フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2017-03
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セクマイ系★紙媒体掲載チェック059●朝日新聞be on Saturdayインタビュー・コラム『結婚未満』に34歳会社員、同性パートナーのいるゲイ登場。「同性愛に戸籍上の絆は必要?」

 土曜日の朝日新聞に折り込まれている「be on Saturday」という別冊土曜版の、本日(6月11日)付4面に、34歳会社員、同性パートナーのいるゲイの方へのインタビューが掲載されており、当事者の生活感情の機微が表現されています。

 『結婚未満』という連載インタビュー・コラムでインタビュアーは木村俊介氏。どうやら、「結婚」ではない形態でのパートナー関係にある人たちにインタビューし、その「多様な関係性の捉え方」を紹介しているコラムのようです。以下、要点をご紹介します。


同性愛に戸籍上の絆は必要?

 同性のパートナーがいる井上龍二さん(34・ゲイの世界での通名)。同性間の結婚代わりの場合もある、養子縁組で籍を一緒にとの誘いは断ったという。

◇ ◇ ◇

 エリートみたいな外見で、男女ともにモテる4歳上の男性と付き合って4年目。出会いの半年後からは同居しています。
 彼と僕は別々の一部上場企業の事務職。犬の世話のため、どちらも夜8時には帰ります。俗に言うハッテンバ(特定の公園など、初対面で性交渉もありという前提でゲイが集まる場所)で会ったけれど、セックスは最初の1年だけで、今は老夫婦のような関係ですね。2人ともHIV患者ですが、すぐに亡くなる危険は薄まった病気だし、仕方ないと受け入れています。病状は安定してて、日に2回薬を飲む以外は健常に近い生活。細マッチョが好みの彼のために、僕もジムで鍛えてるんですよ。

 ゲイ同士の養子縁組は、遺産相続のためや、公の保証が欲しいなど需要があるのはわかります。うちの場合は何年も安定しているからか、最近、「俺たちはどう?」と彼に養子縁組を誘われました。でも、戸籍は別でも何年も一緒にいれば情も湧いて簡単には別れられないし、結婚みたいなものじゃないかな。

(以下続く)




 龍二さんは親にはクローゼットであるということで、「籍を入れるしんどさのほうを感じる」とのこと。養子縁組を誘ってきた彼に対しては「それで今より関係は良くなる?」と尋ねたのですが、明確な答えが返ってこなかったのでそのままにしているそうです。

 18歳の時に自分がゲイだと気付いたという龍二さんは、「同性愛に走る勇気はなく」、18歳で彼女と「出来ちゃった結婚」をして婿養子に。しかし就職後、単身赴任で育児ができなくなり彼女とすれ違いの生活の中、転勤先で同性と付き合い始めます。しばらく浮気は許されていたけれども最終的に離婚。そうした経験もあって「戸籍の関係からはずっと逃げてきた」そうです。(詳しくは紙面を御覧ください。)

 このコラムでは、インタビューによって当事者の生活感情を表現しているわけですが、その生き方に「こうであるべき」という正解を示してはいません。そこが独特の読後感を醸し出しており、さまざまに思考を巡らすことが出来る記事になっていると感じました。
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当ブログ発!ドキュメンタリー映画 『しみじみと歩いてる』

 2006年10月から、大阪の御堂筋を性的マイノリティとその友人たちが歩く『関西レインボーパレード』に通いながら出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤、苦しみ、そして喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。

座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルにて奨励賞を受賞しました。→コンペティション部門公開審査会映像

■今後の上映予定
7月3日 第6回青森インターナショナルLGBTフィルムフェスティバル
9月22日 PARC自由学校・社会を知る学校「抵抗」の文化―近未来のためのアクティヴィズム

★『しみじみと歩いてる』を、あなたの街で上映してみませんか?上映についてのお問い合わせは、akaboshi07@gmail.comまで。
★上映に関する最新情報は、当ブログ内「『しみじみと歩いてる』撮影&上映日記」をご覧ください。
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セクマイ系★紙媒体掲載チェック058●被災地で「おかまバーの名物ママの消息」を探すエピソードあり●講談社MOOK「g2」掲載『ルポ大津波と日本人』(佐野眞一)

 現在「講談社MOOOK」として発売中のノンフィクション新機軸メディア『g2』に、東日本大震災の直後に作家の佐野眞一さんが現地に入って記した渾身の『ルポ大津波と日本人』が掲載されています。

 人間洞察と状況描写に優れた読み応えのあるルポであり、惹き込まれながら読み進んでいたら、被災地で暮らすセクシュアル・マイノリティに関する描写が出てきたのでご紹介します。

 佐野さんがこのルポを書く目的は、被災地に住む友人・知人の消息を探すことにあったわけですが、そのエピソードの一つとして「おかまバーの名物ママの消息探し」が描かれているのです。

『g2 ( ジーツー ) vol. 7 』 (講談社MOOK)

