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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2005-10
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熟成

言葉がみつかった
ずっと探し求めていた言葉が

この瞬間を待っていた
もう彷徨う日々には戻らない

湧き上がる
熟成されたエネルギー

このまま突っ走ってみよう
納得できるまで
産み落とすまで


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メゾン・ド・ヒミコで未知との遭遇005●やっぱ女装かぁ・・・

未知のドキドキの中で彼女の目が最初に見たのは・・・やはり女装の方でした(笑)。
「やっぱそうきたか。」
その時一瞬、がっかりしたことを憶えています。
これは僕に女装趣味がないことから来る感覚かもしれませんが・・・。
ゲイを描写する時に、一般的にはまず女装のイメージが来てしまいます。周囲の若い女性の反応を気にしながら観ていたためか、「恥ずかしさ」に似た感覚を味わった瞬間でした。

「ねえさん、用かい?」
女装した老人のキクエさんが沙織(柴咲コウ)に話しかけました。沙織はキクエさんの格好に驚いて、帰ろうとします。
・・・無理もありません。
キクエさんは胸元も露わなピンクと紫のノースリーブ姿。頭には不思議な髪飾りを付け、スカートを穿いた格好でソファーに座り、優雅にテレビを観賞中なのです。頬にはうっすらと紅を差し・・・正直、第一印象としてはコワイです。色黒だからなおコワさが倍増しています(笑)。

帰ろうとした沙織は突然鳴った電話の音に驚いて足を止めます。
フロントの奥から春彦(オダギリジョー)が出てきて電話を取ります。なにを話すのかと思いきや、テレビのメロドラマのビデオ録画を頼まれているらしい。
その、あまりにど~でもいい日常レベルな会話のやりとりに、張り詰めていた観客の気持ちは少し和らぎます。

録画を済ませた春彦は、沙織の存在に気付きます。沙織はあわてて
「やっぱ帰る。血迷ったのよ。金に目がくらんだの。」
こう言い放ち、出て行こうとしますが春彦に力づくで抑えられてしまいます。
そして、仕方なく館の最上階にあるらしい、父親・卑弥呼の部屋へ連れて行かれてしまうのでした・・・。

沙織の中にあるゲイへの不安を最上級に高めた状態のまま、父親に会わせる展開へと持って行くあたり、観客の心を鷲掴みにするテクニックを心得た演出です。

それにしても・・・ゲイの視点から見ても、キクエさんの格好はちょっと・・・「そりゃないでしょう」という感じ(笑)。
女装趣味の人を否定するわけでも差別するわけではありません。ただ、物語上ここで「ゲイ」というもののインパクトを強烈に観客に植え付けるための「見せ物」として扱われたような感じがして、いい気持ちではありませんでした。

「この先、もっとすごい人たちが出てくるんだろうなぁ・・・」と不安を喚起させられてしまう出足でした。

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