たかがテレビ075●「ゲイ」をアウティングさせたり自殺させたり・・・。主役を引き立てるために他の役の描き方が杜撰で安易すぎる『素直になれなくて』がもたらす弊害

こちらの記事でも触れましたが前回の第9話では、「リンダ」(玉山鉄二)が、ナカジ(瑛太)への恋心を抑えきれずに頬ずりしているところを見られたショックで自殺未遂を図り、ナカジがそれを発見して「さぁどうなる?」というところで終わったのですが。
たぶん自殺未遂ということで終わるんじゃないかと期待してたんですよ。なぜなら「リンダ」を演じる玉山鉄二氏が、おそらくドラマ収録期間中に行われたと思われる『ザ・テレビジョン』でのインタビューで「自分に対する罪悪感が強いリンダが壊れていくさまや、それを修復してまた5人でうまくやっていけるのかに注目してください」と語っており、暗に「5人の関係は修復していくのではないか?」と期待させていたから。
それに、有名な脚本家の北川悦吏子さんともあろう人が、ドラマティックに盛り上げて視聴率を稼ぎたいからと、2010年の東京での若者風俗を描く際に旧来のパターンどおりにゲイに「不幸」のイメージを着せ、安易に殺したりなんかしないだろうなぁとも思っていたからです。脚本家というのはドラマの登場人物を生かしも殺しもできる「神様」のような人ですからねぇ。ところが・・・。
僕が考えていた中でも最悪の展開に行ってしまいましたよ、6月17日に放送された第10話では。
リンダは救急病院に運び込まれた後、意識を回復してTwitter仲間からの見舞いを受けたりして次第に元気になっていきます。Twitter仲間たちは順番にリンダに付き添うわけですが、ハル(上野樹里)と二人きりの時にリンダは「ナカジが今回のことで自分のことを責めるだろうけどサポートしてあげて」といった感じで、ナカジのことを思うがあまりに恋敵にエールを送るわけですね。(二人は本心ではナカジを好いているという意味で恋敵なんです。)
愛してる割には割り切りが早いというか、菩薩のような人格というか、腐女子が喜びそうな非現実的な人物設定というか・・・(ありえねぇ~!と心が叫びながら見てしまいましたよ。爆)
その時点ではハルは、その言葉の真意を知らないわけですが。★このあたりの人物描写の不可思議さについては、ブログ『Lの世界:Laraララが一番☆』さんの「セクマイとドラマ」というコラムでも触れられています。『ラストフレンズ』などにも鋭く言及されています。
その後、第9話で放送された場面でリンダから相談を受けており、リンダがゲイであることを知っていた唯一の人物「ピーち」(関めぐみ)からハル(上野樹里)は、「リンダはナカジのことを『そういう意味で』好き」だから自殺未遂したのだという事実を聞かされます。
ちょっと待った!これってつまりアウティングじゃないですかぁ~っ!!。本人の同意を得ずに、第三者に「○○は同性愛者である」と告げてしまうことを「アウティング」と言いまして、それをすることは「とても無神経な振る舞いである」と感じる当事者が多いのですよ。したがって、この場面が無邪気に放送されていること自体、かなり問題があるなぁと思いました。
しかも。
このままリンダは回復するのかと思いきや、ナカジ(瑛太)が付き添う日になっていきなり容態が急変。死を悟ったリンダは、ナカジの手を握りながら「(自殺未遂した後に)泣いてくれてありがとう、嬉しかったぁ~」と満面の笑みを浮かべながら告げ、どう反応していいかうろたえて引いてしまっているナカジの驚愕の表情を見ながら死んでいきます。(けなげすぎる。そして残酷すぎる・・・)
またしてもリンダからの求愛を受け止めきれず「どうしていいのかわからなかった」ナカジは、屋上で一人泣くわけですが、事情を知っているハル(上野樹里)はそんなナカジの傍に行き、泣いている背中に手を当てて一緒の時を過ごします。
実はハルは本心ではナカジが好きなのにも関わらず、韓国人である「ドクター」(パク・ソンス)と付き合っており、教員採用試験の失敗などもあって憂さを晴らしたいからか、「ドクター」と一緒に韓国に行くことを決めます。それを知ったナカジ(瑛太)は本心では行って欲しくないと思っているわけですが、ドラマのタイトルどおり「素直になれなくて」思いを言葉に出来ません。
そんな頃。
亡くなったリンダが死ぬまで大切に握り締めていたというiPhoneを、リンダの母親がナカジに渡しに来ます。リンダが病床でTwitter仲間それぞれにメッセージを打っており、未送信のまま残っていたので「皆さんで見て欲しい」とのこと。ナカジ宛には、以下のようなメッセージが遺されていました。