 10年ほど前に新宿ゴールデン街にあった『ルル』という「おかまバー」をやっていた「キン子」と自称する名物ママが、東北地方の太平洋側に田舎があり、「うちの実家はホタテ貝の養殖をやっているの」と、ホタテ貝をお土産にもらった記憶が蘇った佐野さん。

 「ホタテ貝の養殖をやっていたのなら津波に巻き込まれた公算が高い」とは思いつつも、消息を探ろうと決意します。しかし、よく考えてみると「キン子」という通称名しか知らないことに気付くのです。本名を知らなければ緊急時の消息を探ることなど、到底難しいという問題にぶつかります。

 そこで、当時の店の常連客ネットワークを辿り、なんとか「本名らしきもの」を突き止めたものの、現地に問い合わせても「該当人物はいない」と言われるばかり。やはり本名ではなかったのかと更に別の知人に探ってみたら、ようやく新たに「別の名前」が浮かび上がります。ただ、それも正しいのかどうかはわからない。

 不確定要素ばかりで情報が無いけれど、とにかくルポを書くために気仙沼に向かってみる佐野さん。果たして「キン子」とは再会できるのか?というのが、このルポを読み進む上で、いくつかある物語の一つの重要な軸になっています。

『g2 ( ジーツー ) vol. 7 』 (講談社MOOK)

 なるほどセクシュアル・マイノリティって、その人間関係の中で「通称名」を使っている人が多いわけで、平時には不便は生じないし関係が疎遠と感じることもないけれども、緊急時等に消息を探りにくく、連絡を取りにくくなってしまうのだということを、あまり意識していませんよね。そのことに気付かされました。

 ルポの後半では、なんとか「キン子」と再会して会話する場面が出て来るわけですが、それがいかに奇跡的なことであり偶然の産物だったかということも、詳細に書かれています。

 5月5日のレインボー・アクション主催イベント『被災とセクシュアル・マイノリティ』、そしてJAPANレインボー・エイドといった活動において、災害時のセクシュアル・マイノリティがどのような状況に置かれやすいかを考え、想定と知識共有をしておく際に、示唆的なルポの一つではないかと思いました。FC2 同性愛 Blog Ranking



座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル奨励賞ありがとうございます。
コンペティション部門公開審査会映像

映画『しみじみと歩いてる』 
★5月に東京で自主上映会を開催します。
5月3日(祝)13:20/15:20(2回上映入替制/1200円)
会場:なかのZERO視聴覚ホール
監督:島田暁/2010年制作 77分■制作:akaboshi企画

 2006年10月から、大阪の御堂筋を性的マイノリティとその友人たちが歩く『関西レインボーパレード』に通いながら出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤、苦しみ、そして喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。

★第6回青森インターナショナルLGBTフィルムフェスティバルでの上映も決まりました。(7月3日です。)
★『しみじみと歩いてる』を、あなたの街で上映してみませんか?上映についてのお問い合わせは、akaboshi07@gmail.comまで。

セクマイ系★紙媒体掲載チェック057●『Happie nuts』でモデルのHIROMIさんがカミングアウト。恋人のモデルAURAさんと誌面に登場!

 現在発売中のファッション誌『Happie nuts(ハピーナッツ)』2011年4月号に、『人生を100倍楽にする勇気の言葉』というコーナーがあるのですが、そこに登場するモデルのHIROMIさんが「アタシの恋人は女の子」という言葉とメッセージを掲載。性的マイノリティであることをカミングアウトしています。

『Happie nuts 2011年 04月号』

 誌面にはHIROMIさんの恋人であるというモデルのAURA(アウラ)さんもグラビアに登場。HIROMIさんから読者へのメッセージも、自身が経験した葛藤を赤裸々に語る形で掲載されており、この雑誌がターゲットとする10代~20代の、同じ葛藤を経験している人たちに、大いなる勇気を与えることでしょう。

 僕はインターネットサイトでこの件を知り、コンビニで「立ち読みするつもり」でページをめくってみたのですが、72ページに書かれていたメッセージの言葉の力にジーンと来まして、「これは買わねば!」とレジに持っていくとき、(僕の風体では)やはり抵抗があるので一瞬躊躇しましたが、その気持ちを振り払ってでも買い求めたくなる力強いメッセージなので買いました。まだ御覧になっていない方はぜひ、読んでみてください。

 日本の芸能界では昔から、男性の同性愛/両性愛者、そしてMtFトランスジェンダーは比較的著名な人がいてカミングアウトも行われて来ており、「おネエタレント」という枠で大雑把にくくられがちではありますが、一種のブームになっているのは御存知のとおり。

 しかし女性の同性愛/両性愛者、FtMトランスジェンダーのカミングアウトは、ごく少数。あまり認知されているとは言えない不均衡が続いています。その観点からも、これは画期的な出来事です。HIROMIさんは1990年3月21日生まれということで現在20歳。今後の活躍に注目しようと思います。

