【緊急署名のお願い】ウガンダで「同性愛行為」を罰し死刑にできる法案が可決されそうです。「反同性愛法」への反対署名に御協力ください(署名ページ日本語訳つき)

→「ALL OUT」署名ページ
同国では1月に同性愛活動家のデヴィッド・カト氏が、首都カンパラ近郊の自宅で撲殺されていたことが判明し、国際的なニュースとなり日本でも報じられました。この度、提出し可決されようとしている「反同性愛法」では、同性愛行為とそれをおこなう人が対象となっており、見つけたら死刑に出来ることや、教師に通報の義務が課せられることなどが明記されているとのこと。
もし本当にそのようなことが法律で決まってしまったら、同国内に住んでいるどれだけ多くの人が恐怖政治に苦しめられることになるでしょう。多数の亡命者や難民が発生する可能性も高まります。これは由々しき事態です。
こうした動きを止めるために、まずは「ネット署名」しかないというのがもどかしくもありますが、数が集まれば効力を持つことも有り得ます。ぜひ周囲の方に周知し、数の力で抗議の意志を表せればと思います。
★レインボー・アクションの翻訳チームメンバーが「ALL OUT」署名ページを日本語に直訳しましたので、署名の際の参考になさってください。この場合の「ゲイ」とは「男性同性愛」のみを指すわけではなく、広く「同性愛関係」「同性愛行為」を含むものと解釈していただければと思います。(仮訳です。)
→「ALL OUT」署名ページウガンダ:「ゲイ殺し」法をいま止めよ
世界中の25万人が、この緊急の呼びかけに応じ、すでに署名しています。あなたの声を今届け、圧力(プレッシャー)をかけ続けよう。
あなたもこの署名にサインし、他の人ともシェアしませんか?この署名はウガンダの大統領ムセベニ氏に対して、ゲイ殺し法案の拒否を公約し、人権侵害を止めるよう要求しています。
この48時間以内に、保守的な議員たちは、ウガンダにおいてLGBTであることが、死刑によって罰せられる罪となる法案を提出する可能性があります。
この憎悪に満ちた法案は、国内の民主主義派の勢力に対するウガンダ政府の暴力的な抑圧の形態の一部です。これを止める時間はもうありません。
(下段)
ウガンダのムセベニ大統領は「ゲイ殺し」法案を拒否すると公約すべきだ
ヨウェリ・ムセベニ大統領:
世界はウガンダの人権活動家と連帯し、反同性愛法を拒否するという意思を、公式に宣言するよう求めています。この法律を通し、国内の人権状況を悪化させ、ウガンダを国際社会ののけもの国家にしないようにしてください。
(写真下)
活動家たちがロンドンのウガンダ大使館前で「ゲイ殺し」法案に抗議
→FC2 同性愛 Blog Ranking

→コンペティション部門公開審査会映像
映画『しみじみと歩いてる』上映会
5月27日(金)19:30(当日券のみ1200円)
会場:なかのZERO視聴覚ホール
監督:島田暁/2010年制作 77分■制作:akaboshi企画
2006年10月から、大阪の御堂筋を性的マイノリティとその友人たちが歩く『関西レインボーパレード』に通いながら出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤、苦しみ、そして喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。
★第6回青森インターナショナルLGBTフィルムフェスティバルでの上映も決まりました。(7月3日です。)
★『しみじみと歩いてる』を、あなたの街で上映してみませんか?上映についてのお問い合わせは、akaboshi07@gmail.comまで。
ウガンダで「同性愛行為」を罰し、死刑にできる法案が通ってしまいそう!「反同性愛法」への反対署名が呼び掛けられてます。

→「ALL OUT」署名ページ
同国では1月に同性愛活動家のデヴィッド・カト氏が、首都カンパラ近郊の自宅で撲殺されていたことが判明し、国際的なニュースとなり日本でも報じられました。この度、可決されようとしている「反同性愛法」では、同性愛行為とそれをおこなう人が対象となっており、見つけたら死刑に出来ることや、教師に通報の義務が課せられることなどが明記されているとのこと。もし本当にそのようなことが法律で決まってしまったら、同国内に住んでいるどれだけ多くの人が恐怖政治に苦しめられることになるでしょう。多数の亡命者や難民が発生する可能性も高まります。これは由々しき事態です。
こうした動きを止めるために、まずは「ネット署名」しかないというのがもどかしくもありますが、数が集まれば効力を持つことも有り得ます。ぜひ周囲の方に周知し、数の力で抗議の意志表示を表せればと思います。→FC2 同性愛 Blog Ranking

