カミングアウトへの道001●うわ~、緊張するんですけど・・・

昨年の暮れ。12月16日に新宿2丁目のコミュニティーセンター「akta」で行われたAGPマンスリーセミナーに参加し、カミングアウト・コンサルタントの「かじよしみさん」の活動報告を聞きました。(この時の模様はまた日を追って書きます。)その時に、かじさんが講師をしている大学の授業に「ゲイ当事者」として出席し、語ってくれないかという依頼を受けたのです。
かじさんとは、レインボーマーチ札幌の当日にはじめてお会いし、その後も「レズビアン・ゲイin世田谷」で上川あやさんのライフヒストリーを一緒に聞いてグループ・カウンセリングを受けたりと、何度か接点がありました。この日の活動報告会でも、ノンケ女性でありながらLGBT問題に熱心に取り組み、新たな道を開拓しようと懸命に取り組んでいることを知って嬉しかったし、かじさんの飾らない人柄に親しみを感じていました。だから、会の終了後に依頼を受けたときにも、「あ、いいですよ。今、ぜんぜん嫌だなぁと感じませんでしたし。出来るような気がします」と、勢いで答えてしまったんです・・・(あははは~)。
でもですね。考えてみたら僕、今まではゲイとして参加した講演会とか勉強会では「聞く側の人間」だったわけで・・・それが「話を聞かれる側」に、しかも「ゲイとして顔を見せた上で」参加することになるなど、まったく想像したことがありませんでした。・・・って、あんまり深く考えなきゃいいんですけど、今、これを書きながら「やばっ!」と思い始めてます(←だったら書くなっ!笑)。

「30分も一人で話せるのかどうか不安だぁ」とパートナーに電話で嘆いた時に気が付きました。そういえばけっこう、電話で「今日の出来事」を一方的にまくし立てて喋ってる時って、あっという間に30分経ってたりしますもんねぇ・・(←迷惑かけてます。笑)
それと今、密かに楽しみなのが「どういう視線を浴びるのか」ということ。LGBTコミュニティーの内部の活動の場では「ゲイであること」は当たり前のことなのですが、そうではない場において「ゲイで~す」という状態で出たときに、どんな視線を浴びるのか。それが体験できるチャンスかなと。(すなわちそれって「カミングアウト」の瞬間でもあるわけで。笑)
授業を受けている学生さんは、これまで性的マイノリティーに関する知識を学んで来たらしいのですが、きっと「当事者に会ったことがない」という方もいるんだと思います。そんな彼らが僕らのことを、まずどういう視線で見るのか。どんな表情で話を聞くのか、じっくり観察して来ようと思います。
あぁ、脳の中にテープを仕込んどいて録画できたらいいのにぃ~(爆)。→FC2 同性愛Blog Ranking