 以下、冒頭の部分を抜粋紹介させていただきます。

『アタシの恋人は女の子。
男とか女とか関係なく、彼女のことが好きなだけなの。』


 今つきあってる人、実は女の子なんだ。読んで驚いた人もたくさんいると思う。今までの恋愛では男の子とつき合った経験もある。でも、自分らしくない恋愛ばっかりしてた。愛に年齢なんてないってみんなが言うように、私にとっては愛に性別なんて関係ない。

 今、こうやって堂々とみんなに伝えられるけど、はじめは隠してた。まわりが恋愛の話をしている中で、自分はどう話せばいいのかわからなくて、女の子と遊んだことを、男の子に言い換えて話をしてた。正直ものすごく苦しかったし、哀しかった。なんで隠さなきゃいけないんだろう?なんで言えないんだろう?って葛藤してた。でも、だんだんそんなことがバカらしく思えるようになったんだ。

(まだまだ続きます。続きは誌面をぜひ御覧ください。)

『Happie nuts (ハピー ナッツ) 2011年 04月号』 [雑誌]

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『しみじみと歩いてる』
 
★3月に東京で自主上映会を開催します。

3月21日(祝)13:20/15:20(2回上映入替制/1200円)
会場:なかのZERO視聴覚ホール
監督:島田暁/2010年制作 77分■制作:akaboshi企画

 2006年10月から、大阪の御堂筋を性的マイノリティとその友人たちが歩く『関西レインボーパレード』に通いながら出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤、苦しみ、そして喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。

セクマイ系★紙媒体掲載チェック056●石原都知事、三たび同性愛者への差別発言~若者を徴兵制で鍛えるべきとの持論強化に利用 #ishihara_kougi

 現在発売中の週刊ポスト2月25日号(小学館)に、以下のようなタイトルの特集があるのですが、その中で石原都知事がまたも持論の強化のために同性愛者への差別発言を行いました。

●特集名:
シリーズ<天下の極論「日本リセット計画」第4弾>徴兵制もしくは奉仕活動で若者を叩き直せ

●記事名:
アメリカの「お妾さん」に甘んじながら「平和、平和」と叫ぶセンチメントを憂慮する
「我欲の時代だからこそ軍隊生活で修練を」

●同性愛者に対する差別発言箇所(P46~47抜粋):

(中見出し) 『若者には「肉体的制約」が必要だ』

 自民党が野に下っていた94年に、私は党の政策大綱案として「二十一世紀への橋」という論文を書いた。その中で、高校を卒業した年齢の子供は、1年間か2年間、軍隊か警察か消防に入る義務を課すべきだと記した。韓国には今も徴兵制があるが、その韓国の若者と日本の若者を比べてみればいい。人生に対する積極性がまるで違う。若者を救うためには、軍役に就かせるか、あるいは警察、消防、海外協力隊でもいいが、連帯作業の役務に就かせて修練させる制度が効果的だ。

 携帯、テレビ、パソコンのバーチャルな対人関係によって、あまりにもひ弱になってしまった者たちには、意思に反して強いられる肉体的制約が必要なのです。

 同じように、人間社会の原理を幼い頃から子供たちに、頭ではなく体で刷り込むことも肝要だ。今さら教育勅語を復活させろとはいわないが、「父母に孝に、兄弟に友に、夫婦相和し、朋友相信じ・・・」といった言葉は、いつの時代であっても否定し得ぬ原理です。子供の頃の良き刷り込みは、良き制約となって人生を支えてくれるものなのです。

 逆に、我欲を満たすための野放図な害毒は日本を駄目にする。必ずしも取り締まればいいわけではないが、諸外国では目にしないようなものが、メディアにもインターネットにも横行しているようでは、やはりおかしいといわざるを得ない。差別でいうわけではないが、同性愛の男性が女装して、婦人用化粧品のコマーシャルに出てくるような社会は、キリスト教社会でもイスラム教社会でもあり得ない。日本だけがあってもいいという考え方はできない。




 いわゆる「草食化」していると揶揄される日本の若者たち(この場合の対象は「男性」の若者達)に、旧時代的な「男らしさ」という意味での活力を持たせるためには「徴兵制」さえ設ければいいのだという持論を石原都知事が述べられることは、御自身の短絡的な思考力を披瀝することになるので一向に構わないとは思いますが・・・。

 その持論を補強するために、なぜわざわざ「同性愛の男性」を持ち出し、「婦人用化粧品のコマーシャルに出てくるような」と表現の自由を脅かすような物言いを都知事の立場でなさるのか?

 その根底にはやはり、同性愛者が表に出て目立った形で活躍することを「野放図」だと言い放ったり、同性同士のカップルを見て「どこか足りない」「遺伝のせい」と感じ、それを都知事という公職に就きながら、こうして公的なメディアで発言しても日本社会は許すだろうと思っている現実認識があるのでしょう。持ち出す必然性が無いにも関わらず、あえて持ち出すということは、そういう認識が強いことを示しています。

 また、同性愛者の男性あるいはトランスジェンダーが「女装」でテレビの様々なコマーシャルで活躍する姿は、世界に視野を広げてみれば数多く行われていることです。ちょっと検索すればすぐ、以下のようなYouTubeにも出会えますよ。

She is a boy. He is Mark


 つまり、この発言は事実にも反しています。どれだけ性的マイノリティは石原都知事に侮辱されればいいというのでしょう?どれだけ差別発言を垂れ流されても「黙ってる人たち」だと思われていればいいのでしょう?

