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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2007-02
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my dear 002●惑い


力が抜けたような
肩の重荷が下りたような
不思議な感覚

はじめて会って
はじめて言葉を交わしたのに
まるで
ずっと今まで一緒にいたかのような
近さと親しみと安心感と

君はそれを言葉にした

僕も同じことを感じていたが
言葉になんか出来なくて

ただ戸惑うだけだった

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マスメディアのゲイ描写005●日本のレズビアン・ゲイの推定人口、流通専門紙に掲載される

 2月12日(月)付の日経流通新聞(MJ)に、日本のレズビアンとゲイの推定人口を調査したという記事が掲載されました。

 MJのような経済・産業情報紙は「企業からのニュース・リリース」をそのままの形で掲載している場合が多いので、こうした情報は「企業PR」だということを念頭に置いて情報を読み解く必要があります。この情報をリリースした(株)パジェンダは昨年(2006年)8月に設立された新しい会社であり、ネット上に「Catalo-g」という会員制のポータルサイトを設けています。最近では雑誌『yes vol.5』の裏表紙に広告を掲載したりと、「LGBTフレンドリー」であることをアピールしながらの事業を展開し始めています。ついに日本でも、こうした動きが芽生え始めたのですね。


●MJ2007年2/12(月)4面より

   LG市場規模 6兆6000億円~民間調べ、芸術など関心~

 レズビアン・ゲイ(LG)の推定人口は270万人、市場(消費支出)規模は6兆6000億円―。企業向けコンサルティングなどを手がけるパジェンダ(東京・千代田区、箱石克好社長)は性的マイノリティーに関する調査結果をまとめた。LGは美容や芸術への関心が高く、消費意欲も高いなどの傾向がわかった。
 調査は昨年11月下旬に実施。20~59歳のインターネット利用者約20万人に呼びかけ、同意した38174人から抽出したLG1001人、異性愛者1000人から回答を得た。
統計学的に推計したレズビアン人口は166万人、ゲイは108万人。計274万人は20~59歳人口の3.9%にあたる。LGの可能性を意識する人を含めると潜在人口は640万人で同人口の9.2%に達するという。

 消費生活では、LGはネットショッピングやオークション(競売)の利用割合が多く、ペットの所有率、エステティックサロンやフィットネスクラブなどの利用率も高かった。

 これらの結果から、生活費や住居費を含めたLGの2005年の市場規模は6兆6423億円、潜在人口を加味すると15兆5209億円と算出した。中でも、外食やファッション、通信、教養娯楽用耐久財(AVやゲーム機器など)、化粧品(理美容用品)、理美容サービスで消費が旺盛という。



「LGの可能性を意識する人」は5.3%

 この記事では「LGの可能性を意識する人」つまり自己認識が揺らいでいる人の存在に言及している点が面白いと思いました。つまり「同性愛者である」とはっきり意識している3.9%の人たちと、「異性愛者である」と意識している90.8%の人たちの間に「5.3%の揺らいでいる人たちがいる」ということが暗示されているのです。

 自己のアイデンティティーを「どう名付け、どう位置付けるのか」は人として生きている限りにおいては常に「揺らぐ可能性」を否定できるものではありません。それは時代や社会環境によっても影響されることでしょう。今の日本のように「異性愛者であることが当然のことである」とされがちな社会においては、「同性愛者である」と自己認識する人の比率は低くなるのではないかと思います。なぜなら、自己を肯定できる「モデルケース」が見えにくいからです。

 日本のこれまでの社会状況から察するに、世代が高くなればなるほど肯定感を感じにくい人の率は高くなるでしょうから、20~59歳のレズビアン・ゲイ人口が3.9%というのは、なかなか納得できる数値であると僕は感じます。

 今後、日本でも同性愛者の存在が社会的に「可視化」されて行けば、「5.3%の揺らいでいる人たち」の率は減り、「同性愛者である」と自己認識する人の比率は増えることでしょう。こうした調査はぜひ毎年、継続して行って欲しいですね。

 ところで。「揺らいでいる人たち」の中に入る可能性があるのは、なにも「同性愛者」ばかりではありません。「異性愛者」という自己認識で現在を生きている人々も、「揺らぐ」可能性を常に秘めながら生きているのではないでしょうか。
 人間って、いろんな可能性に満ちた揺らぎやすい生き物だからこそ、面白いんじゃないですかね。FC2 同性愛Blog Ranking

LGBT可視化に向けて054●「東京Pride」設立総会 25日開催



 え~っと。この写真は原宿駅前の歩道橋から「コソコソと」撮影したものです。被写体との距離が、当時の僕の小心者ぶりを物語っていますね~(爆)。

 昨年(2006年)の夏。僕は東京レズビアン&ゲイ・パレードを沿道から見たことで、大きな感動を得ました。その頃の僕はまだLGBTの友人が少なく、日常において隔絶されているかのような気持ちを鬱積しがちだったため、「仲間がこんなにたくさんいる」という光景を目の当たりにしただけで心が温かくなったのを憶えています。あの時の感動が原動力となって札幌パレードを見に行き、関西レインボーパレードの実行委員になって、ついにはYouTubeに映像を掲載してしまうほど行動がエスカレートしたりなんかもしちゃったりして。(←いくらなんでもエスカレートしすぎだろ~がっ!爆)

 多くのLGBT当事者達や、LGBT支援者を勇気付けて来た東京でのパレードを、今後も継続して行い続けるためにと設立されたのが「東京Pride」という組織だそうです。「パレード」という本でお馴染み砂川秀樹さんらが中心になって2005年に発足。これまでは有志メンバー主体での活動だったようですが、いよいよ25日(日)に正式な設立総会が開かれます。当日までに会員登録をすれば、どなたでも参加できるとのこと。詳しくは東京Prideのホームページを御覧ください。

東京Pride公式ホームページ

 パレードという場を「作り出す立場」になって見えてくるものってたくさんあるでしょうし、なにより実行委員になると素敵な出会いがたくさんありますよ。興味のある方はぜひ、総会に参加してみてはいかがでしょうか。FC2 同性愛Blog Ranking

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