→コンペティション部門公開審査会映像
映画『しみじみと歩いてる』上映会
5月27日(金)19:30(当日券のみ1200円)
会場:なかのZERO視聴覚ホール
監督:島田暁/2010年制作 77分■制作:akaboshi企画
2006年10月から、大阪の御堂筋を性的マイノリティとその友人たちが歩く『関西レインボーパレード』に通いながら出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤、苦しみ、そして喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。
★第6回青森インターナショナルLGBTフィルムフェスティバルでの上映も決まりました。(7月3日です。)
★『しみじみと歩いてる』を、あなたの街で上映してみませんか?上映についてのお問い合わせは、akaboshi07@gmail.comまで。
米首都ワシントンDCで同性婚が合法に、初の結婚許可証を発行→しかし。
このニュース今朝知りましてTwitterでひとしきり騒いだのですが(笑)、ワシントンDCで同性婚が合法になったとのこと。良かった良かった・・・と思いきや!今のところネット上に日本語で唯一報道しているマスメディア=AFPによると、以下のような記述が・・・。
なんとな~く不吉な予感が・・・(カリフォルニアの二の舞もあり得ますからねぇ。)でもまあしばらくの間は合法的に結婚許可証が発行され、受け取れる人が居るわけですからきっと「今のうちにもらっとけ!」と当事者たちが殺到していることでしょう(←あくまでも推測)。「最高裁によると、反対派は住民投票を通じて法律の撤回を求めることができる」
それにしてもアメリカの首都でこういう決定が出たというのに日本で報じてるのはAFPだけかよ!と、相変わらずセクマイ系情報の入って来なさっぷりと日本のマスメディアによる軽視っぷりには(慣れっこだとしても)文句の一つも言いたくなりますが、どうやら「結婚許可証が出てから実際に結婚するまでには3営業日待たなければならない」らしいですから、まだ「画」が撮れて無いんですよきっと。うん。そうに違いない。
3日後にはきっと、わかりやすい「画」がたくさん撮れるし配信されるんでしょうから日本のマスメディアも一斉に報じる・・・んだと思いたい。さ~て。3日後に注目っ!(爆)。
■カリフォルニア同性婚事情について復讐・・・じゃなくて復習するにはこのシリーズ(笑)
→既婚者ゲイに聞く!同性婚するってどんな感じ?
■再生中にカーソルを画面上に持って行くと小画面が出てきて、同PLAYLISTの全ての映像を選択して視聴することが出来ます。
■既婚者ゲイに聞く!同性婚するってどんな感じ?PLAYLIST
→FC2 同性愛 Blog Ranking
オバマ大統領、同性愛者などセクシュアル・マイノリティを保護する法案に署名、成立

この画像は、10月24日(土)に開催された関西レインボーパレード2009の隊列にて「ヘイトクライムや自殺等で亡くなったクィア達を追悼する」というテーマで行われていたパフォーマンスの様子です。→映像はこちらから。
今日、CNNと時事ドットコムで、アメリカのオバマ大統領が「憎悪犯罪(ヘイトクライム)」の適用対象に同性愛者や性同一障害者への攻撃を加える条項を盛り込んだ6800億ドル(約62兆4300億円)の国防権限法案に署名したというニュースが配信されました。
●Obama Signs Matthew Shepherd "HATE CRIME" Bill
■オバマ大統領が憎悪犯罪法案を承認 対象を同性愛者などに拡大(CNN 2009.10.29)
■同性愛者保護法が成立=「完全な国家へ一歩」-米大統領(時事ドットコム2009/10/29)
CNNの報道によると「1998年に同性愛を理由に殺害された白人マシュー・シェパードさんや黒人ジェームズ・バードさんの事件が、法整備の契機となった。」とのことです。記念行事では両者の遺族とオバマ大統領が抱き合う場面もあったとのことです。→マシューシェパード事件についてはこちら。