 前回の発言が問題になったことは、各当事者団体からの抗議文が都知事宛に届けられて知っているはずですし、(届いていなかったとしたら都庁担当職員の怠慢です。)また、国際人権団体HUMAN RIGHTS WATCH等からも抗議文が都知事や都の人権担当職員宛に送付されているのです。

 それを受けた上でのこの発言。もはや「確信犯」であり、あえて繰り返しているその視線の先にあるものは・・・4月の投票日なのでしょう。FC2 同性愛 Blog Ranking



座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル奨励賞ありがとうございます。

『しみじみと歩いてる』
 
★3月に東京で自主上映会を開催します。

3月21日(祝)13:20/15:20(2回上映入替制/1200円)
会場:なかのZERO視聴覚ホール
監督:島田暁/2010年制作 77分■制作:akaboshi企画

 2006年10月から、大阪の御堂筋を性的マイノリティとその友人たちが歩く『関西レインボーパレード』に通いながら出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤、苦しみ、そして喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。

セクマイ系★紙媒体掲載チェック055●「メディアと性的マイノリティ」の三橋順子さんが『週刊金曜日』誌上対談に登場!

 当ブログで連載中の「メディアと性的マイノリティ」にご出演いただいた三橋順子さんが、現在発売中の『週刊金曜日』1月14日号に登場。弁護士の日隈一雄さんととの対談が4ページにわたって掲載されているわけですが、その中で「性的マイノリティとメディアの関係」についても、たくさん発言なさっています。

『週刊金曜日 2011年 1/14号』 [雑誌]

 三橋さんが出演しているのは巻頭特集。インターネットの隆盛によりメディア状況はどのように変わり行くのか、どのように付き合っていけばいいのかを様々な視点から分析・考察する『煮詰まるマスコミ 見えない社会 ウエブ時代のメディアリテラシー』の中にある『政権交代でも帰られなかったメディア 世論をミスリードする報道』というタイトルの対談です。

 YouTubeでのトークでも言及されている「2010年の東京プライドパレードをマスメディアが報道しなかったこと」「24時間テレビで、はるな愛さんが走っている最中にTOKIOの国分太一氏と山口達也氏が、昔ゲイ役で出演したドラマのVTRを見ながら、まるで芸暦の汚点のように話していたこと」などなど、具体例と共に言及し、対談の端緒を切っています。特に、僕が印象深かった三橋さんの発言箇所は以下の通り。

三橋 「私は、存在しないことにされるのは、とりあげられて差別されるよりももっと根深い差別だと思います。それとショックだったのが、若い当事者がそのことをあまり疑問に思ってないことです。」

日隈 「あきらめているんですか。」

三橋 「若い人にとって公的なメディアの比重がそれだけ低いというのもあるけど、ある種あきらめているのかな。別に実害はないし、という感じ。実害はあるんですけどね。たとえば一時期、性同一性障がいだけが注目されて報道されましたが、それ以外の性別を超えて生きる人たちの報道はこの10年ほとんどされませんでした。セクシュアルマイノリティも極めて多様ですから、一つのところにだけスポットが強くあたると他は真っ黒になってしまう。性同一性障がいにスポットが集中したことと同性愛者の動向が報道されないことは、裏表の現象だと思います。」

『週刊金曜日 2011年 1/14号』 [雑誌]

 これ以外にも、鋭いメディア考察が満載でいろいろと考える契機を与えてくれる好企画です。週刊金曜日1月14日号は書店で手に取れなくなってもAmazonから購入することが出来ます。このブログでメディア分析に興味をもたれた方は、ぜひ、読んでみてください。そして、さらに細かく「性的マイノリティとメディア」に特化したトークを御覧になりたい方は・・・

★YouTubeのPLAYLIST「メディアと性的マイノリティ」をぜひご覧ください。
★文字に起こしたテキスト付きの記事は、こちらのカテゴリーからさかのぼってご覧ください。
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当ブログ発のドキュメンタリー映画
『しみじみと歩いてる』

3月に東京で上映会を開催します。
3月21日(祝)13:20/15:20
(2回上映入替制/1200円)
会場:なかのZERO視聴覚ホール
監督:島田暁/2010年制作 77分
■制作:akaboshi企画

 2006年10月から、大阪の御堂筋を性的マイノリティとその友人たちが歩く『関西レインボーパレード』に通いながら出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤、苦しみ、そして喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。

セクマイ系★紙媒体掲載チェック054●『インパクション』177号に『「性的少数者のパレード」の存在意義とは?~コミュニケーション個人化とコミュニティ失速のなかで』を寄稿しました

 「各地の性的マイノリティのパレードに参加して感じたことを書いてください」と依頼され、雑誌『Inpaction~インパクション』(インパクト出版会)に寄稿しました。

