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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

大学時代、ゲイを演じることになり・・・03

演劇一色だった大学時代ですが、まったく女っ気が無かったわけではなかったことを思いだしました。実は、人間的にとても波長の合う、好きな子がいました。
同じ履修クラスの女の子。素朴で、でも負けず嫌いで、自転車に乗るのが好きなさわやかな子でした。
僕は、その子に対して明らかに好意を持っていました。その子も、たぶんそうだったと思います。二人で話しているとすごくいい雰囲気で自然でいられたし、人間的に大好きでした。勉強の面で関心を持つ分野も似ていて、ゼミも一緒になって嬉しかったのを覚えています。演劇も毎回欠かさず花束を持って見に来てくれて、アンケートもびっしりと、真面目に感想を書いてくれるような子でした。
でも、二人の関係をどうこうしようとかいう風に、僕は行動しませんでした。怖くて逃げていたのかもしれません。今思うと。
高校時代のイタイ経験から恋愛に関しては恐怖症のようになっていたし、その子に対して性的に魅かれていたのかというと、違うとは思います。生々しい書き方ですが、その子の裸を思い浮かべたり、その子とSEXをしたいなんて考えたことさえなかったと思います。
でも、好きだった。結婚したいと思うくらい、ずっと一緒にいたいと本心では思っていました。

卒業後に地元に帰ったその子から、結婚したという葉書をもらった時は・・・ものすごく大きなものを取り逃してしまったような空虚感に打ちのめされ、一人で泣きました。
やっぱり、好きだったんだと思います。
性的にではなく人間として、女の子を好きにもなれるんです、僕。なったことがあったんです。
いや・・・もしかしてその子にだったら、積極的に迫られたとしても拒否反応は出なかったんじゃないかとさえ、今更ながらに思います。「女っぽくない子」だったから。「女である」という部分を強調して男に媚びる姿勢をまったく見せない、芯の強さを感じさせる子だったから・・・。
そう考えると、今自分が認識している「ゲイである」というアイデンティティーってなんなんだろうと・・・書きながら考えています。
ここ何年か、忘れていたことでした。忘れようとしていたんでしょうね、きっと。

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大学時代、ゲイを演じることになり・・・02

その部活へのハマり方は異常なもので、大学にはまさに「部活をやりに行っている」感じでした。なにせ年間に7回も公演するのです。各公演の稽古には40~50日は費やします。そのほとんどに出演したので、まさに休みなし(笑)。
若かったんですね~、エネルギーに満ち溢れてました。あ、もちろん授業にはちゃんと出てましたよ。たまに寝てたけど。
そんな毎日だから、誰かと付き合っている暇なんかはありません。演劇部の内部でそういうことはしょっちゅう起こっていましたが、僕には関係がないことでした。そんなことより公演を成功させることの方が大事。少しでも客が入るようにと暇さえあれば立看板を作り、ポスターを貼って・・・公演前には「キャンパスの中で演劇部のポスターが目に入らない廊下はない」と言われるほどエスカレートしてました。
役者として演出家に振られる役はというと、僕の見た目からか、わりと正統派の男の役が多く、最初の頃は緊張のあまり何をしているのかわからないことばかりだったのですが、なんとか自分なりに男として役を演じようとはしていました。でも、なぜかどの役をやっても気持ち悪いんです。無理に作っている感じがするんです。
もちろん役というのは、架空の世界で自分以外の人物を演じることですから「役作り」は必要です。しかし役にリアリティーをもたせるには、自分自身というものが投影されなければならないのです。そうでないと役をこなしていることにはならないのです。実際に舞台の上で感情を表出させるためには「僕の身体と心」を使うわけですから、それは当たり前のことです。
頭ではそのことは理解できるのですが、なかなか結果として表現されません。かなり落ち込んだ日々が続きました。
そして一年が過ぎ、2年生の6月。
「役作り」というものに悩んでいた僕に、ある革命をもたらす役が廻ってきました。
初夏の公演で演出家に指名された役が・・・男を好きになる役だったのです。