暗殺されたハーヴィー・ミルクの件にしても、1980年代のエイズ危機にしてもそうですが、アメリカのセクマイ・アクティビズムの特徴として、「犠牲を糧にして結果を出す」という側面は否定できないと思います。それだけ、目に見える形での憎悪犯罪や差別的な事象、あからさまな偏見にさらされる危険と、まだまだ隣り合わせで暮らしている人たちが少なくないということなのでしょう。だからこそ、カウンターカルチャーが勃興し、アクティビズムも活性化するわけです。しかし・・・。
本当は、わざわざこういう法案を設けて「禁止」などしなくても済む状況を築ければいいのでしょうけども。そんな甘っちょろいことを言ってられない国もあるということを、日本に居るとつい、忘れてしまいがちになったりします。→FC2 同性愛 Blog Ranking
ジョージ・タケイさんとオルトマンさん。結婚から一周年
■当ブログ関連映像・・・既婚者ゲイに聞く!「同性婚する」ってどんな感じ?
この映像は、ハリウッド俳優であるジョージ・タケイさんのファンサイトから発信されたものです。(該当記事→タケイさん、オルトマンさん、ご結婚一周年!
その後、昨年のオバマ大統領が選出された大統領選挙の同日に行われた"Proposition 8"によって、カリフォルニアでは再び同性結婚は「禁止」ということになり、現在にまで至っています。現地での熱い攻防が続いているわけですが、その過程に起こるであろう様々な出来事から学べることは、たくさんあるような気がして注目しています。→FC2 同性愛 Blog Ranking
イスラエルのテルアビブで同性愛者らの支援施設が襲撃され2人死亡。死傷者の多くは未成年者
●YouTubeより~Shooting at Israeli Gay Center Leaves 2 Dead - Nation in Shock
亡くなったのは26歳と17歳の方。そして少なくとも15人が怪我を負ったとのこと。毎週開かれていたという、「10代の同性愛者によるサポートグループ」の集会が襲われたそうです。犯人はまだ捕まっていないとのことですが、状況から言って同性愛者への「憎悪犯罪(ヘイトクライム)」である可能性が濃厚であるようです。
本来ならば「安心して自己を解放できる場所」であるはずのところで、そのようなことが起きるとは。亡くなった人や、怪我を負ってこれからトラウマを抱えたままで生きなければならない人のことを思うと、やりきれません。
YouTubeには惨劇が起きてしまった現場に、自然発生的に多くの人々が集まってプロテストを行っている映像も載せられています。
●YouTubeより~Protest after shooting attack at LGBT youth club - 2 dead - ירי בלב תל אביב
●こちらでは、ショッキングな画像も報じられています。
→テルアビブの同性愛者支援施設で銃乱射、2人死亡(AFP)
イスラエル、そしてパレスチナに生きるセクシュアル・マイノリティの現実については、6月の関西クィア映画祭東京上映会にて『0メートルの隔たり』を観る機会があったばかりでした。しかも、続けて7月の東京国際レズビアン&ゲイ映画祭では『分断の街で』を観ることもでき、現地に生きる人たちの日常生活や、喜びや悲しみを生々しく知り、感覚的に親しみを感じていただけに・・・ものすごくショックを受けました。
犯人が早く捕まり、今後、このようなことが二度と起きないように。そして、同じように不条理な理由で誰かが殺されたり傷付けられたり、苦しみ続けることにならないようにするために、何ができるのだろう・・・。
遠く平穏な日本に生きている自分の境遇と、彼らとのあまりの差には、愕然とするしかありません。→FC2 同性愛 Blog Ranking
スウェーデン大使館主催の同性婚セミナー、尾辻かな子さんらの出演で7月20日に開催