 タイトルは・・・
『「性的少数者のパレード」の存在意義とは?~コミュニケーション個人化とコミュニティ失速のなかで』

 現在発売中の177号のP166~P168です。ご興味がお有りの方は、ぜひご覧ください。Amazonで購入できます。
『インパクション 177』(2010)

 書き出し部分は、こんな感じです。

 『いわゆるレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーと称される「性的少数者」が世の中に一定の割合で存在し、そうではない人たちと共に日常生活を営んでいることを、よもや知らない人が現代の日本に居るだろうか?。居るとしたらよっぽど情報感度が鈍い人か、他者への関心が薄い偏屈者だろう。
 存在の認知という意味ではかなり進んでいるように思える現代日本において、性的少数者の当事者とその友人たちが集まり、昼間の公道を集団でパレードする行為に意味があるのだろうか?。ゲイ当事者である私ですら正直、そんな思いが胸をよぎりながらも今年、東京・札幌・大阪で開催された性的少数者の大規模パレードの全てに参加した。』<つづく>

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パフ★シネマ『ココデナイドコカ』上映会

 セクシュアルマイノリティである主人公の日常を、その姉が丁寧に撮影しながら制作された日本のドキュメンタリー映画の上映と、監督の中川あゆみさん、主人公のリョウさんをお迎えしてトークを開催。
■12月11日(土)開場18:30/開映19:00
詳細はこちら。

Ronとakaboshiの直撃トーク 004
「ジャンジさんに聞く!パフォーマンスとHIV/AIDS」


 女性のドラァグ・クイーンとして数々のパフォーマンスや映画等に出演し、新宿二丁目のcommunity center aktaでHIV/AIDSに関する活動をしているマダムボンジュール・ジャンジさんをゲストに迎え、Ronとakaboshiがパフォーマンスの秘密とHIV/AIDSの現状について直撃トーク!
■12月18日(土)13:30開場/14:00開始
パフスペースにて。
詳細はこちら。

セクマイ系★紙媒体掲載チェック053●朝日新聞「声」欄に『同性愛者を奇異に見ないで』というタイトルの投書掲載

 10月2日(土)付朝日新聞「声」欄に、以下のような投書が掲載されていました。大学生による「性的多数者」の立場からの投稿です。

『同性愛者を奇異に見ないで』

大学生 小林萌子(京都市下京区 23)

 性同一性障害を取り上げた「にっぽん人脈記 男と女の間には」を興味深く読んだ。私は6月までイギリスでもゲイが多い街として知られるマンチェスターに留学していた。そこでは、同性カップルが手をつないだりキスしたりする光景を日常的に目にしていた。

 日本人の友人の一人もゲイだった。ある日彼に「セクシュアルマイノリティー(性的少数者)に対する日本社会についてどう思う」と聞いた。彼は「セクシュアリティーの苦しみに焦点が置かれがちだと思う。もちろんそれはそれで知ってもらうことも必要だけど、性的少数者も学校に行ったり、友達と笑ったり、恋愛したりして、性的多数者と変わらないことをしている。性的少数者である前に、人間であるという一面を伝えてほしいな」と話していた。

 通常とは異なること、つまり「異」を「奇」とみる視線が減らない限り問題は解決しない。「異」が日常となった時、日本社会はずっと変わるのではないだろうか。

 投書の冒頭に触れられている「ニッポン人脈記 男と女の間には」とは、朝日新聞が9月30日まで夕刊で13回にわたって連載していたコラムのタイトルです。最終日の回には、10月17日(日)14時開催のディスカッション「ジェンダー・セクシュアリティの媒介」でメディア論を語ってくださることになっている女装家の三橋順子さんも、カラーの写真入りで登場していました。

 その他にも毎回、主にトランスジェンダーの方々と、その周囲にいる人たち(「性的多数者」の方々含む)との絆を描いた読み応えのある記事が載っていました。これは図書館でバックナンバーを辿ってでも読み返す価値アリですよ。FC2 同性愛 Blog Ranking


セクマイ系★紙媒体掲載チェック052●Tokyo graffiti#073 「ふたり暮らし」特集にレズビアン&ゲイカップルも掲載

 現在発売中の『Tokyo graffiti#073』では「ふたり暮らし~“BED IN"TOKYO 2010」という特集が組まれており、17組のさまざまなカップルの暮らしぶりが、ベッドに並んで座る写真とともに掲載されているのですが、その中にレズビアンカップルとゲイカップルが載っているのを発見しました!

