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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

中村中(あたる)の歌世界004●ヒットの予兆



 今日、コンビニの店内とスーパーの隣の自転車屋のラジオから「友達の詩」が流れてくるのを聴きました。中村中さんの歌声は雑踏の中でも通りがよく、ダイレクトに耳に届いてきます。メロディーも憶えやすく、詩もかなりインパクトがあります。実はこの曲けっこう、ヒット曲の条件を満たしているのではないかと感じました。街の喧騒に埋没しない強さがある歌声なのです。

 誘われるようにそのまま、思わずCDショップに行っちゃいました(笑)。彼女は新人歌手なので「ま行」の棚を地道に探す必要があるかな・・・と思いきや、なんと店頭に堂々と「中村中コーナー」が設けられているではありませんかっ!。しかも先日放送された「ぼくらの音楽」のビデオが流され、岩崎宏美さんのカバーアルバムと共にデビューシングルまで並べられています。あの番組の放送は相当に反響が大きかったようですね。レコード会社やCDショップの店員さんが急ごしらえで強力プッシュしているのがわかります。

 そのまましばらく、モニターで流れる「僕らの音楽」を再び見てみたら、すごく真摯であたたかい番組だったのだと再認識しました。若い彼女のはつらつとした受け答え。お母さんとのエピソードでつい零れ落ちる涙。安藤優子さんの優しく包み込むような眼差しと激励。そして、大御所・岩崎宏美さんと堂々と共演した「友達の詩」・・・。

 特に「友達の詩」は最高の歌唱でした。2人とも一言一言を丁寧に、詩を噛み締めながら、言葉を優しく聴き手の心に「置く」ようにして歌っているのです。表現者としての互いの熱や思いが静かに伝わりあい、刺激しあってどんどん高まり合って行く過程がスリリングで引き込まれます。聴き終った後、しばらくボーッとしてしまいました。

 本当に、すごい歌手が出てきたものですね。


●You Tubeで「名唱」が見られます。→僕らの音楽3 中村中×岩崎宏美「友達の詩」

1st SINGLE「汚れた下着」
2nd SINGLE「友達の詩」
「友達の詩(1万枚限定生産盤)」
岩崎宏美「Natural」

中村中公式ホームページ

NEWS!
●10月4日25:00~ニッポン放送「オールナイトニッポン」出演・・・『15歳』というテーマでメールを募集中。15歳のときに思っていたこと、悩んでいたこと、15歳のときの恋、など。
●10月6日25:00~日本テレビ「音楽戦士MUSIC FIGHTER」 出演
●10月9日23:24~日本テレビ「NEWS ZERO」出演
●10月10日22:00~日本テレビ系DRAMA COMPLEX「私が私であるために」で「心は女性だが身体は男性で生まれてきた1人の“女子大生”」が主人公のドラマ放送。中村中さんはミュージシャン役でドラマに初出演。FC2 同性愛Blog Ranking
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「yes」創刊の波紋019●「韓国ドラマ特報」の隣に・・・



                   「yes」がっ・・・!

                     2006年10月03日
                     都内某所にて。

「yes」書店内さすらいの歴史
「MEN'S NON-NO」の隣に・・・
「キネマ旬報」の隣にも・・・
「オトコのモテ肌」のうしろにも・・・
「美術手帖」の隣に・・・
速水もこみち「太陽の季節」の隣に・・・

●「yes」オフィシャル・サイト
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マスメディアのゲイ描写003●キャンデーレズ「ねぇ、私にもちょうだい」



 12月に、同性愛を描いた映画「LOVE MY LIFE」が公開されるらしいです。そのこと自体は素晴らしいことだし、どんな映画なのか興味津々なのですが・・・映画のPRで10月2日付の「日刊スポーツ」文化・芸能面に、このような記事が掲載されました。インパクトを強くして話題づくりをするためとはいえ、「キャンデーレズ」「ねぇ、私にもちょうだい」ってどうなのさ(笑)。

 もしこれが男同士の半裸のキス写真で、「キャンデーホモ」「ねえ、僕にもちょうだい」だとしたら・・・ビミョーだなぁ~(笑)。「ホモ」とか「レズ」とかいう呼称に嫌悪感を感じるかどうかは世代やその人の人生経験によって全然違うみたいですけど、僕の場合は「ホモ」「おかま」って言葉には、使われ方にもよりますけど生理的に嫌悪感を持ってしまうことが多いです。きっと「や~いホモ~」ってからかわれたり、「おかま~あ」って言われていじめられている人を、小さい頃から何度となく見て、自分も言われないようにしようと過剰に意識しながら育ったからかもしれない。今でもやっぱり「ホモ」って言葉が何かに書いてあったり直接口に出されたりすると、理由もなく「チクッ」と心に刺さるものがあります。ホント、条件反射のように(笑)。

 レズビアンの人たちにとって「レズ」という呼称は同じような感覚をもたらすと聞いたことがあるので、こういう表現の場合はどうなんだろうということに興味があります。この記事の場合は言葉だけではなくビジュアルでもメッセージが発せられているので多少は印象が違ってはくるでしょうが。当事者が開き直って「レズで~す」と言う場合と、こんな風に他者から「レッテル」のように貼られるのとでは、事情も違いますしね。

 ちなみに、映画は川野浩司さんが監督で吉井怜さんと今泉麻美さんが主演。作家の石田衣良さんが吉井さんの「ゲイの父親」役として登場。ほかに浅田美代子さん、小泉今日子さんが出演するらしいです。記事の全文は日刊スポーツのサイトで公開されています。
吉井怜と今宿麻美がレズビアンを好演(nikkan sports.com 2006年10月2日)

 記事自体には特に気になる描写はありませんし、ネット用の見出しには「レズビアン」と書かれています。つまり紙面の見出しだけが、こんな表現なのです(笑)。新聞社で「見出し」を考えるのは、記事を書いた記者ではなく「上司(デスク)」の場合が多いそうですから、記者がせっかく繊細な神経で書いた内容を、見出しが裏切ることは多々あるそうです。特にLGBT系の描写に関しては時代感覚もズレるでしょうし・・・これもその一例なんでしょうか。

やまじえびね「LOVE MY LIFE」

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