5月に、世界の国では7番目に同性婚が可能になったスウェーデン。(ゲイジャパンニュースのこちらの記事参照)。なんと、そのスウェーデンの大使館が主催で7月20日に、同性婚に関するセミナーが開催されるという情報をキャッチしました!。日本からは尾辻かな子さんが出演。そして、スウェーデンのみならずアメリカ大使館やオランダの元国会議員、そして国際人権団体HUMAN RIGHTS WATCHの方も出席するようですよ。これで入場無料って・・・太っ腹(笑)
ところで。7月20日といえば東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で『同性愛とテレビジョン』が上映される日っ!。でも大丈夫。レインボーリール・コンペティションの開始時刻は16時35分からなので、ギリギリ間に合いますよ~。東京メトロの六本木一丁目から表参道は15分位で移動できるようですから。(調べました。つまりこの強行軍をやるつもり。)
ってなわけで、7月20日(祝)のスケジュールは、これで決まりっ!(←強引。爆)
このセミナーの会場は、あまり大きなところではないそうですので確実にご覧になりたい方は是非メール予約を。7月20日開催セミナー
『スウェーデン、同性婚に ”宣誓” 』
世界で7番目の国として、スウェーデンは今年の5月1日から性別にとらわれない婚姻制度を受け入れました。スウェーデン大使館では、人々に等しく開かれたこの新しい制度に焦点を当て、スウェーデン、日本、オランダ、アメリカからゲストを迎えてセミナーを開催致します。
この新しい制度はなぜ実現できたのでしょうか?各国では成立までにどのような経緯があったのでしょうか?賛成と反対、それぞれの意見はどのようなものでしょうか? 講演を聞いて、考えてみませんか?ご質問も大歓迎です。 ぜひご参加下さい!
●講演者:
マッティン・アンドレアソン氏 元スウェーデン国会議員
尾辻かな子氏 元大阪府議会議員
アントニー・トランキーナ氏 米国大使館 二等書記官 副領事
ボーリス・ディトリッヒ氏 元オランダ国会議員
ヒューマン・ライツ・ウォッチ所属弁護士
●日時: 2009年7月20日(月・祝)13:00-16:00
●内容: プレゼンテーション、パネルトーク、Q&A
●場所: スウェーデン大使館 東京都港区六本木1-10-3-100
●使用言語: 日本語、英語 同時通訳あり
●事前登録: お名前・ご所属・ご連絡先を下記アドレスまでお送り下さい。
doseikon.tokyo@foreign.ministry.se
*お席には限りがございます。
●お問合わせ:
担当・佐々木 doseikon.tokyo@foreign.ministry.se
03-5562-5066/5050
入場無料
スウェーデン大使館ウェブサイトでの告知はこちら。
●主催:スウェーデン大使館
●協力:オランダ王国大使館 米国大使館 スウェーデン文化交流協会
そして。御存知でしたか?6月は「ゲイ・プライド月間」だったということもあってか、この1か月の間だけでもあちこちでたくさんの変化が起きているんです!
アメリカで・・・
■5月31日・・・ネバダ州下院、同性カップルに権利認める法案を再可決(CNN)
■6月1日・・・クリントン国務長官、ゲイ・レズビアンの権利を認める(アメリカ大使館サイト)
■6月3日・・・ニューハンプシャー州、同性結婚合法化法案が成立(CNN)
■6月9日・・・アメリカン・アイドル準優勝A・ランバート、「僕は同性愛者」(ロイター)
■6月18日・・・同性愛の政府職員パートナーの手当を拡充、オバマ大統領(AFP)
■6月29日・・・オバマ大統領が同性愛月間に賛同、差別撤廃に尽力表明(CNN)
インドでも・・・
■6月28日・・・同性愛行為に禁固10年のインド、見直しを法相が示唆(AFP)
アイルランドでも・・・
■6月26日・・・同性愛カップルに法的権利 アイルランド(47ニュース)
中国でも・・・
■6月13日・・・中国で初の同性愛祭り…米国女性2人が主導(中央日報)
なんか最近やたらと新聞の国際面やネットニュースで「同性婚」だの「同性愛」だの見かけるなぁとは思ってましたが、こうやって並べてみると圧巻・・・!。特にアメリカでは、オバマ大統領に変わったことによる変化が、どんどん目に見える形で出てきていることがわかりますね。昨年の11月に行った、あの勝利演説は口先だけじゃなかったというわけで。
まさに「有言実行」じゃないっすか!これからさらにどんな波及効果が生じるのか期待大。そして日本がその波に本格的に混ざるのは、果たしていつ!?→FC2 同性愛 Blog Ranking
あれれ~。カリフォルニアで同性婚が「禁止」に戻っちゃったみたい・・・

なお、当ブログで連載中の「既婚者ゲイに聞く!『同性婚する』ってどんな感じ?」に出演してくださった中村彰さんとパートナーさんの婚姻関係は、白紙に戻されなくて済んだようです。昨年、カリフォルニアでは5ヶ月間は同性婚が「合法化」されていたわけで。その間に婚姻届を提出した1万8000組の同性カップルの結婚証明書は無効にしないという判決も出たそうです。
もしもこの部分までもが白紙撤回されていたとしたら、「なんと非人道的な!」という世論が激しく盛り上がったでしょうから、それを恐れて折衷案として出したのでしょうかね。予定よりも判決が出るのがだいぶ遅れたのは、そのへんのバランスとか時期を見計らっていたのではないかと感じてしまいます。
カリフォルニアの活動団体らは今後も、州憲法修正に向けての動きを続けて行くのだとか。日本にいると、こういう騒ぎも「海の向こうのこと」と感じられがちではありますが、僕としては中村さんの結婚式を撮影したビデオを見たりなんかしたし、嬉しそうに語っていた姿が忘れられないので、以前よりはず~っと身近に、この問題を感じられるようになった自分を発見しています。
■「既婚者ゲイに聞く!『同性婚する』ってどんな感じ?」PLAYLIST(2008年11月 15日収録)
それにしても、11月までに結婚証明書をもらえなかった人たちとか、間に合わなかった人たちが、かわいそう~。→FC2 同性愛 Blog Ranking
同性結婚に対する意識、年代で大きな隔たり 米調査