『Tokyo graffiti #73』

 「相思相愛レズビアンカップルat浦安」として紹介されている2人は、24歳のフリーターの方と、24歳のアパレル職の方で交際暦2年、同棲暦1年6ヶ月。インタビューでは「ふたりで暮らす上で一番大事なこと」「相手に約束していること」など、どのカップルにも共通した10個の質問が投げかけられているわけですが、僕が印象に残ったのは「将来結婚を考えている?」という質問への回答。

 フリーターの方は「日本でできるなら、今すぐにでもしたいねって話しています。もう少し日本が、同性愛に理解があればいいなと思います。せめてパートナー制度とか・・・」と回答。アパレル勤務の方は、「もちろん!!国が認めてくれたら今すぐにでも。女の子同士でも結婚できる制度を導入してほしい。家族になって、残せるものを増やしたいから」と答えています。

 「フリーSEX主義のゲイカップルat中野」として紹介されているのは、28歳の心理カウンセラーと29歳のフリーターの方で、交際暦7年、同棲暦7年。こちらで印象に残ったのは「ふたりで暮らしてわかった素敵なこと」への回答。

 心理カウンセラーの方は「誰かと一緒に生きていくことの幸せや安心感が、自分に自身を持たせてくれたこと。この人は自分を見捨てないだろうっていう信頼関係を築けたのは、本当に嬉しいことです」と回答。フリーターの方は「家に帰ったら出迎えてくれる人がいて『ただいま』『おかえり』の挨拶があること。些細な幸せが増えていくって素敵だなぁって思う。あと、どちらかが先に起きるので、寝坊や遅刻が減りました」と答えています。

 これらの質問は、他に15組掲載されているヘテロ・セクシュアルのカップルにも全く同じ文言で問いかけられており、結果的にそれぞれの暮らしぶりや感じ方、考え方の違いが浮かび上がることにも繋がっています。

 この雑誌の特集にはこれまでにも#067「愛情表現のカタチ」にレズビアン&ゲイカップルが登場したり、#061「恋愛は自由!」にゲイ&レズビアン&トランス含むカップルが登場するなど、セクシュアル・マイノリティが何度も、ヘテロ・セクシュアルカップルの中に混ざる形で掲載されています。

 ある意味、これって「至極当然あたりまえのこと」ではあるわけですが、その「当たり前のこと」が商業原理その他諸々の事情によってなかなか「当たり前」になっていないのが日本のメディア状況でもあるわけでして、こうしたことが「珍しいこと」だと感じないようになって欲しいものだと、この雑誌での掲載を見る度に思うのでした。Tokyo graffitiさん、これからも現実に即した当たり前の編集方針を貫き、バイセクシュアルやトランスジェンダー、その他いろんな「性と生のあり方」で暮らしている人を登場させてくださいね!FC2 同性愛 Blog Ranking


『Tokyo graffiti #61』 恋愛は自由!
『Tokyo graffiti #67』 愛情表現のカタチ
『Tokyo graffiti #73』 ふたり暮らし

セクマイ系★紙媒体掲載チェック051●日本初!同性カップルを「事実上の婚姻関係」と裁判所が認定したケースがあったことを日経新聞がスクープ報道

 8月31日付日本経済新聞夕刊・社会面に画期的な内容のスクープ記事が掲載されました。日本の裁判所が同性カップルを「事実上の婚姻関係にある」と判断したことになるケースが、2007年にあったというのです。

 つまるところDV(配偶者・パートナーによる暴力)防止法が女性同士のカップルに適用され、片方の女性に保護命令が出ていたということなのですが、同法が適用されるということはすなわち、そのカップルを「婚姻の届け出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者」とみなしたということになるわけです。以下に日経新聞の記事の主要部分を抜粋して引用させていただきます。


同性間暴力にDV法適用
事実上の婚姻 認定 地裁が保護命令


 同性のパートナーから暴力を受けたとする女性からの申し立てを受け、裁判所がDV防止法に基づく保護命令を片方の女性に出していたことが31日、関係者の話でわかった。同性カップルを事実上の婚姻関係にあると判断したとみられ、こうしたケースが明らかになるのは初めて。

 関係者によると、保護命令は2007年、西日本の地裁が出した。被害者保護のため詳細は明らかにされていないが、申し立てたのは社会的に夫婦と同じような関係にあった女性カップルの1人。地裁は相手の暴力で重大な危害を受ける恐れが大きいと判断し、申立人への接近を禁じるなどの保護命令を相手の女性に出した。

 01年施行のDV禁止法は配偶者の暴力から被害者を保護することを目的とし、配偶者には「婚姻の届け出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者」を含むと規定。今回、地裁は女性カップルがこれに該当すると判断したとみられる。

 同性カップルへの同法適用について、ある裁判官は「明確な解釈があるわけではなく、各裁判官の判断」と指摘。「相手が同性であっても適用が否定されるべきものではないと考えられ、同居の状況など、実態に即して判断したということではないか」と説明する。



 記事にはこのほか、NPO法人「全国女性シェルターネット」の遠藤智子事務局長のコメント、精神科医の平田俊明さんのコメントも掲載されています。

 この事例と報道された記事は今後、ロビイングその他さまざまな現場で実効的に活かすことが可能になるわけで、大きな影響力を持つことになることが予想されます。

 さて。

 日本のセクシュアルマイノリティ史に確実に残ることになる画期的な一大ニュースを今後、他のマスメディア各社は追随して報道するのでしょうか。あるいは・・・ニュース価値を過小評価したり、「日経のスクープだから」とあえて黙殺するのでしょうか。

