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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2006-05
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LGBT可視化に向けて006●尾辻かな子さん講演会「虹色の社会をめざして」聴講記①

 5/23(火)、僕は尾辻かな子さんの講演会を聴きに国際基督教大学(ICU)に出かけました。

 先日のaktaで帰り際に貰ったチラシで知り、興味を持ったからです。彼女が「日本で初の同性愛者カミングアウト議員」として、どんな風に活動しているのかを見てみたくなりました。

 講演は平日の昼12:30からだったので会社は年休を取りました。放っておくと溜まる一方なので、こういう機会に消化しなきゃ損しますからね(笑)。中央線・武蔵境の駅からバスで15分。まるで森の中にあるかのようなキャンパスで、久々に森林浴を満喫したという感じです(笑)。都心から程よく離れ、空気も綺麗で広々としていて、とてもいい環境の大学だなぁと思いました。


 バスを下りると、あちこちに尾辻さんのチラシが貼られた案内標識が立っています。「わたしはレズビアン、政治を変える、社会を変える」と大きく書かれているから、かなりのインパクト。ポスターや立て看板もあちこちに掲示されていて、主催者側がかなり力を入れて宣伝しているのがわかります。

 ちょっと早めに着いたので学食に入ったのですが、驚きました。なんと全ての机の上に尾辻さんの顔が貼られた、紙製の三角形の置物が置いてあったのです。

 ちょうど昼食時の食堂では学生たちが、それを横目に昼食を食べています。「私はレズビアン」という文字を眺めながら・・・なんだか、嬉しくなる光景でした。

 腹ごしらえをして会場に入る際、受付の女の子から「学生さんはアンケート用紙をお持ちください」と呼び止められてしまいました。やった~まだ学生に見えるらしい~!(←っていうか幼く見えるってこと?笑)。「あ、一般です」と正直に述べて、講演テキストをもらって席に着きました。

 会場ではすでに、たくさんの学生たちがワイワイとお喋りに花を咲かせています。よく見ると学生に混じってちらほらと、大人の姿やゲイらしき短髪姿の人も見えます。僕以外にも結構、学外から聴講に来ている人がいたようです。

「同性愛者って数%しかいないんだぁ~」
 席に着くと、隣の席の女の子たちが何やら盛り上がっています。
「え~、ニューハーフって呼んじゃいけないのぉ?」
「Mr.レディーもだって~」
「きゃ~美輪明宏~」
「オーラの泉~」

 チラッと彼女らの様子を見てみると、講演テキストに載っている「当事者の多くが不快に感じる表現」だとか「カミングアウトした著名人」などのページをめくりながら、はしゃいでいる会話でした。面白いからメモっとこうかと手帳をこっそり取り出したら、僕が当事者である気配を察知したらしく、ピタッと会話が止んでしまいました・・・う~ん残念っていうか、その変わり身の早さが面白かった(笑)。

 時間になり、アナウンスが流れます。
「ビデオ・写真撮影はご遠慮ください。なお、主催者側で講演のビデオ撮影をさせていただきますが、お客様のプライバシーには十分、配慮いたします。」
 あ、そうか。「プライバシーを配慮される立場」って僕のことかぁ・・・と、ふと思い出す。

 まずはICUの先生による、会の説明。
「男色という文化があった日本は、西洋のホモフォビアとは違うけれども、日本型のホモフォビアはあります。特に子供たちが『おかま』『レズ』などの言葉で傷ついています。」
 普段からジェンダー論を教えている先生らしく熱の込もった話し振りです。きっとこの先生達が中心になって頑張ったから、キャンパスが尾辻さんの笑顔だらけになってたんだなぁと頼もしく思いました。

 彼女に紹介されて尾辻さんが登場しました。フォーマルだけれどスポーティーな雰囲気。
「こんにちは~」
 まず第一声。かすかに数人の学生が「こんにちは」と返します。ちょっと緊張気味な場内。
「元気なお返事ですね~」と場を和ませ、さらに「大丈夫ですか?。お昼すぎて、ちょうど眠たくなる頃ですよね。」と 学生に優しく語りかけ、いよいよ講演が始まりました。

 彼女の話し方はちょっと早口の関西弁まじりで、どこかしら「頼もしい近所のお姉ちゃん」的な親しみを感じさせます。人に威圧感を与えないキャラクター。自然と好感が持てるし、爽やかで柔らかな「風(かぜ)」を感じさせる人だと思います。

 まずは自身が3年前、28歳の最年少で大阪府議会議員選挙に当選した話から始まり、昨年の8月に「東京レズビアン&ゲイパレード」でカミングアウトをするに至るまでの経緯が、早足で説明されました。 FC2 同性愛Blog Ranking


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たかがテレビ031●ネプベガスの「ゲイ当てクイズ」良かったよ!

