たかがテレビ011●後藤真希さんがレズビアンを演じるドラマ21日放送

(・・・やっぱ「赤面」しながら「世界に挑む」になっちゃうんですね~。←同じ世界に住んでるんだっつーの。笑)
日本テレビで2/21(火)21:00~放送のドラマコンプレックス「松本清張スペシャル『指』」
この作品は「火曜サスペンス劇場」で1982年に名取裕子主演で放送され、「火サス」史上最高の視聴率28.0%を記録したらしいです。やはり「レズビアンもの」というだけでも珍しいので注目を集めやすいのでしょうか。今回は原作とは設定を変え、芸能界の頂点に上り詰めていく女優の姿を描くとのこと。
共演は高岡早紀、星野真里、萬田久子、西村和彦、石田純一ほか。おそらく番組宣伝等で日本テレビでは「同性愛」の言葉がしばらく飛び交うことになるのでしょうね。
民放ドラマ初主演となる後藤さんは、こんなコメントをしているようです。
「あまりにエロチックな内容なので『なんだこりゃ』って叫んで、赤面しました」
「やっぱりレズビアンの世界ってよく分からない」
・・・演じ終えた女優さんにしては無防備すぎるコメントですね~もっと魂込めて仕事せいっ!
な~んて(笑)。
こちらのサイトで予告映像が見られるのですが、後藤さんが萬田久子さんに抱かれる場面があるようです。おおっ!僕としては萬田久子さんのネットリした怪しい個性は大好きなので、見てみよ~っと。高岡早紀もスゴそうだし。レズビアンの方々にとってみたらけっこう、いいキャストが揃っているのかもしれない。
それにしてもタイトルの『指』って・・・ストレートすぎ。(←そ・・・そういうこと・・・でしょ?)
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ウォンビン兵役報道に思う003●同性愛兵士に「性交渉時の写真提出」を求める韓国軍

(→2/17の記事「同性愛者」を理由に転役された兵士、昨年は8人より)
陸軍関係者は16日、「昨年、同性愛を理由に現役服務への非適合判定を受け、軍服務を中断した兵士は8人に上る」と話した。
同関係者は「これら兵士は自身の部隊指揮官との相談で同性愛による苦しみを告白したほか、軍は規定と手続きにより現役服務への不適合判定審議を経て転役するよう措置した」と語った。軍当局は同性愛者に対し軍人事法施行規則第56条の「変態的な性的傾向をみせる者は現役服務不適合者に該当する」との規定により、転役措置を下している。
一方、国防部関係者は、国家人権委員会や同性愛者人権連帯などが軍の刑法第92条が同性愛者への偏見と差別を内包しているとし、これを廃止するよう要求したことに対し、「同性愛を認める方向で法律を改正するのは困難」との立場を示した。
軍の刑法第92条は単純な同性愛だけではなく、非正常的な方法による性的行為者についても1年以下の懲役刑に処するよう記している。

また、軍隊内部では「同性愛だけではなく、非正常的な方法による性的行為者についても1年以下の懲役刑」とあります。韓国の軍隊は男性のみで構成されているわけですから要するに「他人と性行為」をすることが「非正常的な方法」だとされて罰せられるわけですね。
ぶっちゃけてしまえば、いわゆる軍隊生活においては自慰行為しか「正常な性行為」とは認められていないということ。男としては大変だ~(笑)。2/15には次のような記事も公開されています。
(→ 「性交渉時の写真提出せよ」・・・同性愛兵士の人権被害深刻)
人権運動愛の部屋など44の社会市民団体の集まりである「人権団体連席会議」は15日、ソウル鍾路区安国洞のヌティナムカフェで記者会見を開き、「軍隊内の同性愛者の人権被害を糾弾する」とし、早急な解決を求めた。
同会議は「昨年6月に入隊したある兵士が、自分が同性愛者であるという事実を明らかにし、軍隊内でカウンセリングを求めたが、軍当局はこのような事実に対し秘密維持の約束を守らなかっただけでなく、同意なしでエイズ検査を受けさせたほか、同性愛者であることを証明するため、性交渉の際の写真まで提出させたという内容が同性愛者人権連帯に受け付けられた」と主張した。 「この報告により、軍隊内で同性愛者がどんなに差別を受け、抑圧的な環境におかれているのかが分かる」とし、軍当局の無責任な行動を批判した。
同性愛者人権連帯の関係者は「男性の同性愛者らが軍入隊を避けることができないという状況の中、同性愛者らはいつもセクハラの加害者として扱われ、自分が同性愛者であるという事実をあたかも罪人のように隠し続け、2年間の兵役に耐えなければならない」と話した。

国自体が同性愛を禁じているわけでもなく、映画「王の男」の大ブームを見てもわかるとおり、民衆感情としては同性愛への寛容さも併せ持っている韓国社会。
必要以上に脅威を煽って武器を消費しようとするアメリカの軍産複合体からの圧力が強いのかもしれませんが、そろそろ過去の軍事政権がもたらした影から脱却すべき時が迫っているのではないでしょうか。
「王の男」ブームの動向とも併せて、注視し続けようと思います。
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