 知ってました?どこか一社が突出して行ったスクープって、競合他社は黙殺したり小さく報道する傾向にあるらしいですよ~プライドがあるから(←池上彰さんが言ってました)。マスメディアが自己喧伝している「公平性」や「ジャーナリスト魂」の実態なんて、そんなもんで左右されちゃうものらしいです。僕はそのあたりをマニアックに、しばらく注目してみたいと思ってます。FC2 同性愛 Blog Ranking


セクマイ系★紙媒体掲載チェック050●「人の死に“同性愛者”はふさわしくないのか?日本にはタブーが多すぎる」●今野雄二さんの訃報コメント変更で大橋巨泉さん注目発言

 ゲイカルチャーに造詣が深い映画評論家として知られ、様々なメディアで活躍された今野雄二さん。残念ながら8月2日に66歳でお亡くなりになってしまったわけですが、注目すべきコラムが掲載されました。

 週刊現代の9月4日号に、大橋巨泉さんの『今週の遺言』という連載コラムがあるのですが、今野さんの訃報に際してフジテレビ『スーパーニュース』からコメントを求められた巨泉さんと、フジテレビ側のやりとりが暴露されているのです。

 巨泉さんは、'60年代~'80年代にかけて日本テレビ系深夜の人気番組『11PM』の司会をしていたわけですが、今野さんは月曜日によく出演していたとのこと。そうした縁でコメントのオファーがあったわけなのですが、巨泉さんの現在の居住地であるカナダからすぐに、以下のコメントをFAXで寄せたとのこと。

 「彼の同性愛者らしい細やかなセンスを買っていただけに残念」

 コメントを送った後そのまま就寝し、翌朝目覚めた時に東京の(巨泉さんの)事務所の弟さんから、以下のようなメールが入っていたそうです。

 「もうお休みになっていると思うのでメールで失礼します。フジテレビから電話があり、“文章の中の『同性愛者』という表現が、死んだ人に対する表現としては使えないので、それを取って『彼らしい細やかなセンスを・・・』とさせていただきたいのですが”という事です。私は、兄は同性愛者に偏見を持っていないのでそう書いていて、同性愛者特有の細やかさを表現したいので困ります、と言いました。すると、“上司と相談したところ、矢張りある程度同業者の中では知られていても一般的な事ではなく、人が亡くなった時という特殊な時期なので、今回はその表現を控えさせて頂きたい”と言って来ました。既にお休みであれば仕方がないですが、もし『それなら全部載せるな!』と言うことでしたら、メール下さい」

 それに対する巨泉さんの返事。

 「もう寝た後の話でどうしようもありませんでしたね。こちらは一向にかまいません。ただこのことは週刊現代に書くつもりです」

 というわけで、こうして連載コラムで暴露されたということですね。

 今野さんの訃報に接したとき、たとえば僕のように直接交流を持ったことのない者でもぶっちゃけ「あ。著名なゲイの人が亡くなってしまった!!」とショックを受けましたし、「66歳一人暮らしでの自殺かぁ・・・。晩年どのような暮らしをしていたのか・・・」と、ものすごく気になりました。

 しかし当時、僕はこのブログではその(個人的な)思いを「書かない」ということを選択してしまいました。なぜなら彼は、いわゆる欧米のアクティビズム的な発想・思想で言うところの「カミングアウト」を、自ら社会に対してしていたのかどうかが定かではないからです。もし、それをしていなかったとしたら「アウティング」に近いことになってしまうのではないか?。当事者的な感覚では、そこは非常にナーバスなところであり、「触れないでおいた方が得策」と思ったことは事実。

 でも巨泉さんは違いました。どうやら今野さんから直接巨泉さんの方に同性愛者であるという「カミングアウト」があったわけではないようなのですが、以下のように「巨泉さんの思う生前の今野さん」について書いています。

 「今野君は'70年代後半から'80年代に、主として月曜の11PMによく出てもらった。映画の話にとどまらず、音楽やファッション、風俗など、広い範囲にわたってリベラルで、しなやかな意見をもっていて、ボクは評価していた。ボクは後述のように、藤村有弘を通じてゲイとの交遊があり、その男がゲイかどうかすぐ解る。今野君もそうだと解った。われわれは彼を「脱オトコ」と呼んでいたが(ボクは番組中も何度もそう呼んだ)、そこには敬意も入っていたのである。彼が作詞してヒットした舘ひろしの『泣かないで』を歌えば、ボクのいう“センス”が解る筈だ。合掌。」

●YouTubeより~舘ひろし - 泣かないで
 

●YouTubeより~石井明美「CHA-CHA-CHA」(訳詩)
 
Amazonで見つけた今野雄二さんの主な著作(ゲイ関連)
『ウェディングバンケット』
『グラム!―真実のベルベット・ゴールドマイン』

 上記の文中に出てくる藤村有弘氏(通称パンサ)はNHK『ひょっこりひょうたん島』のドン・ガバチョの声で有名なコメディアンで、巨泉さんによると「彼は自分がゲイである事を隠さなかったし、ボクは全く偏見がないので、本当に楽しい交遊が続いた」とのこと。藤村氏は1982年に48歳で亡くなってしまうわけですが、真っ先に葬儀に駆けつけ、以下のようなスピーチをしたそうです。

