フツーに語ろう同性愛003●ゲイがフツーに登場した「芸恋リアル」

スポーツインストラクターをしているという彼のフツーっぷりには、スタジオのタレントたちの方が少し困惑していたほどです。顔出し・実名公表は本人にとっては「フツーのこと」でも、周りにとっては「フツーのこと」ではなかったようで。その温度差が如実に画面に映し出されていて、笑いを喚起する一つの要素になっていました。
司会の島田紳介さんには事前にスタッフから「同性愛者の人権への配慮をきちんとするように」指示が出されていたようです。ゲイの方を登場させる際に、「別に珍しいことではないんですよね。10人いたら1人は、そういう傾向にあるらしいから。」と、発言していました。日本テレビといえば特に昨年、数々のエキセントリックな同性愛描写や表現を繰り返してきました。新宿二丁目を取材した番組の表現について、2006年の5月17日(IDAHOの日)に尾辻かな子さん達が抗議文を提出したりもしています。もしかして、その効果があったのかもしれませんね~(笑)。
●LGBT可視化に向けて011●日本テレビ、「LGBTに関する公平な報道を求める要望書」への回答を寄せる
そういえば1990年代初頭にテレビや雑誌で「ゲイ・ブーム」が起こったことがあるそうで、「ゲイを描けば視聴率が取れる」と言われるほど連日のようにゴールデンタイムに「ゲイもの」が放送されていたそうです!(今じゃ信じらんない。爆)。当時の番組を録画したビデオを見たことがあるのですが、カミングアウトを「ショー」のように扱ったりしているので、けっこう笑えました(笑)。黒子のような格好で顔を隠しながらスタジオに登場した当事者が、周囲に促されて顔を出してカミングアウトさせられるのですが・・・まるで清水の舞台から飛び降りるがごとく一大決心をした上で、震えて涙を流しながら顔と名前を公表する「勇姿」を見て、お茶の間の視聴者が涙を流したりしていたようです。(←完全に視聴率稼ぎの「ネタ」ですね。)
その頃と比べると、確実に時代は変わったんですね。いまやカミングアウト済みの当事者たちは、ごく自然にありのままの姿で、特に気張ることもなくテレビに出たりするんです。
同性愛者がテレビに出る時。顔と名前を公開するためには一大決心が必要だった。そのことがテレビの「娯楽」として消費された時代があった。そんな風に「歴史上の出来事」として語られ始めているのが、現代という時代なのでしょう。
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神戸LGBTIQプライドマーチ参加記12●アフターパーティーL.T.mini03●エイズに学ぶ、心豊かになる為の神戸からのメッセージ

まずは、このブログではすっかりお馴染みのカケジクさんによる、陽性者の手記の朗読です。
★カケジクさんは現在、池袋にあるHIV/AIDS情報ラウンジ「ふぉー・てぃー」の職員として勤務しています。
★また、2ヶ月に一度のトークイベント「キラキラ☆ガールフレンズ」を行っています。

HIV/AIDSの問題は現在、ゲイ・コミュニティーを語る際に絶対にはずすことの出来ない、緊急かつ深刻な問題となっています。
★「ここだけの話」として語られた内容については、今回、YouTube公開を控えさせていただきました。
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ケイさんは、性同一性障害(GID)を理由に解雇されたとして、社会福祉法人「大阪自彊館」(大阪市西成区)に、解雇無効の確認と慰謝料200万円などを求める訴訟を大阪地裁に起こしています。この問題は昨年10月に東京新聞で報道された後、テレビ朝日「スーパーモーニング」で放送されるなどして成り行きが注目されています。
★神戸LGBTIQプライドマーチ全映像PLAYLISTはこちら。
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NLGR2007★レインボーフォーラム01●パートナーシップと健康、暮らし

NLGRでの同性結婚式が行われる直前、名古屋の池田公園野外ステージではレインボーフォーラムが行われました。「パートナーシップと健康・暮らし」というテーマで行われたトークの出席者は「僕らのゲイライフプロジェクト」共同世話人の「Kたろう」さん、「ふうま」さん、そして前・大阪府議会議員の尾辻かな子さんです。
結婚式直前の尾辻さんの思いがたくさん語られているトークの様子を連載します。お楽しみに。→FC2 同性愛Blog Ranking