三島由紀夫とつきあってみる。001● ゆるく連載はじめます。

本屋に行けば必ず名前を見かける、世界的に有名な日本人作家。
作品を読んだことがなくても、あの写真は有名だ。
死の直前に、市ヶ谷の自衛隊で学生服のようないでたちで演説する姿は、彼を思い浮かべる時にまず出てくる強烈なイメージだろう。
なんでだろう。昔から彼のことが気になってしょうがない。
彼の作品で読んだことがあるものといえば、片手で数えられるほどだというのに。
「仮面の告白」「禁色」「金閣寺」「近代能楽集」
・・・あっ、たったこれだけだった(笑)。
しかし、古本屋で彼について語っている本を見つけると何故だか買わずにはいられない。
作家研究的な視点のものや、その人生を伝記のように綴ったもの、はたまた同性愛の暴露小説などジャンルは実に多種多様。古本屋の世界で「ミシマ」といえば今では一大ブランドだ。(そのせいで、ちょっと値が張ってしまうのだが・・・笑)
あの不思議な風貌はなに?
彼の存在そのものから匂いたつナルシストの香りはなに?
どこかユーモラスで可愛らしい少年のような目。
どう考えても不似合いな晩年のボディービルダーのような身体。
それに、あの死に方。
・・・不思議すぎる。いろんな要素が混在しすぎていて、考えただけで目眩がしてくる。
死後35年も経っているのに、いまだに強烈に放射され続けている「三島由紀夫ブランド」というおどろおどろしい輝き。その不気味な光線が・・・どうやら僕を呼んでいる。
だったらこの場を借りて自由に気ままに「三島由紀夫」とつきあってみようと思いたった。
今後の展開はなにも決めていないし、連載も例の如く不定期になることは確実(笑)。
でもまずは「はじめてみる」ことをここに宣言する。
次回は手始めに・・・かつて演劇をやっていたときに彼の戯曲の台詞を喋った経験を記してみようと思う。
思えばあれがきっかけだったんだな、たぶん。
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