 今回、このブログとしては珍しくテレビを褒めるかも(笑)。
 5/23(火)に放送されたTBS『ネプベガス』の「ゲイ当てクイズ」ですが、実はすごく面白かったんですよ~。
 前回の放送では、ゲイとして見ていてかなり「ムッ」とさせられたので2つも記事を書いて憂さを晴らしてしまった僕ですが(→こちらこちら参照)今回はなんと、問題だと思った点のほとんどが改善されてました~。誰か抗議をしたんでしょうか。それともこのブログを制作者が見たのでしょうか?(←んなわけないだろっ!笑)。

 いったい、なにが変わっていたのかと言うと・・・

①VTRに行く前のアナウンサーの「振り」が変わった。
・・・「なるほど!ザ・こいつがゲイだ!」ではなく「ゲイ・オア・ノット・ゲイ?」に変更。
→これならムカつかないし、アナウンサーが可愛く見えたからOK!

②「あやしいベル」が無くなった。
・・・前回は、ゲイだと思ったら回答者のタレントたちが手元に置いてある「あやしいベル」を鳴らすというルールになっていました。しかも鳴らす度に画面には「あやしい」というテロップが浮かび上がっていたので「ゲイがあやしいってどういうことだよ~」とムカついていた僕ですが、今回はタレントたちに「考える時間」を15秒間与えつつ、VTRに登場する男性一人一人について「○」か「X」の札を挙げる形式に変更されました。
→これならゲイが犯罪者みたいに見えないし、ゲイであることが「○」で表されるのならばイメージ的にもOK!(←なんじゃそりゃ。笑)

③インタビューが街頭ではなくなった。
・・・前回は、誰が見ているのかもわからない新宿の大通りで「あなたはゲイですか」という質問を、無神経にもぶつけていたからハラハラしました。しかし今回は映画の試写会場のロビーでのインタビューで、周囲が静かだったために、不特定多数の人に見られる心配はなかったようです。
→ナーバスな質問をしていることへの配慮が見られるからOK!
(でも本当は、ナーバスに捉えるのではなくて、どこでも気軽に「ゲイ」という言葉が語れるようになることが理想なんだけど・・・今の日本の微妙な現状を配慮してネ。)

④突撃インタビューをやめ、事前に打ち合わせをするようになったらしい。
・・・前回は、街頭でシェーバーを使ってヒゲを剃ってもらうという理由でカメラの前に立たせたのにも関わらず、不意打ちのように「あなたはゲイですか?」と聞き、しかもその驚いたリアクションを捉えていました。これは酷い。しかし今回はカメラを廻す前に全ての人に質問内容を説明していたらしいです。なぜなら「あなたはゲイですか?」と聞かれても、驚くリアクションをする人は一人もなく、冷静に「そうです」「違います」と応えていましたから。
→もし「カミングアウトしていないゲイ」がいたとしても事前に断ることができるし、今回のように本人が承知の上で「カミングアウトの場」に活用することも出来るからOK!
  ↓
学生がカミングアウト!
な・・・なんと今回は、学生の男の子がカメラの前で、本人にとって「初」のカミングアウトをしたのです!おそらく事前の打ち合わせで本人が「カメラの前で語る」ことを希望したようです。本人は落ち着いた口調できっぱりと語っていますし、スタッフから「テレビで言っちゃっていいんですか?」と聞かれても「大丈夫です、もう全然」と笑顔で答えてます。

 きっと彼の場合は「ゲイですか?」という質問に嘘をつきたくなかったのではないかと思われます。「ゲイかどうか」なんて、そもそも日常では人に聞かれない質問ですし、聞かれてもいないのに自分からわざわざ言うことでもありません。だけどきっと彼の場合は、誰かに聞かれたとしたら「そうだよ」って言いたかったんだと思います。周囲の生活環境とか人間関係もきっと、言える状況にあると判断してのことだろうし・・・。学生だから社会的な「しがらみ」にも、まだ縛られていないんだろうし。若い世代の意識はだいぶ変わって来ているんだと思います。大丈夫。

 「良かったね。おめでとう!」って言ってあげたい。僕は見ていて嬉しかった!

 今回の「ゲイ当てクイズ」は公開間近の新作映画とのタイアップ企画でした。7人の男性が映画の試写を見て、その感想をカメラの前で述べている姿を、スタジオのタレントたちがモニターで見ながら「ゲイか」「ゲイではないか」を当てるクイズ。7人登場したうちの4人が「ゲイ」でした。カミングアウトした学生以外の3人は、前回と同じく番組スタッフが仕込んだ「2丁目のゲイバーの店員」たちでした。他の人たちもどうやら、スタッフが試写会に招待した人々だったみたいです。7人とも、映画を見ている時の表情まで含めて撮影されていましたから。(つまり全員仕込み。)

 前回の放送で懸念されたことが、ほぼ全てクリアーされていたので嫌味なく楽しく見ることが出来たし、この基本を守るんだったら今後もいっぱい放送してくれ~っと思いましたよ。「フツーに生きているゲイ」をテレビの中で見慣れることにも繋がるし、2丁目の小さなゲイバーの宣伝にもなるし。うん、これなら大歓迎!これからも頼むよネプベガス!FC2 同性愛Blog Ranking

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