北丸雄二さんの呼びかけに賛同します

→FC2 同性愛Blog Ranking8月12日に行われた東京レズビアン&ゲイパレード2006(TLGP2006)ですが、結局どこの新聞にも記事が掲載されることがなかったそうです。マスメディアの職員にも確実にいるLGBTの仲間たちは、いったいどうしちゃったのでしょうか。
ニューヨーク在住のジャーナリスト・北丸雄二さんが、「隔数日刊 | Daily Bullshit」でマスメディアに対して要望書の提出を宣言し、連名者を募集しています。
→連名で要望を出しましょう
僕はこの呼びかけに賛同します。日本のLGBTが一堂に会する最大のイベントがなぜ報じられなかったのか、納得できないからです。北丸さんの記事を読んで賛同される方は、ぜひ出来る範囲で支持を表明してください。
マスメディアは権力です。マスメディアが報道すると、その出来事は世の中で「あったこと」として広まりますし、報じる大きさや扱われ方によって事実の「格付け」が行われます。報じられなかったことというのは、多くの人にとっては「なかったこと」になってしまうのです。今回のパレードが「報じられなかった」という事実は、現在の日本社会におけるLGBTの現実としてシビアに受けとめなくてはなりません。
また、この事実はマスメディアの内部にいるLGBTの職員たちが、相変わらず「クローゼット」を強いられ続けているということも浮き彫りにしたと思います。報道部や社会部でLGBT問題に関心を持ち、継続して取り組んでいる記者が一人でもいれば、こんな事態にはならないはずです。当事者であると思われることを恐れ、職場でLGBT問題を語りにくい雰囲気が少なからずあるのではないかと推測されます。(これはマスメディアに限ったことではありませんが。)
今後我々が更なる可視化を進めるにあたって一人一人に何が出来るのか。考える契機にするべきでしょう。そのための一歩としてまずは、ジャーナリストである北丸さんならではの行動に、協力しようと思います。
当ブログ内で北丸雄二さんに言及した主な記事
● 「yes」創刊の波紋001●フツーの感覚で買えるGAY雑誌の衝撃
● 「yes」創刊の波紋004●アメリカのゲイTV局「Logo」のフツーっぷり
● ブロークバック・マウンテンで見る世界003●UAEでも上映禁止
● 「yes」創刊の波紋010●僕を泣かせた記事のこと
●北丸雄二さんの公式サイト(読み応えのある記事満載です。)
来たよ、いるよ。

遠くから見ている
参加できないけど見ている
隊列に近付きすぎると
写真やビデオに映ってしまうから
こっそり遠くから
歩道橋の上から
出来るだけ変装をして
サングラスをかけたりしながら

でもしっかり目に焼き付けている
声を嗄らさんばかりに叫んで旗を振り
応援して存在を知らせている
たくさんの
全国から集まった
一人ひとりの仲間たち
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●LGBT可視化に向けて013●「パレード見学ゲイ」の現場報告
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