YOUTH TALK 08●きっかけは映画「ハーヴェイ・ミルク」~福島みずほさん

1985年のアカデミー最優秀長編記録映画賞を受賞した傑作ドキュメンタリーで、僕も大学時代に見ました。ただ、情けないことにその頃の僕は自分が「ゲイかもしれない」ことから逃げていたので、内容にはショックを受けましたけれども、それ以上深くは考えなかったような気がします。
あれから10年。なんとか自分を素直に見つめることを覚えた今の僕が見たらどう感じるのか。見返してみたくなりました。
● 映画「ハーヴェイ・ミルク」DVD
●「ゲイの市長と呼ばれた男〈上〉―ハーヴェイ・ミルクとその時代」
●「ゲイの市長と呼ばれた男〈下〉―ハーヴェイ・ミルクとその時代」
トークは続いて尾辻かな子さんが「同性パートナーシップというものをどう考えていくべきなのか」を語ります。→FC2 同性愛Blog Ranking
タックスノット初体験

・・・嬉しかった~!なにせ僕は、いまだ一人ではゲイバーに入れない小心者ですから(笑)。こういうシチュエーションを心の何処かで待っていたことは確かです。
タックスノットのことは以前からよく耳にしていましたし、劇団フライングステージの公演で経営者の大塚隆史さんのことが取り上げられたりしていて気になっていました。実は僕が「ゲイである」ことを受け入れ始めたばかりで2丁目に恐怖心を抱いていた頃、おそるおそる店の前まで行ってみたことがあります。意を決して入ろうかと思った時・・・中から笑い声が聴こえてきてビビってしまい、つい引き返してしまったという苦い思い出があります・・・あの時、扉を開けていたら何かが変わっていたかもしれませんから人生って不思議ですね~。
そんな憧れのお店に、こんなに呆気なく何気なく入ってしまうことが出来るなんて信じられないようなフワフワした気持ちだったのですが、最近の僕はこういう時は流れに身を任せることにしています。その日カウンターに入っていたお店の方はとても気さくな方で、客がどんな言葉を投げかけても上手に拾ってくれるような安心感を感じさせてくれます。とりあえず怖くないのでホッとしました(笑)。

カウンターを挟んで軽妙に交わされる彼らの会話のリズムが面白く、内心では「僕に話を振らなくてもいいから、このままずっと話を聴かせてて~」と、いつもの傍観者癖が顔を覗かせていたりしました(笑)。実は僕、隅でこっそり全体を見渡しているか、カメラを廻しながら黙っている時が自分としてはいちばん「自分らしく」落ち着く状態なんです・・・(←困った習性。爆)
でもそんなんじゃ困るので、今後は一人で店に入ってみて「場慣れ」して行くことも必要なのではないかなぁと・・・思ったけれど実行はいつになることやら。立派なゲイになるために、まだまだクリアすべきことは尽きないのであ~る。 →FC2 同性愛Blog Ranking
YOUTH TALK 07●国会の中で「LGBT差別はおかしいよ」と言って行く場を作ります~保坂展人さん挨拶

「国会の中で、もっと他の党の国会議員も含めて、この差別について『おかしいよ』とちゃんと言って行く場を作ります」という約束をしてくださっている保坂さん。最近は「いじめ問題」で国会での活躍が報じられていますが、LGBT問題についての今後の活動にも期待して注目しましょう!
なお、この「Youth talk about JAPAN」というイベントは4回シリーズで行われ、毎回保坂さんがゲスト出演しているそうです。(残るは12/2と12/23の2回。) ●Youth Talk About Japanサイト
さていよいよ映像連載は、休憩後のトークへと続きます。どんどん実際的でタメになる話に展開して行きますよ~。→FC2 同性愛Blog Ranking
YOUTH TALK 06●事実婚と同性カップル、法律上の実際の問題点~福島みずほさん挨拶③
福島さんの発言の要点をメモしてみました。
事実婚の場合
●パートナーの葬式の喪主をやるには遺言を書けばいい。(→同性パートナーの場合も)
→トラブルを回避するには、家族や周りにも言っておくことが必要
●「事実婚」で明らかに法律上クリア出来ない点
①法定相続人にならない→遺言書けばOK。でも税金が高くなる
②配偶者控除がない→税金
③配偶者ビザ
・・・あとは、創意工夫と運用によって、困難な場合とクリアできる場合がある
同性カップルの場合
●「結婚届」を出す・出さないの選択肢が無い(まだ結婚届を出した当事者がいない)
・・・法律上は「出来る」という説と「出来ない」という説がある。←まだ挑戦したことが無い
・・・結婚届を出し、不受理になるだろうから「行政処分の不受理取り消し訴訟」をして問題提起をしようとしたレズビアンカップルが、かつていた。(結局まだしていない。)
●異性愛のカップルよりも、「カップル」という認識が社会の中にないから困難なところはある。だが「事実婚」と互いに参考に出来るところもある。
似ているところ
●許容性が社会にあるかどうか(に左右される)。
●外国では、異性愛の事実婚で先行し、ゲイ・レズビアンのカップルでの「事実婚」を保護する「パートナーシップ法」が出てくる。←「事実婚」と「同性カップル」は敵対するものではなく、連動するものがあるかもしれない。
社民党の取り組み
●1998年の「21世紀人権大綱」の中で「性的指向に関する権利」を打ち出す
→政党が行った「はじめて」のもの。
●今年、男女雇用機会均等法の改正法案を提出。(社民党と共産党の共同提案)
「政府はこの法律の施行後3年を目途として、雇用の分野における労働者が、性同一性障害者であることを理由とする差別的取扱い、労働者の性的指向を理由とする差別的取扱い等に関する既成のあり方について検討を加え、その結果に基いて必要な措置を講ずるものとすること。」というのを入れるが、結局政府案が通ったために、この案は通らず。
僕が面白いと思ったのは、同性同士で「結婚届」を出してみたカップルが、まだ日本にはいないということ。訴訟を起こして問題提起をしてみたら、結構おもしろいかもしれませんね。・・・誰かやってみませんか~?(笑)→FC2 同性愛Blog Ranking
第2回香川レインボー映画祭 開催中!

そんな香川県高松市で「レインボー映画祭」が25・26日の2日間に渡って開催されます。
●公式サイト
さすがに今回、僕は行けませんが(笑)プログラムを見ると見たことのない作品がたくさんあるので気持ちはウズウズしてしまいます。チラシやホームページのデザインも素敵で、実行委員の方々の思いが伝わってきます。いつか必ず観に行きたいので、ぜひ今後も継続して開催し続けてくださいね~。まずは今回の成功を祈ってます。→FC2 同性愛Blog Ranking