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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2023-10
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フツーに語ろう同性愛003●ゲイがフツーに登場した「芸恋リアル」

 6月11日(月)に放送された日本テレビ「芸恋リアル」。番組の後半10分ほどのコーナー「ジャッジDEデート」には、前田健さんとデートをしたいというゲイの方が、なんの衒いもなく、ごくフツーに素顔で出演していました。しかも実名入りの名札まで付けて(笑)。

 スポーツインストラクターをしているという彼のフツーっぷりには、スタジオのタレントたちの方が少し困惑していたほどです。顔出し・実名公表は本人にとっては「フツーのこと」でも、周りにとっては「フツーのこと」ではなかったようで。その温度差が如実に画面に映し出されていて、笑いを喚起する一つの要素になっていました。

 司会の島田紳介さんには事前にスタッフから「同性愛者の人権への配慮をきちんとするように」指示が出されていたようです。ゲイの方を登場させる際に、「別に珍しいことではないんですよね。10人いたら1人は、そういう傾向にあるらしいから。」と、発言していました。日本テレビといえば特に昨年、数々のエキセントリックな同性愛描写や表現を繰り返してきました。新宿二丁目を取材した番組の表現について、2006年の5月17日(IDAHOの日)に尾辻かな子さん達が抗議文を提出したりもしています。もしかして、その効果があったのかもしれませんね~(笑)。

LGBT可視化に向けて011●日本テレビ、「LGBTに関する公平な報道を求める要望書」への回答を寄せる

 そういえば1990年代初頭にテレビや雑誌で「ゲイ・ブーム」が起こったことがあるそうで、「ゲイを描けば視聴率が取れる」と言われるほど連日のようにゴールデンタイムに「ゲイもの」が放送されていたそうです!(今じゃ信じらんない。爆)。当時の番組を録画したビデオを見たことがあるのですが、カミングアウトを「ショー」のように扱ったりしているので、けっこう笑えました(笑)。黒子のような格好で顔を隠しながらスタジオに登場した当事者が、周囲に促されて顔を出してカミングアウトさせられるのですが・・・まるで清水の舞台から飛び降りるがごとく一大決心をした上で、震えて涙を流しながら顔と名前を公表する「勇姿」を見て、お茶の間の視聴者が涙を流したりしていたようです。(←完全に視聴率稼ぎの「ネタ」ですね。)

 その頃と比べると、確実に時代は変わったんですね。いまやカミングアウト済みの当事者たちは、ごく自然にありのままの姿で、特に気張ることもなくテレビに出たりするんです。

 同性愛者がテレビに出る時。顔と名前を公開するためには一大決心が必要だった。そのことがテレビの「娯楽」として消費された時代があった。そんな風に「歴史上の出来事」として語られ始めているのが、現代という時代なのでしょう。

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フツーに語ろう同性愛002●前田健さんが「芸恋リアル」で同性デートをするらしい。

 今夜。6/11(月)21時から日本テレビ系で放送の「芸恋リアル」に前田健さんが出演するので要チェック!。彼はこれまで何度もテレビで「同性愛は自分にとってフツーのこと」というスタンスを、「お笑い」を通して表現して来ました。今回は「恋愛」をテーマにしたバラエティー番組への出演なので、また楽しませてくれるのではないでしょうか。僕、前田さんの誠実なキャラが好きなので、今夜の放送が楽しみです~。

 ちなみに、まえけんさんが出演するのは「ジャッジDEデート」というコーナー。番組の公式サイトには、以下のように説明されています。

■ジャッジDEデート
●前田 健
 芸能人が、自分とデートしてくれる相手を大募集し、集まってくれた人の中から1人と実際にデートするコーナー。本人には、何人の応募者が来ているのかは知らされず、エントリーした順番に1人ずつ面接をしていく。"この人とデートするのはちょっと……"と思ったときは"ごめんなさい"の意思表示をして、次の人と面接。"この人!"と思った場合は、その場でデート相手が決定。もし以降の応募者の中に、理想に近い人がいても変更は出来ない。また面接相手が最後の1人になった場合は自動的にその相手とデートすることとなる。まさに、一期一会、その場の直感で判断を下していくというのは人生そのもの。実にリアルで過酷なコーナーである。

