FC2ブログ

フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2006-05
« 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 »

世界がもし100人の村だったら

世界がもし100人の村だったら
「90人が異性愛者で10人が同性愛者」
なんだと語る絵本がある


ロシアでプライド・イベントを取り囲んだ 
過激派のうち20人~30人 
警察隊のうち100人
ジャーナリストのうち5人も
LGBTなのかもしれない
僕らは見た目ではわからないから

このニュースを
ロシアに1400万人いるかもしれない
LGBTたちは
どんな気持ちで受け取ったんだろう
ますます隠れて生きなきゃいけない
不安と恐怖とフラストレーションを
どうやって解消しようとしているんだろう

どうやって
解消できるというんだろう


関連記事
  ●モスクワでのLGBTパレード不許可。ネオナチ・グループと衝突し、警官隊に鎮圧される
数字データ参考リンク(尾辻かな子活動日誌)
  ●モスクワでのゲイプライドの集まりが暴力で制圧される
映像公開中(尾辻かな子活動日誌)
  ●モスクワプライド続報
  ●ロシア、モスクワプライド続報2 
  ●モスクワプライド続報4
6月8日(木)、尾辻かな子さんが大阪モスクワ領事館に出向くそうです。
メールにてメッセージを募集しています。→otsuji_office@osaka.nifty.jp
  ●ロシア領事館に行ってきます

FC2 同性愛Blog Ranking
スポンサーサイト



LGBT可視化に向けて008●尾辻かな子さん講演会「虹色の社会をめざして」聴講記③ 自分へのカミングアウト

 私の問題ではなく、社会の問題だと思う

 尾辻かな子さんはどうやって、自分がレズビアンであることを受け入れたのだろう。自分の性的指向を長い間、なかなか受け入れることの出来なかった僕は、やはりそこが一番気になります。LGBTにとっては、「自分を受け入れる」ことが人生において、まずは大きな難関だと思うからです。

 1974年に大阪で生まれた彼女は、父・母・そしてお兄さんがいる家族で育ちます。女の子としての遊びよりも男の子と一緒に遊ぶことを好んだ彼女は、中学校の時に「尾辻は中性」という言葉でいじめられ傷付きます。そして、周りの目を常に窺いながら「人と違ってはいけない」という思いを抱いて生きるようになってしまったそうです。

 18歳の時、自分が「女性に惹かれている」事をはっきりと自覚した彼女がまず思ったことは「自分の人生はどうなってしまうんだろう」ということ。 

 多くの人は、はじめて人を好きになったらまずは、相手に思いを伝えられるかどうかで悩むのだと思いますが、同性愛者の場合は「自分の異常さ」に悩みがちです。「この気持ちを認めたら大変なことになる。とにかくこれは隠さなければならない。隠さなければ人生がとんでもないことになってしまう。」そう思った彼女が取った手段は、「都会へ行こう」ということ。 
 高知の大学に入学していた彼女は大学を休学し、「仲間に出会えるかもしれないから」と神戸の実家に戻ってフリーター生活をするようになります。そして神戸で阪神大震災に被災。九死に一生を得て「いつ死ぬかわからない。後悔したくない」という思いを強烈に抱くようになったそうです。しかしなかなか向き合えない日々は続きます。

 23歳の時に、サークルの先輩に「友情ではない思い」を抱き、自分がレズビアンであることに、はじめて向き合うようになりました。そして半年悩んだ末、同じようなLGBTの仲間達が集まるイベント等へ積極的に参加するようになり、やっと自分を受け入れるようになったそうです。その時期の大きな変革のことを彼女は「自分へのカミングアウト」という風に表現しています。

 「自分へのカミングアウト」・・・これが本当に難関です。僕は彼女よりもさらに遅く28歳でようやく自分がゲイだと認めたのですが、「自分へのカミングアウト」が怖くて逃げつづけた間は、常に自分を異常に忙しい状態に置いて「物をゆっくり考えないように」していました。主に演劇活動に没頭していたのですが、そのことによって「恋愛」だとか「誰かを好きになる」「誰かと付き合う」ということを自分から遠ざけていました。恋愛に生きている人を、醜いひがみ根性から軽蔑していましたし、自分には関係ないことなんだと思い続けてきました。ですからその間、誰とも付き合っていません。

 彼女も自分を直視できない時期は、テコンドーでオリンピックを目指したり、何かに熱中することを自分の支えにしていたようです。・・・テコンドーっていうのが格好いいですね(笑)。LGBTのイベントに関わり仲間達と接する中で自分を受け入れるようになった彼女は、ものすごい勢いで知識を吸収し、「これは私たちの問題じゃなく、社会の問題なんじゃないのか?」という思いを強く持つようになったそうです。そして社会を変える手段として政治に興味を持ち、議員インターンを経験。2003年4月に堺市で立候補。府議会議員に初当選します。「政治の世界に入ったのは、同性愛者だからなんです」と、きっぱりと言っていました。

 しかし選挙運動中は苦しかったようです。同性愛者だからこそ立候補したのに、そのことが公表できない。選挙の作戦上、周囲との協議で断念せざるを得なかったそうです。それでも周囲の数名には本当のことを告げながら、選挙のイメージカラーを「レインボーカラー」にすることで「わかる人にはわかってほしい」という作戦を取るしかなかったようです。なぜならやはり、その頃はまだ誰も「同性愛者」を公表する議員がいなかったわけで、依然として「偏見を持っている」有権者はたくさんいます。支持を表明している人々にも、カミングアウトしたらどう態度を変えられるかわかりません。

