中村中の歌世界012●ナマ歌&握手会体験記in葛飾

秋晴れの10月28日土曜日。かねてから念願だった中村中さんのライブを見に、東京の下町まで出かけてきました。上野から京成電鉄に乗って20分ほど。こういうことでもないと足を踏み入れない、僕にとっての「ディープ東京」とも言うべき地域・葛飾区です。
青砥駅を下りた途端に感じるのは、なんとも言えない安らいだ空気。土曜の午前中ということもあり、街はすっかり休日モード。ほんわかした空気感が、都会生活でギスギスしがちな神経を休ませてくれるかのようです。そのままゆったりとした住宅地を歩き、「テクノプラザかつしか」という公民館へ向かいました。

ライブは公民館の中の吹き抜けスペースで行われます。ステージが設けられパイプ椅子が並べられていますが200人も集まれば一杯になってしまうような空間。人の集まり具合はまぁ「そこそこ」という感じ。だって午前11時ですもん。予想通りの「新人歌手っぽい」ロケーションに嬉しくなってしまいました。そうそう、こういうのを見てみたかったんだよね。

中村中さんが登場しました。僕は、はじめて「生」の姿を見たのですが、やっぱり「かわいいなぁ」と思いましたよ。スカートではなく長めの半ズボンを履き、カジュアルな雰囲気。「こんにちは」と話す声は、先ほどまでのアナウンサーとは対照的に「無理をしないテンション」であり、周囲がガヤガヤとうるさい環境なので耳をそばだてないと聴き逃してしまいそうです(笑)。
まずはギターの弾き語りで、松任谷由美さんの『卒業写真』を歌いました。歌いだしの「♪悲しいことがあると~」の部分で、ゾゾゾ~っと鳥肌が立ちました。TVやCDを通してよりも遥かに強烈に胸に迫ってくる歌声です。なんなんでしょうね、この感覚は。グワッと心臓を掴まれるかのような強烈な吸引力がある声です。

ギターから電子ピアノへと移動して披露した3曲目は、デビュー曲「汚れた下着」のカップリング曲である『風の街を捨てて』。観客に手拍子と足拍子を指導してからの歌唱だったのですが、足のリズムの難易度が高くて多くの観客はなかなか出来ずに戸惑います(笑)。中村さんにもその戸惑いが伝わり焦ったのか、ちょっとペースが乱れながらの歌唱でした。歌い終わってから「すみません、あとで反省会します(笑)」とオチを作っていましたが、一生懸命さが伝わってきたので逆に好印象でした。
最後はやっぱり『友達の詩』。でも、こういうバラードはやっぱり静かな環境で「浸りながら」聞きたいものですね。物産展の買い物客で賑わう騒々しいシチュエーションでは、なかなか歌世界に集中できなくて残念でした(笑)。

前の人たちを見ると、握手の際に彼女に言葉をかけ、二言三言会話しているようです。なにか気の利いた言葉でもかけたいなぁと考えたのですが、結局シンプルに「応援してますっ!」の一言しか言えませんでした(爆)。でも、キラキラした目をしながらギュッと手を握り返して「はいっ!」と返事してくれたので、素直に感激してしまいました。ほんの数秒だけど目と目が合うのって、やっぱりいいですね~(笑)。

「ザ・新人歌手」といった感じの中村さんの新曲リリースイベント、まだまだ各地でやっているようですね。いろんなロケーションやステージ構成が楽しめるみたいで、通いつめているファンの方も結構いるみたいです。こういう機会は今だけかも。彼女の歌はとにかくぜひ、ナマで聴いて堪能してみてくださいね。→FC2 同性愛Blog Ranking
▼Deep東京Love~中村中ライブのある景色in葛飾

●2nd SINGLE「友達の詩」
●3rd SINGLE「私の中の「いい女」」
●1stアルバム2007年1月1日発売
●中村中公式Web
●ブログ「恋愛中毒」
●ロックミュージカル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」
2007.2.15thu~3.4sun 新宿FACE
2007.3.15thu・3.16fri Zepp Sendai
2007.3.22thu~3.25sun 大阪・松下IMPホール
2007.3.27tue・3.28wed Zepp Nagoya
2007.3.31sat Zepp Fukuoka
2007.4.7sat・4.8sun 東京厚生年金会館 大ホール
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