラルホールではそんな悪条件にもめげずに「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」が開催中です。この悪天候では当日券が出にくいでしょうから、実行委員の人たちも焦っていることでしょう。皆さん!今後もこの映画祭が継続して行われるように、ぜひ映画祭に積極的に足を運んで貴重なLGBT文化活動への支援を行いましょう!
公式サイトはこちら。

 さて。14日(土)にはウイメンズプラザで「No Border~世界のLGBTからのメッセージ」の上映がありました。もしこのブログの読者で御覧いただけた方がいらっしゃいましたら、どうもありがとうございました。こんな地味なドキュメンタリー2本立てなのにも関わらず、思ったよりも客席が埋まっていてホッとしましたよ。

 2本続けて観て驚いたのは、映画祭のプログラミング能力の高さです!最初に上映された「No Border」と、併映の「デンジャラス・リビング」の内容が、とても密接に関連していたんです。いや~。この組み合わせを思い付いた方、かなりスゴイですよ本当に。

 それにしても「日本社会」ってホント、ユルユルなんですね~(爆)。両作品を観客として見てみて、なによりもそのことが印象に残りました。だって世界を見渡せば現代においても、命の危険にさらされながらも国際会議に出席したり、必死な思いを込めて表現活動をしているLGBT当事者がたくさんいるんですよ。彼らの生命力、そして彼らの発散するエネルギーは本当にスゴイです。スクリーンからは、そのことがビンビンと伝わって来ました。

 しか~し。

 とりあえずLGBTが命の危険には晒されているとは言えない日本社会において、どうして法整備が整っていないのか。どうして日本のLGBTは相変わらず制度上、ほぼ「いないもの」として扱われているのか。どうして当事者たちは、そのことを結果的に「放置」し続けて来たのだろうか・・・。

 つまるところ、日本社会がユルユルだからなんでしょうね~(爆)。

 でもきっと、ユルユルしていられるのは、「危機」を経験していないからなんだと思います。それはある意味では幸せなことなのですが、別の意味では「危機の可能性を放置し続けている状態」だと言う事もできます。自分の身や、自分の愛する人の身に、LGBTであるがゆえの「危機」が起きるリスクを、常に抱えているのが今の状態。だって法律が僕らのライフスタイルを守る仕組みには、なっていないわけですから。

 ユルユルした社会状況に身を任せてフワフワしている日本のLGBT。それって実は、ものすごく危機的な状態なのではないかと改めて感じた映画鑑賞でした。
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