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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

工藤静香「Rain」●アルバム「月影」レビュー07

心のすき間をふさぐようなキスで
特別な夢に落ちた
痩せる気持ちじゃなく膨よかな気持ちを
あなたから貰ったね

空に眠る銀河の道
星屑さえ 今は涙になった


「Rain」
words:愛絵理
music,arrangement:岡野泰也


●REVIEW●
工藤静香本人の作詞。
別れの歌なのだが、涙を雨にたとえながらも
充実した過去への感謝の気持ちを感じさせてくれるのが救い。
「痩せる気持ちじゃなく、ふくよかな気持ちを
あなたからもらったね」
・・・そんな風に振り返ることが出来たら、
つらくても無駄ではなかったと思えそうだ。
僕も、誰かに膨よかな気持ちを与えられるような
余裕のある人になりたいと思わされた。
(今はまだ発展途上っす・・・悲。)

関係ないが・・・雨って大好き。
わけも無くワクワクする。
なんでもない日常がちょっとずれて、
皆で傘をさす。
雨という異常事態を皆で「共有」している感じが好き。


「月影」
information

PONY CANYONサイトで試聴できます。
●「Fe-MAIL」にアルバムについてのインタビューあり。
・・・連載『工藤静香 SHE SEA SEE』Vol.1.2.3.4
Real Guideに動画インタビューあり。
音楽大好き!T2U音楽研究所に「月影」特集ページあり。

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大学時代、ゲイを演じることになり・・・09

休憩後、演出家は書きなおした台本を配りました。

・・・僕は、絶句。
・・・先輩も、絶句。

彼女が書き直したのは、キスシーンの描写だったのです。
そして、さらに輪をかけてベタベタな展開になっていました・・・。

まず、瀕死の状態で僕が一方的にキスされるのではなく、両者が求め合ってキスをするという表現に変えられてしまいました。どういうことかというと・・・
僕の役はとりあえず
「・・・僕・・・シアワセ。」
と言ったところで目を閉じた時点で死んでしまいます。
僕の身体からチカラが抜けるのを感じた先輩は狂ったように泣き叫びますが・・・。
そこでいったん暗転になるのです。

次の場面で、僕は天使に出会います(笑)。
その天使はこの劇の狂言回しのような役割で、ことあるごとに出てきてちょっかいを出すのです。
僕はいわゆる死者の霊魂として天使と話すのですが、どうしてもこのままでは死にきれないことを訴えます。そして、自分の死の場面のやり直しを頼むのです。
すると天使は悪魔の格好になり(笑)
「お前は天国へ行かれなくなるがそれでもいいのか。一時の満足のためにこれからずっと苦しむことになるぞ」
と言うのです。僕は
「それでもいい。」と承諾し、悪魔の合図で場面は交通事故の直前に戻ります。

場面は繰り返され、やっぱり僕は車にはねられます。しかし、さっきよりも軽症であり、わりと元気なのです。それでも瀕死のふりをします(笑)。
駆けつけてきた先輩は、同じように「大丈夫かあー!」と僕を抱きかかえます。
「ダメ・・・かも」
同じ言葉を繰り返す僕。
「しっかりしろ!お前がいなくなったら俺はどうすりゃいいんだよ!」
先輩が同じこの台詞を言ったあと、僕は今度はこう言います。
「ずっと・・・好きだった。」
先輩はハッとして、動きを止めます。
そしてお互い無言のまま・・・どちらからともなくキスをするのです。

キスをした後、彼女が見ていることに気づき、先輩はハッと我に返ります。
そして、僕を突き放してしまうのです。
僕は嬉しさに夢うつつになり・・・車道へフラフラと飛び出し再び轢かれます。
そして今度こそ死んでしまうのです。
先輩は僕の死後苦しみ続け、彼女とも別れることになります。
だから僕は天国へ行かれなくなり、悪魔によって地獄へと導かれるのです。
僕は幸せそうな顔のまま、悪魔の指図に従い地獄の責め苦を味わいます・・・
(どーゆー展開だっ!?)

本番まであと数日・・・やるしかありません(笑)。
新しい台本を持ちながら嬉しそうに形をつける演出家。言われるがままに必死でやってみる僕たち(笑)。
とりあえず台詞を入れるために、立ち稽古は翌日に延期になりました。
だけど僕は、稽古でいきなりキスをするのにはやっぱり抵抗がありました。
そこで、その日の稽古終了後、先輩に残ってもらって練習をさせてもらうことにしました。

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