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ゲイを表象する仕草から見えるもの。

5/27に書いた「おネエ言葉は使わない(使えない)。」に関連して・・・。

世の中には、言葉には出さずにそのものを表現する仕草というものがある。指で頬に傷を示す線を引いて「やくざ」を表象したりするアレだ。それをストレートに言うと、万が一「それに当てはまる人」がいたときにヤバいことになるという、一種の自己保身のために使われる。あるいは、からかいの感情を込めながら「ネタ」として。
ゲイもよく、同じように表象される。右手を左頬にあてて「オカマです」というシナを作りながら表現する仕草で。
こういう仕草を何の罪の意識もなくやってしまう人の気持ちは、とてもよくわかる。僕だって高校時代大学時代のように、自分のことを受け入れられない頃には当然のようにそういう仕草を周りと一緒にしていたし、一緒に笑い飛ばしていた。自分で自覚していないものだから、本当になんの罪の意識もなく。
でも、今の僕は違う。
その仕草が日常で、僕の目の前で行われると、ムカつきはしないけれど、ドキッとする。そして、その仕草をした人のことを、こういう風に分析する。
「この人は、ゲイの友だちがいない人なんだ。」
「この人は、ゲイというものについて深く考えたことのない人なんだ。」
「この人は、僕がゲイだということを、まったく気付いていないんだ。」
・・・もし僕の事を「ゲイなのかも」と少しでも感じたことのある鋭い人なら、僕の目の前でそうした仕草はしない。

この仕草を日常で見かけることは、僕にとってはそうした判断が出来るという意味で、貴重なものともなっている。その仕草をしたからといって、僕の態度が変わることはない。
その人に対する自分の中での評価も、なにも変わらない。
ただとりあえず一時的に安心してしまうだけなのだ。悲しいことに。

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大学時代、ゲイを演じることになり・・・01

高校時代、女の子と付き合ってみたものの・・に続き、僕が自分をまだ「ゲイ」だと認めていない頃のことを、書いてみようと思います。

どうせ大学に入ったなら、やはりサークル活動をおもいっきり楽しみたかった僕は、いくつかのサークルの説明会に顔を出しました。そして「新入生歓迎公演」をやっていた演劇部を見に行きました。公演はわけもなく楽しげであり、シャイなくせに実は目立ちたがりな自分にはピッタリなのではないかと思い、軽い気持ちで入ってみました。
ところがこれがかなり本格的なもので、「サークル」というより「部活」という感じ。同じ敷地内にある短大との合同なので圧倒的に女の子が多く、しかもこのご時世に大学に入ってまで本格的に「何か」に青春を賭けてみたいと燃えてしまう人は少数派であり、かなり熱烈な大歓迎を受けてしまいます。
「あえいうえおあお」「かけきくけこかこ」・・・などの滑舌の練習から、基礎体力作りのためのマラソンまで、まるで体育会のようなノリに翻弄されながらも、実はそういう青春チックなことに燃えなければ青春ではないっ!と思っていた僕としては嬉々として、この部活にハマって行くのでした。

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工藤静香「Lotus~生まれし花~」●アルバム「月影」レビュー05

二人の手を重ね合えば
ひとつの花が 見えるだろう

長い道をすすむ途中で 破けたような過ちは
許すことを知った未来を 照らして行くのだろう
星のようにいつも輝くよ あふれてる夢を重ねながら
哀しみは風に奏でられ 花びらを恋の色に染めて

「Lotus~生まれし花」
words:山口寛雄・愛絵理
music:山口寛雄
arrangement:中野定博


●REVIEW●
作曲家がデモテープで口ずさんでいた「言葉よりも信じていた、どれくらい待っていたんだろう」という言葉に感動し、その後を工藤静香本人がイメージを膨らませて作ったという曲。
ファンにとっては2002年の「maple」以来3年振りとなるシングル。
今年の2月16日に発売された。
長年ファンを続けていると、彼女のその時々の精神状態を歌を通して知ることになるわけだが、いろんな試行錯誤を経て、ついにここまで幸せの歌を歌えるようになったのか、という親心にも似た嬉しさがこみ上げてくる。
実はアルバムでは歌を録音し直している。2コーラス目の冒頭部分。
シングルでは英語で表現されていたのを、アルバムでは「二人の手を重ねあえば 一つの花が見えるだろう」と、ストレートに日本語で表現した。
人と手のひらを同じ向きでつなぎ会うと、形が蓮(Lotus)の花のように見える・・・その発想が花が大好きだという彼女らしい。


かつては「不幸で満たされない気持ち」を歌うことが多かった彼女。近年は幸せを歌う幅を身につけた。
次は歌手としてどんな幅を拡げてくれるのか。
人生と直結している彼女の歌手としての展開を、楽しみに見守り続けたい。

?この曲は、気持ちが穏やかな時に聴きたくなります。
自分の心に余裕があるかどうかのバロメーターともなっています。



「月影」
information

PONY CANYONサイトで試聴できます。
●「Fe-MAIL」にアルバムについてのインタビューあり。
・・・連載『工藤静香 SHE SEA SEE』Vol.1.2.3.4
Real Guideに動画インタビューあり。
音楽大好き!T2U音楽研究所に「月影」特集ページあり。

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