 「今日の挑戦者はこの方です!」と紳助に呼び込まれて登場してきたのは、ものまねタレントの前田 健。目も覚めるような真っ青なドレスを身にまとい、「これ、どう扱えばいいんや……」と紳助が嘆くほど、自分の世界を作り上げている。彼はカミングアウトしているとおりゲイなので、今回の応募は男性のみ。ただ、「テレビではこんな華やかな格好をしていますが、ふだんはふつうのおっさんなので……それを含めて受け入れてくれれば……」というように、普段の姿にがっかりしないか気にかけている様子。しかし、本気に彼氏がほしいようで「気に入った人なら1人目から行きます!」と気合いは十分だ。そんなマエケンのタイプは「ジャガイモみたいな人」。芸能人でいうと、カンニング竹山やインパルスの堤下が好みだという。果たして、理想の男性は登場するのか?

 まえけんさんのタイプは「ジャガイモみたいな人」なんだそうで。この番組見たことがありますけど、けっこう出演者は「本気モード」になるんですよね。目を血走らせたマエケンさんに萌えそうですぅ~(←コラッ!笑)

 ところで。こういうバラエティー番組等で「同性愛」がどんな風に扱われるのか。敏感にアンテナを張り巡らせながら超~ドキドキして見るのはきっと・・・当事者たちだけなんでしょうねぇ~(笑)。程々にしとかないと疲れちゃいますから、多少「ムカッ」と来ることがあったとしても「しょうがねぇなぁ~」と、とりあえず笑っといてあげることも必要かも~。(←そうじゃないと疲れちゃいますからね。)

 そ~いえばこれまでに、前田健さんについて何度か書いてきたんだっけ。ブログ内検索をしてみてビックリ。番組を「文字起こし」までしちゃってたんですねぇ~すっかり忘れてましたぁ(爆)。たま~に、こういう変なテンションに突入したりする自分が怖い(爆)。

たかがテレビ026●TBS「ズバリ言うわよ!」の番組欄に「ゲイ」の文字
前田健さん、TBS「ズバリ言うわよ!」でTV内カミングアウト
たかがテレビ027●TBS「ズバリ言うわよ!」での「前田健カミングアウト・ショー」詳細
フツーに語ろう同性愛001●前田健さんの「ゲイ語り」のサバケっぷり

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フツーに語ろう同性愛001●前田健さんの「ゲイ語り」のサバケっぷり

 あのね。同性愛ってね。「遠慮して語らない」んじゃなくって、もっとフツーに語っちゃっていいのではないかと僕は思うんです。異性愛がこれだけ「フツーのこと」として扱われているんだったら、同じように「同性愛をフツーのこと」だと思っている僕としては「自分にとってのフツー」を臆せず語れるようになりたいと思うんです。フツーにはフツーで対抗すればいいわけで。その方が相手に伝わりやすいと思うんです。

 同性愛者はカミングアウトを済ませたからといって、ストレスから解放できるわけでは無いみたい。むしろそこから先、「自分のフツー」をフツーに語れるかどうかの「度胸」が問われるようになるみたい。

 「あの子かわいい」と感じる気持ちとか「どんな同性がタイプなのか」とか。異性愛者が日常会話でフツーに語っていることを、同性愛者だってフツーに心の中で思ってる。思ってるけど僕らは日常では語らない。語ってはいけないものだと思い込まされてきたから。でもそんな時代は、そろそろ終わらせるべきだと思うんです、この日本でも。

 1月30日(火)付の東京新聞に掲載された前田健さんの記事に、「ゲイ」という言葉が何の衒いもなく使われていました。「放送&芸能」面に掲載された「笑劇人」というコラムの中なのですが、次のように書かれています。

 『芸人を目指したきっかけは、「おじいちゃんが『芸人になれ!』」と言ったから。「ゲイカルチャーを生かした独自の視点」が、セールスポイント。』

 記事の中で「ゲイ」に触れているのは、たったのこれだけ。なんと自然な取り上げられ方なんでしょ~か。つまり、マエケンさんが記者に向かって「自然なこと」として語っているということなのでしょうね。だから「プロフィールの一部」に、当たり前のように溶け込んでいるんです。

 ただ・・・あまりにも自然に取り上げられ過ぎても本人としては物足りなかったりしてね。「なんで?もっと突っ込んで取り上げてくれ~っ!」って、実は思ってるのかも。だって「セールスポイント」なんだから。FC2 同性愛Blog Ranking

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