 議員になってからも、2年間は公にすることが出来ず、機会を窺い続けたそうです。そしてやっと念願かなったのは昨年の8月。東京でのレズビアン&ゲイ・パレードの場でした。大阪府議会議員としての任期は4年間だそうですから彼女は来年で「任期切れ」を迎えます。
・・・そうなんです。彼女がいつまでも議員でいるという保証は、どこにもないのです。我々がサポートし続けない限りにおいては。 

 「ありのままでいい」 
 「おそれなくていいんだよ」
 とにかく、そのことを当事者に一番伝えたいそうです。そして、今でも「性的マイノリティー」に関する正しい情報が知られていないという現状を、何とかしたいと思っているそうです。

 「私の問題ではなく、正しい知識を持っていない社会の問題だと思う。」
 そのように、感じている当事者がはっきりと言うこと。そのためにも、当事者自身も社会問題に無関心ではなく「正しい知識」を持つことが大切。僕は、数日前までの自分の無自覚ぶりにいたく反省しながら、大いなる刺激を彼女から得ることが出来ました。

 次回は、彼女から学んだ基礎知識の中から、僕がちゃんと知らなかったことを中心に、触り程度ですが紹介しようと思います。 FC2 同性愛Blog Ranking


☆著書
「カミングアウト―自分らしさを見つける旅」
…彼女のライフヒストリーや政治家になった理由、これからの抱負がぎっしりと詰まった元気いっぱいの本です。僕は講演会場で買い、今日、読破しました!(笑)。
尾辻かな子さん公式サイト 
ブログ「尾辻かな子活動日記」
関連記事
LGBT可視化に向けて006●尾辻かな子さん講演会「虹色の社会をめざして」聴講記①
LGBT可視化に向けて007●尾辻かな子さん講演会「虹色の社会をめざして」聴講記② 表現者

ガス・ヴァン・サント「ラストデイズ」●MOVIEレビュー

 自死を想像することの不可能をそのままに

 ゲイの映画監督であるガス・ヴァン・サント監督の作品。1994年に自ら命を絶ったニルヴァーナのボーカリスト、カート・コパーンの「最期の二日間」を、彼なりに想像して描き出した、シンプルな描写が冴える映画だ。

 人が自殺をした時。テレビのニュースやワイドショーでは、「なぜ彼は自殺した?」「なにが原因で?」と騒ぎ立てる。センセーショナルでドラマティックな物語を勝手に想像し、勝手に意味を捏造する。今や我々は誰かの自殺すらも、一時の好奇心を気まぐれに満たす娯楽として消費してしまうようになってしまった。「テレビ的」な表層的な想像力で満足してしまう癖を身につけてしまった。

 この映画では「ドラマ」は全く描かれない。主人公が他者との交流を拒み、独りで殻に閉じこもって彷徨う姿をただ映し出す。どこか孤独を楽しんでいるかのような彼の風情。観客は静謐な時空間を、ただ一緒に味わうだけだ。

 繊細な感性で彼と寄り添うカメラの態度は、主人公を突き放しているようでいて、実はあたたかく包み込むようでもある。その絶妙な距離感が最もスリリングで、この映画の最大の見所である。

 「なぜ彼は死んだのか?」 
 「なにが原因で?」
 原因も結果も提示しない。答えを示すことなどそもそも不可能。安易な正解は人を着地させるだけ。着地してしまった思考と想像力は歩みを止めてしまう。映画は、頑なな態度で着地を拒む。強靭で強固な意志が全体を支配する。

 描かれるのはただ、主人公の現在。観客は彼の生きた空気を吸い、彼と一緒に森をさまよい、彼と一緒に大自然と戯れる。その快楽を共有すればいい。彼に刺さる棘と毒の味を、ほんの少しでも共有できればいい。

 共有し、結局は断絶を突きつけられる。彼は逝ってしまったのだから。

 たくさんの矛盾の中で、観客は宙空へ放り投げられる。
 激しい混乱と混沌の渦に呑まれそうになる。
 しかし、映画が終れば自らの足で歩き出す。またいつもの日常へ。
 自分を必要としてくれる人がいるのだと
 信じられる幸せを噛みしめながら。


「ラストデイズ」(LAST DAYS)
監督:ガス・ヴァン・サント
出演:マイケル・ピット  他
LASTDAYS公式サイト…全国順次公開中

ガス・ヴァン・サント「ラストデイズ」

●ガス・ヴァン・サント監督は、アメリカでゲイを公表している著名な映画監督。2003年には「エレファント」がカンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞。今年のカンヌ映画祭ではホモセクシュアルを扱ったデビュー作『Mala Noche』が、「監督週間」部門で特別上映されました。
FLIX MOVIE SITE「名匠ガス・ヴァン・サント監督に拍手!」

●このブログで以前紹介したゲイ映画「ターネーション」(ジョナサン・カウエット監督)のエグゼクティブ・プロデューサーでもあります。

ガス・ヴァン・サント監督ロングインタビュー(アメリカを知る19本)

 ニルヴァーナと言えばやっぱ「NEVERMIND」でしょう!

 赤ん坊が札束めがけて両手を広げているジャケットを見た途端、衝動的に「ジャケ買い」してしまったNIRVANAの「NEVERMIND」。
 なによりもヴォーカルの声がいいっ!透き通ってて耳に心地良く、麻薬性があるんです。サウンドはハードなパンクロックなのですが、彼の天性の声の魅力と、実はしっかりと構築されているメロディラインが多くの人に支持された秘密でしょう。彼は「ポップ」とは何かを心得た、すごく頭のいい人だったんだと思います。
Nirvana「Nevermind」

FC2 同性愛Blog Ranking

HOME |

無料ホームページ ブログ(blog)