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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

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どうしようもなく夜に憑かれることがある。
気がついたら、人波をさまよっている。

楽しそうに笑う集団
家路を黙々と目指す人
これから働こうという人
物欲しげに何かを待っている人

自分はどう見えているんだろうか。

耳が痛くなるほどの雑踏を抜け
ぽっかり開いた空洞のような空間で立ちすくんでみた。
知らない人が話しかけて来た。
無視してみた。
無視・・・して、みた。
本当はなにかを期待しているくせに
無視・・・して、みた。

まだ、さまよい足りなくて疲れるまで歩いた。
汗がじんわり滲んできて、ちゃんと疲れた。

夜は、人を武装解除させるという。

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長谷部安春「レイプ25時 暴姦」●映画レビュー

日活ロマンポルノは愛の宝庫だ

「桂千穂の危ない悦楽映画図鑑」というレイトショーが開催中。
大林宣彦監督の「HOUSE ハウス」の脚本家だという桂千穂さん。「HOUSE」は大林監督の劇場映画デビュー作であり、いちばん彼の魅力が凝縮されているスゴイ映画。あんな毒々しいパラレルワールドを展開する人が、日活ロマンポルノで多数脚本を手がけていたという・・・これはもう、期待せずにはいられない。

「ロマンポルノ」というと、食わず嫌いの人にはなかなか近寄れないジャンルかもしれない。
僕も最初はそうだった。

20代前半の頃の僕は、いくつかの映画館の年間パスポートを持ち、連日のようにハシゴして、なんでもかんでも見まくっていた。当時、高田馬場と池袋にあった「ACT」という名画座では、ほぼ日替わりの特集上映があり、日活ロマンポルノもやっていたので恐る恐る見に行った。
・・・最初はその刺激と毒気にフラフラするほど衝撃を受けたが、だんだん衝撃は快感になった(笑)。そして、ただのピンク映画ではなく、中には相当オモシロイ作品があることも知った。なにより人間の欲望・暴力・本性が剥き出しに表現され、あからまな姿で提示されるというのが魅力だろう。
中には、あからさまな表現を突き抜けて普遍的な人間の姿が表現されている傑作もある。

一皮剥けば愛に飢え、それぞれの愛の渇きを埋めるためにもがき苦しむのが人間というもの。
薄っぺらなハリウッド映画よりもずっと確かに、そして誠実に、人間本来の姿が描かれている。


暴力というのは、濃厚なコミュニケーションの究極の形かもしれない。

ガソリンスタンドで働いている冴えない男が、或る日、赤いジャンパーの男をかくまったところ物語は始まる。赤いジャンパーの男は、ゲイの男の追跡を逃れながら、あちこちで女性を強姦しているらしい。冴えない男は、彼と行動を共にするうちその退廃的で虚無的な生き方の虜になり、一見善良な顔をした女性を強姦することに病みつきになって行く。

世間の倫理・道徳からしたらこのような行為はもちろん犯罪。この映画はそうした世界をフィクションの中でリアルに描く。その妄想めいた世界に圧倒されながらも、犯し犯され、殺し殺しあうバイオレンスの中で見え隠れする、登場人物たちの一瞬の恍惚の表情が印象に残る。

例えば純粋無垢の象徴としてバレリーナの若い女性が登場するのだが、窓から侵入してきた男二人に輪姦され、血まみれになり泣き叫びながらもやがて彼らの虜になる。果ては金を払ってまで行為を要求するようになる。一度知ってしまった快楽は、人を虜にする麻薬のようなものなのだ。赤いジャンパーの男は、あちこちでそうした虜を作りながらも、何者にも執着しない。ただ一瞬の快楽を求めてさまようのだ。

強姦や殺人という暴力は、生身の人間同士が行う以上、どちらにも強烈な痛みが生じる。
それってもしかしたら、濃密なコミュニケーションの究極の形なのかもしれない。
正しいとか正しくないとかいう道徳的な問題は別として、そうしたものの虜になって依存症になり退廃して行く姿というものに、僕はものすごく人間らしさを感じる。

そうしたものを包み隠さずフィルムに定着させる人たちに、人間というものへの
嘘偽りない、まっすぐなまなざしを感じた。


「レイプ25時 暴姦」
製作=日活 1977.01.22 公開
製作 ................  伊藤亮爾
企画 ................  奥村幸士
監督 ................  長谷部安春
助監督 .............  浅田真男
脚本 ................  白坂依志夫 桂千穂
撮影 ................  森勝
音楽 ................  月見里太一
美術 ................  川崎軍二
照明 ................  土田守保
編集 ................  鈴木晄
出演 ................  山科ゆり 石山雄大 高橋明 塚田末人 八城夏子 田畑善彦

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大学時代、ゲイを演じることになり・・・08

いよいよ追加シーンの立稽古が始まりました。
僕は前の晩の徹夜がたたり、頭がかなりボーっとしてました。しかもその日ばかりは歯ブラシを持参し、歯を磨いて稽古に臨むという念の入れよう(笑)。
相手役である男の先輩も、なんだか落ち着かない様子。普段からとても明るい人なのですが、不必要なくらい饒舌に話かけてきます。
「俺、マジでドキドキしてきちゃった~。アソコ起っちゃたらごめんな~(笑)」
「頼むからそこで止めといてくださいね~」
・・・そんな馬鹿な会話をした記憶があります・・・。
まあ、その人には彼女がちゃんといるし、僕もべつに同性として好きという感情は持っていなかったので(=タイプじゃないということ。)そういう意味では大丈夫でした。
しかし・・・僕にとってはファーストキス。
「こいつに奪われるのかよ~」と内心では思いつつ、演出家に嘘をついてしまったため、未経験であることがバレないかと、そのことばかりに気をとられていました。

僕の役が車に轢かれる場面まで稽古は進み・・・いよいよ抱きかかえられてキスをする場面に。
ん?ちょっと待てよ。
考えてみたら、僕は車に轢かれて死ぬ直前なわけだから、瀕死の状態。
ただ脱力してればいいんじゃないか。
相手が勝手に抱き起こして、キスをしてくれるわけだ。
要するに僕はなにもする必要がない。相手にただ任せておけばいいのだ・・・その時になってはじめて気付く僕。変な下準備なんて、なにも必要なかったわけです(笑)。
ホッとしました。

さあ、いよいよです。
「大丈夫かあー!?」と車にはね飛ばされた僕を抱きかかる先輩。
「ダメ・・・かも」と死期を悟った僕(展開早っ!・・・笑)。
「しっかりしろ!お前がいなくなったら俺はどうすりゃいいんだよ!」
ますます強く抱かれ、僕の役はついこんな事を口走ります。
「・・・僕・・・シアワセ。」
そして、「目を閉じるなっ!!」と言って先輩がいきなり口づけしてくる設定なのです。
僕は覚悟を決めました。内心では「うわ~・・・っ!!」と叫びながら目をつぶって覚悟を決めたそのとき・・・

「はいっ!!」

と、いきなり演出家が手を叩いて稽古を止めました。

「ちょっとまって。・・・休憩。」

・・・僕はフェイントを食らい、唖然呆然。先輩は・・・汗ダラダラ(笑)。
二人で「おいおい頼むよ~」とか言いながら、仕方がないので休憩に。
演出家を見ると、なにやら台本に書き込み始めています。
えっ、また変えるの・・・?

<続>

・・・しかし、よくもまあこんな筋の物語を一生懸命やったもんだと
当時の若さに感動するとともに、若さの怖さについても考えてしまいます・・・。

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