 「パンサは彼がゲイである事を隠さなかった。しかし日本にはまだ同性愛者に対する強い偏見がある。だからボクは今夜、藤村有弘を立派な同性愛者として送ってやりたい」

 会場にはゲイの人も多く参列し、「よく言ってくれた」との声も上がったそうなのですがマスコミは黙殺。翌日の夕刊紙に取り上げられただけだったそうです。こうした悔しい経験が今回の今野さんの件の「暴露」にも繋がっているのでしょう。

 三島由紀夫にしてもそうですが、近しい周囲だけでなく世間的に「そうなんだろう」と大多数の人が思っていつつも、公的な場では同性愛者だったことがタブー視されるという例は数多いわけですが、このまま今野雄二さんもその一人に加えられることになりそうなところを巨泉さんが、このコラムによって打ち破ってくれた。すなわち「語りやすく」してくれた。風通しをよくしてくれた。そのことに感謝の意を表したいと思います。

 週刊現代9月4日号のP102~103に掲載されている、かなり長文のコラムでこれ以外にもたくさんの、「同性愛者に対する日本社会のタブー意識」に対する異議が唱えられており、当事者的感覚で読んでいてすごく勇気付けられる内容でした。ぜひご一読を!FC2 同性愛 Blog Ranking


セクマイ系★紙媒体掲載チェック049●同性の友人同士がペアルックで街を歩いたっていいじゃない。ましてや同性の恋人同士だって。

 今、街中を同性同士でペアルックで歩く二人組が流行っており、「2コ1」と呼ばれているらしいのですが、ご存知でしたか?若年層をターゲットとしたファッション誌などのメディアで盛んに取り上げられ始めているようですよ。

 ゲイ雑誌やレズビアン雑誌でも無い限り、こうした場合の「同性同士」はつまり「ノンケさん」という想定でしか書かれていないわけですが(苦笑)、それでもこれはなかなかいい傾向。だって、結果的にはゲイカップルやレズビアンカップルでも街中をペアルックで歩きたい人が、歩きやすくなる風潮に繋がるわけですからね。

 週刊文春7月1日号巻末グラビア「CATCH UP」にも「2コ1」が紹介されていて、街で撮った同性同士のペアルック写真がたくさん載っており、一瞬、嬉しくなったのですが・・・記事の文章を読んだ途端、僕のその喜びは雲散霧消。だって・・・こんな風に書かれてたんですよっ!

<見出し> 同性の赤の他人がなぜペアルックを?
21世紀の友情の証!? 「2コ1」増殖中


 「最近若者たちの間で、同性でのペアルックが流行っているらしい」という情報を得た小誌記者。正直その話を聞いたときは半信半疑だった。なにしろペアルックは、周囲の視線など気にしないアツアツカップルにのみ許された格好。同性でお揃いの服なんて、あらぬ誤解を招いてしまうんじゃ……。

 ・・・「あらぬ誤解」って表現・・・酷すぎるんですけどぉ~!

 記事はこの後、「真相を確かめるべく」街へ出た記者が、「2コ1」とは「二人で一つと言えるほど仲がいい」という意味から来ている言葉であり、あくまでも仲のよい友達同士が服装を揃えている現象なのだということを、週刊新潮の中心読者層である中高年男性向けに説明しているわけですが・・・。

 嫌な予感がしたので読むのを中断しようかと思いつつ、つい最後まで読んでしまったらもっと酷い表現に突き当たってしまいました。

 う~ん、一時期流行ったヤマンバメイクに比べると微笑ましい気もするけど、やっぱりオジサンにはよくわからないこのブーム。息子が同じ服を着た友達を家に連れてきた時に、平静を保てるか。自信はありません……。

 まるで世の中にセクシュアルマイノリティが居ないかのごとく、そして『週刊文春』読者にもセクシュアルマイノリティが居ないかのごとく、無神経にこういうことを書くから・・・(ため息)。

 僕、最近こういうのには慣れていたつもりだったんですけど、コンビニで、のほほ~んとした気持ちで昼下がりに週刊誌を立ち読みしていて、まさかいきなりこんな風な不意打ちを食らわされるとは思っていなかったもんだから、グサッと刺さってしまいましたよ。

 だからといって僕自身は、「同性同士でペアルックで街を歩きたい」とは決して思わないわけですがね(同性・異性関係なくそういうのってこっぱずかしい。笑)。

 でも、それをしたいと思うだろう友人たちは居るわけですし、それ以前にやっぱり「あらぬ誤解」とか「平静を保てるか」とか書かれると、まるで存在が否定されたかのような気持ちになって深く傷付きますよ。こういう表現が人を殺してるかもしれないってこと、わかってるんだろうか?FC2 同性愛 Blog Ranking

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