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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2005-10
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たかがテレビ。005●6年後、テレビを卒業しよう②

前回の記事に対して、鋭く批判をしてくれた方がいました。嬉しかった・・・(←マゾ?。笑)

僕の書き方が、かなり言葉の粗い批判記事になっているため、とても素直な反応だと思います。リンクが貼られていないのでご本人が再来するかどうかは不明ですが、空しい一人言になることを覚悟しつつ(笑)、コメント返しを記事にしようと思います。
この記事についてもまた、どなたでもお気軽にご意見や批判をお寄せください。

まずは、いただいたコメント全文を引用させていただきます。

今すぐ買い換えろって話じゃなく6年後ですからねぇ(正確には9年がかり。
3年後には後3年で!と騒ぐ人がいるんでしょうね)。「必要ない」と考える人が多いのは当然じゃないですか? 実際「今は」必要ないですし。まぁ欧米と同じく予定より延期しそうな気もしますが。
メーカーが値を下げないというのは事実誤認ですね。印象じゃなく数値を確認して書いてますか? 半年たったら(相対的に)あまりに下がってて鬱になりますよ。(絶対的に)安価なデジタル対応ブラウン管テレビは出すべきと思いますが。6年後には今は考えられないほど安くなってると期待していいかと。
実際のところ財界の要望によるところが大きいんでしょうが、需要を喚起して景気高揚を図るのも政府の役割の1つですからね。全否定するのも考えものです。電波の枯渇は事実ですからデジタル化による利用効率の向上は必要ですし(限りなく後付けの理由ですけどね)。

まず批判ありきで考えるのは重要ですが、批判しかできないのは単なる思考停止に見えますよ。まぁテレビを卒業するのは自由ですし、私も自分が6年後テレビを見てるのかわからないですけど。

●買ってないけど さん。ご意見ありがとうございます。
僕はテレビではありません。一人の人間です。
テレビのように一方的な情報を「大衆」に向かって「公正中立・客観的」という立場から発しているのではなく、ブログという個人メディアで双方向性による個人同士の意見交換を期待しながら、思い込みも混ざった主観的な意見や表現を発信しています。

僕のテレビ批判に「思考停止」という印象を持たれたかもしれませんが、僕はコメント欄を開放しています。それはこの記事に対して、読者の批判や反論を求めているからです。ですから、そのような印象を持たれるのは筋違いなことだと感じました。
読んだ上でおかしいと思ったことは、どんどん指摘して欲しいし、そのための問題提起として、あえて挑発的に書いています。(だから批判される方が嬉しかったりして・・・笑)。

おっしゃるとおり薄型テレビの値段はどんどん下がってきていますね。
しかし政府のPRで需要が多くなれば、それだけメーカーが値段を下げるペースも遅くなるように感じるのですが・・・。

こればかりはわかりませんね、確かに。最近は韓国のメーカーが安売り合戦を仕掛けていてシェアを奪われているようですから、ひょっとすると価格破壊が起こるかもしれません。
ただ、そうなったとしても僕は鬱にはなりません・・・ど~でもいいことですから(笑)。

「需要を喚起して景気高揚を図るのも政府の役割の1つ」とありますが。たしかにそういう面もありますね。もっともな意見です。
この国は戦後、そうした政府の大号令の下で経済成長を遂げたからこそ、我々は豊かさを享受しています。しかしその反面、見落とされがちな「負の側面」にも目を向ける必要があるのではないでしょうか。

大手家電メーカーが薄型テレビに生産をシフトするためには、国内の多くの方々の生活が犠牲になりました。従来のブラウン管テレビを製造して高度経済成長を支えてきた国内の中小企業や工場は、生産中止によって次々と閉鎖されたのです。倒産によって失業者が増え、景気を悪化させているという側面も見逃してはならないと思います。
「政府の景気対策」という言葉は正義であるかのような印象がありますが、物事には必ず両面があるものです。

国内の中小企業を切り捨てた大手メーカーは、アジアに大規模な工場を建設して安い労働力を搾取することでコストを下げようと必死で競争しています。
特に中国では日本と違って公害に関する取り締まりもゆるいため、環境対策のコストも抑えられます。労働者は貧しい人たちだから、労働条件が多少悪くても真面目に働きます。薄型テレビは、そうした人たちの献身によって生産されていると言えるでしょう。
★↑この段落の記述は一部、事実とは異なっていることが判明しました。詳しくは記事の末尾をご覧ください。


中国は政府によるメディア規制が厳しいので表だって報道されていませんが、個人が制作した自主制作ドキュメンタリー映画を見ると、フツーの人々の暮らしにおいて、かなり悲惨な光景が繰り広げられていることが描かれています。(中国国内では上映できない「鉄西区」など。)
きっと、かつての日本で問題化した水俣病やイタイイタイ病、ぜんそくなどの公害は各地で頻発・多発していることでしょう。これも数年後には明らかになることだと思います。

富める者と貧しい者の格差は、国内においてもアジアにおいても、ますます広がるばかりです。それでも我々は、さらに贅沢を追及し、便利さを求め、豊かになろうとしています。
それは本当に必要なことなのでしょうか。

政府はこれからこの国が進むべきロールモデルを示すことが出来ず、目先の景気対策だとか借金返済のために矛盾だらけの政策を推し進めているだけです。
前回の記事で指摘した環境問題についてもそうです。本気で環境破壊への対策を進める気があるのだったら、テレビの買い替えを呼びかけることなんてしないでしょう。

我々はそろそろ、戦後の「高度経済成長政策」によって植えつけられた上昇志向の生活モデルから、自由になった方がいいのではないか。生活のしかた自体を、根本から見直す時期に来ているのではないか。僕はそう考えます。
(・・・だからと言って僕は「自然に帰れ」と言っているわけではありませんから、極端にとらないでくださいね~。)

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●訂正とお詫び●
上記記事において、一部事実誤認の表現がありました。
コメント欄にて指摘していただき、ありがとうございました。

★アジアの各地に大規模工場を建設して製造されていたのは、「ブラウン管」です。薄型テレビの主力商品である液晶やプラズマディスプレイは日本企業の開発により、ほとんどが日本国内で生産されています。逆に、今後シャープが中国に工場を作る計画を発表するなど、これから海外生産に進出する動きとなっているようです。不勉強で間違った記述をしてしまい、申しわけありませんでした。
テレビ以外の産業においては、こうした構造がまだ続いている分野もあります。しかしこの連載はテレビについて語るものであり、正しい事実認識のもとで進めるよう、努力したいと思います。
なお、本文中の記述は自分への戒めのために、掲載したままとさせていただきます。

★また、現在の中国国内における公害の原因は、ほとんどが中国国内企業によるものです。しかし、その歴史を辿ってみると我が国は無関係とは言えません。むしろそういう状況を生み出すのに密接な関係があったと言えるでしょう。戦時中の日本企業が生み出した公害や人的搾取、強制労働、軍隊による遺棄毒ガス弾の問題などは未解決のままです。
中国の「反日」世論の行き過ぎには政治的な思惑が感じられる面もありますが、残念なことに日本はそれに対して「後ろめたさ」を抱えたまま今日まで来てしまったことも事実なのです。

この部分の記述についても指摘していただきましたが、訂正の必要は感じないため、そのまま掲載させていただきます。

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