さて。同性婚がらみのニュースとして、なかなか興味深いデータが発表されていたのを発見~っ!だいぶ前に発表されてたらしいのですが、お恥ずかしながら今日まで完全にノーマークでしたぁ(爆)。すごいっすよこのデータ。アメリカでは年代によって、こんなにも変わって来てるんですねぇ・・・情勢が。(CNN 20095/5)
このデータ発表を超~大雑把にまとめるとすると、アメリカの34歳以下の世代では、家族や親しい友人に「同性愛者がいる」と答えた人が半数を超えており、そういう人たちの多くが「同性婚を認め」ているということになりますね。これからこの世代がどんどん年をとり、社会の中枢を占めるようになるわけですから、そう考えるとアメリカにおける「同性婚」を巡る攻防の情勢は、あと数年でガラッと変わりそうだという楽観論を唱えることができそうではあります。(もちろん、宗教右派との対立も引き続きあるのでしょうがね。)米国の州単位で同性結婚に関する法律が議論されるなか、CNNとオピニオン・リサーチが4月に実施した世論調査で、同性結婚に対する意識が年代によって大きく異なることが明らかになった。
調査は4月23─26日にかけ、全米の成人2019人に対して電話で実施。結果を4日に発表した。
調査の結果、全体の45%が同性結婚を「法的に認めるべきではない」と回答し、賛成は44%と拮抗していた。しかし、年代別に回答割合を見直すと、大きな違いがあった。
同性結婚を「法的に認めるべき」と回答したのは、18─34歳の若い世代では58%と、過半数を超えた。これが、35─49歳では42%となり、50─64歳では41%、65歳以上ではわずか24%と、年代が上がるにつれて減少していた。
また、家族や親しい友人に同性愛者がいるかどうかを訪ねた設問では、49%が「いる」と回答。1998年の調査時から8ポイント、92年からは17ポイント上昇していた。
CNNの世論調査担当者によれば、友人や家族に同性愛者がいる人々は同性婚を認め、逆に知り合いに同性愛者がいない人々が、同性婚を拒否する傾向にあると分析している。
ところで。これと同種の調査、日本でも出来ないものですかね~。たとえばNHKさんとか、どうですかぁ~?(笑)。僕の予想では、「周囲に同性愛者がいる」と答える人、実は今の日本でも相当に高い数値が出るような気がするんですよね。市民レベル・個人レベルでの可視化は、かなり進んできているのではないかと感じてます。→FC2 同性愛 Blog Ranking
誰かの願いが叶うころ、あの子が泣いているよ

→FC2 同性愛Blog Ranking開票の途中経過では接戦だったので
「ひょっとしたら」という気持ちを残しながら経過を見守っていた
カリフォルニアでの「同性婚の禁止」をめぐる住民投票Prop8。
仕事を終え、Googleニュースで「同性婚」をチェックし、
続々と増えていた「禁止を可決」「非合法に」の見出しを辿り、
各メディアのWebニュースで事実を確認した直後。
・・・やっぱり来たよ正直。ぐわ〜っと、こみあげてくるものが。
そしてすぐに脳裏によぎった言葉が
「これが差別されるということなのか?」だった。
しかし、すぐに理性が
「そんなに熱く捉える事はないんじゃない?だって
自分は結婚には懐疑的なんじゃなかったの?」と呟き返したけど。
湧き上がってきた感情の炎はすぐには冷めなかった。
遠く海を隔てたところで、
「結婚」なんてあんまり考えたことのない僕ですら
こんな思いを掻き立てられるんだから。
6月に「合法化」した時に喜んだり、
長年の思いが実ったことを祝い合った人たちの落胆ぶりを想像すると
やっぱり胸が締め付けられる。
「結婚を望む同性愛者」という意味では僕は「当事者」ではないけれど。
人生における「選択肢」が減らされるという意味で
このことが明らかに差別的な出来事であり、
それによって悲しみに暮れる人々が出るだろうことは想像がつく。
反対に、この結果によって「喜び」を得る人たちには
そこのところが想像できないんだろうなぁと思う。
もし投票が逆の結果だったとして。
「同性婚反対派」の人たちは、そのことによって泣くのだろうか?
・・・その気持ちがあまり想像できないのは、僕の見識不足なのだろうか?