レイザーラモンHGを観察せよ004●「スター錦野」にビミョーなツッコミ

お正月の特別番組に「これでもかっ!」と出演しまくっていたHG氏。その多忙ぶりは半端ではなく、大体の番組において彼の出演はVTRであり、しかも10分程の出演で終わるというパターンが多かったようです。楽屋やテレビ局の廊下で収録したかのような即席のものも多く、画面からは忙しさに翻弄される彼の疲れのようなものまで伝わってくることもありました。
その中で、いくつか面白い出来事もあったので紹介して行こうと思います。

大体において「出題者」としてのVTR出演が多い彼なのですが、この番組では珍しくスタジオで解答者として長時間の収録に参加したようです。しかも同志社大学卒ということで「高学歴チーム」に所属しての参加。クイズ内容としては非常に簡単なものなのですが、ゲーム形式にして解答者に緊張感を持たせることでハプニングを期待する番組構成。東大卒・慶大卒のメンバーに混ざって彼には「掻き回し役」が任ぜられていたようです。

「大物歌手チーム」がゲームに興じている時、錦野氏は司会の峰竜太氏に盛んに視線を送って脅して(?)いました。ゲーム終了後、峰氏から「ものすごい睨んでくるんです。クレームはお断りしますヨ」と返されて笑いが起きたのですが・・・

一瞬「なんで?」という空気に包まれたスタジオですが、錦野氏が「フォー!」と言ってごまかしたので、すぐさま「笑い」の中に紛れて行きました。
(つまりHG氏は、錦野氏が峰氏を見つめていたことをゲイ的な視線だったと茶化したわけです。この番組は収録であるため「間」は編集されています。したがって実際そこにどのような空気が流れたのかは定かではありません。)

HG氏はそうした面に無鉄砲にもツッコミを入れたのですが、これは一歩間違えば場をシラけさせかねない危険なツッコミです。しかし、さすがの錦野氏は上手にリアクションを返して余裕を見せていたところが、スゴイと思いました。
HG氏はよく、こうしたギリギリの線を狙って「ゲイネタ」を繰り出すので見ていてヒヤヒヤするのですが、こうした形でうまく「笑い」に転嫁されたのならば、タブー感覚が無化されて日常化して行くのかもしれません。現にテレビのバラエティー番組の世界では、HG氏の人気によって最近特にそうした事態が進行しているようです。
HG氏はその「ギリギリのライン」を自分独自のツッコミ所(ネタ元)として駆使できるキャラクターを獲得しているという面で競合キャラがいないため、今の所は新鮮に受け入れられているのではないでしょうか。
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