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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2006-06
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アメリカのYAHOO!が同性愛者向けポータル・サイトを開設

 アメリカはついにここまで来たか!・・・と、驚いていることすらさっさと過去にしてしまいたいくらい、羨ましくて仕方がないニュースをGAY JAPAN NEWSが報じました。なんとアメリカのYAHOO!が、同性愛者向けのポータル・サイトをついに開設したというのです。
 YAHOO! Celebrate Gay Pride on Yahoo!

 長い目で見ると、これはかなり大きな出来事だと思います。ポータルサイトは様々な情報が交錯する玄関口ですし、ゲイ・コミュニティーではない大手の一般企業でこうしたことが実現出来たということは画期的。それだけYAHOO!社内でのLGBT従業員グループが頑張ったということでしょう。今後、他の企業にも大きな影響を与えることが予想されます。
 世界中、どこの会社にも数%~10%はLGBTがいるのですから、こうした動きが起爆剤となって「LGBTであることを長所として生かせる職場環境」が整うと、どんなに素晴らしいだろうという希望を与えてくれるニュースです。空想や夢ではなく、実際に実現出来ている職場がある。本当にすごいことですね。FC2 同性愛Blog Ranking
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LGBT可視化に向けて010●「GAY RUSSIA」で日本のロシア・プライド応援活動が紹介される

 お~。なんだか嬉しくなります。
 先日、尾辻かな子さんが在大阪ロシア領事館に行かれた時の模様が、ロシアのゲイサイト「GAY RUSSIA」に掲載されました。
GAY RUSSIA 6/11「Japanese LGBT activists stand up for Human Rights of Russian LGBT」
 他にも、世界の各地からの応援が続々と紹介されているようですよ。「同じ思いで繋がっているんだ」ということが実感できて、いいですね~。ネット時代万歳!→GAY RUSSIA「FOREIGN SUPPORT」

 「GAY RUSSIA」って、けっこう充実したサイトですね。ロシアのLGBTたちのことを知るのに最適じゃないですか。英語で公開されているから世界中の人が読むことが出来るし。
 よしっ、こういうサイトを読みながら、この機会に英語力のアップに繋げるとするか。一石二鳥!FC2 同性愛Blog Ranking

トランスジェンダー映画「プルートで朝食を」公開中

 7月から「トランスアメリカ」の公開も控えている銀座の映画館「シネスイッチ銀座」で、6/10(土)から、アイルランド映画『プルートで朝食を』の公開が始まりました。→●公式サイト

 僕は初日の初回に行って来ました。配給会社や映画館のスタッフたちが緊張した面持ちで観客を迎える、初日に独特の雰囲気を知ってしまうと中毒になります~。(その楽しさは「ブロークバック・マウンテン」の時に知りました~。)

 この映画はPRキャラクターにゆうこりん(小倉優子さん)とゲイのIKKOさんが起用されたり、ビジュアル・イメージがピンクで華やかなもので統一されているので集客ターゲットは女性に絞られているようです。そのためか客席も8割方、若い女性で占められていました。
 かといって、このチラシの雰囲気から「オシャレで明るく楽しい作品」なのかと期待して行くと、けっこうド肝を抜かれます。内容はかなりシビア。1960年~70年のアイルランドの暗い歴史とも密接に結びついているのです。基本的には軽妙なタッチで作られているけれども、その内実を考えてみると呆然としてしまう・・・そんな感じの映画です。

 PRにおいて、いくつかの雑誌では主人公のことを「トランスヴェスタイト」(異性装愛者)と紹介していましたが、本人が性転換をしたがっているという台詞も出てきましたので「トランスジェンダー」と言ってもいいと思います。(どちらでも間違いではありません。)
 つまりこの映画は、「男性から女性へのトランスジェンダー(=MTFTG)」を男優が演じた映画です。7月から公開される「トランスアメリカ」は、同じようなMTFトランスジェンダーを「女優が演じた」映画として話題になっていますから、見比べてみるのも面白いかもしれませんよ。

★トランスジェンダー(TG/transgender)
・・・生まれた時に与えられたジェンダーと違うジェンダーのあり方で生活することを選んでいる人。広くは異性装のトランスヴェスタイト(TV/transvestite)、性器違和のあるトランスセクシュアル(TS/transsexual)も含まれる。トランスジェンダーの中には、ホルモン投与や手術をしない人(ノンホル・ノンオペ)から、ホルモン注射を打ったり、FTMなら乳房除去、MTFなら豊胸手術、または生殖器除去までする人もいる。
・・・田中玲「トランスジェンダー・フェミニズム」P14より引用

 この映画の監督である二ール・ジョーダンは1992年にゲイを主人公にした映画「クライング・ゲーム」を作り、アカデミー賞オリジナル脚本賞を受賞しています。元IRA(アイルランド共和国軍)兵士と、彼が死なせてしまった男の恋人との恋を描いている作品だそうです。「プルートに朝食を」でもIRAの問題は色濃く物語に絡んで来ますので、関連性の高い作品みたいです。

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 また、原作者パトリック・マッケイブとのコンビでは1998年に「ブッチャー・ボーイ」を制作。サイト「Cheeky's Garden★英国党宣言」「The Butcher Boy」のページでは下記のように紹介されています。
「少年の心の闇をブラック・コメディ・タッチで描いたニール・ジョーダン監督の力作で、ベルリン映画祭を初めとして各国で高い評価を受けた。(日本では、世を震撼させたある少年犯罪事件とのからみで劇場公開されず)」
 いや~、かなりの問題作のようですね。どちらもこの機会に観てみようと思います。

ブッチャー・ボーイ【字幕版】(ビデオ)

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