この言葉に感化されたナカジは空港まで一目散に走り、韓国に飛び立とうとゲートをくぐろうとしているハルに向かって「好きだ!」と告げるのでした・・・。ナカジへ。
俺はナカジが好きだ。あんなことをしてしまったけど、あの時、ナカジが俺のために泣いてくれた。幸せだったよ。ナカジはやさしいから、先回りして人のことを考えてしまうところがあるけど、自分の気持ちに正直に生きて欲しい。人を傷つけることを恐れるな。自分が傷つくことを恐れるな。ナカジ。勇気を出して。本当に大切なものと、ちゃんと向き合ってくれ。
このドラマは基本的に、ハル(上野樹里)とナカジ(瑛太)が好き合っているのに、いろいろ他人に気を使いすぎて「素直に向き合っていない」ことから巻き起こる擦れ違いやトラブルを描き出しており、自分に素直にならないことが結果的に、いかに他者と自分を傷つけてしまうのかを描きたいようです。
こういうテーマを教訓として若年層に届けたいという脚本家やプロデューサー、演出家らの志(?)はたしかに「立派」なのかもしれませんが、テーマの中心軸を描き出すために、その周辺に置かれている(主人公以外の)人物設定や描き方が、あまりにも乱雑すぎる点がものすごく気になります。つまり「杜撰」なのですね。特に、このドラマで玉山鉄二氏が演じた「リンダ」役の設定や生活環境、振る舞いなどを見ていると「これは本当に現在の東京に暮らすゲイの姿なのか?」と疑いたくなります。
そもそも、iPhoneを使ってTwitterを使いこなすほどのネット・ヘビーユーザーなのにも関わらず、同性への恋心に気付いたときにインターネットで「ゲイ検索」などをしてコミュニティ系・出会い系などの情報に触れたりしている形跡がまったく描かれていないこと自体が、とても「非現実的」なことのように思えます。都会生活者、しかも雑誌編集者という情報を扱う職業柄、他のゲイやゲイに関する情報には触れやすい環境なのではないかと想定されます。そういった人物が、明らかに「ノンケ」だとわかっている相手に対して、ここまで熱狂的に執着してしまうということ自体も、なんだか「旧時代的に」思えてしまいます。(あくまでも僕の場合ですが、相手が「ノンケ」だと知った途端に思いが冷めていった経験が複数回あります。)
このドラマは思春期の中・高生あたりが視聴者層としてのターゲットの中心なのでしょうし、その頃の年代というのは、こういうテーマに非常に敏感に感情的に同化します。そういった影響力のあるドラマにおいて、このように「ゲイをアウティングすること」を無邪気に行ってしまう場面が放送されたり、旧時代的でナンセンスにも思える人物設定のままのゲイ描写が行われて不幸でなおかつ崇高な(非現実的な)イメージが増幅されてしまったことは・・・「弊害」だったのではないかという意見を、僕は表明する立場を取ろうと思います。
なによりも解せないのは、物語も登場人物たちも、リンダが何故、自殺に追いやられたのかの「真の原因の深さ」については無頓着なままだったこと。「ゲイで生まれ付いたら不幸」→「死んでもしょうがない」というイメージの再生産は、もう要らないんじゃないでしょうか?
ゲイが「素直になる=死」の悲劇性を思いこみで強調した挙句、お涙頂戴で視聴率稼ぐなんて、冗談じゃないですよ!マジでっ!→FC2 同性愛 Blog Ranking
たかがテレビ074●自分が演じた役への責任は?~『素直になれなくて』でゲイを演じている玉山鉄二氏の『笑っていいとも!増刊号』でのトークで感じた不快感

フジテレビで現在、木曜22時に放送中の連続ドラマ『素直になれなくて』。Twitterで知り合った若者たちがユル~い仲から次第に関係が深まっていく姿を描く若者群像劇なのですが。
登場人物の一人である編集者のリンダ役を玉山鉄二さんが演じていて、彼はゲイ(あるいはバイ)的な感性を持った人物なのか?と思わせる描写が小出しにされて、視聴者をつなぎとめるための「ネタ」の一つになっていることは以前こちらでも書きました。
玉山鉄二氏演じるリンダは上司(渡辺えり)からセクハラされて、それに応じることが出来ずに苦悩したり、瑛太演じる「ナカジ」に惹かれる気持ちに素直に向き合えず、悶々と悩みを抱えてしまったりしています。10日放送分では、ついにリンダは仕事を休むようになり、同時にナカジ(瑛太)への思いが日に日に増しつつある苦しさを女友達に相談し、「ぜんぜんおかしくないよ。人を愛する気持ちは同じ。」と言われたりする場面が放送されました。
そして・・・リンダが仕事を休んでいることを心配して訪ねてきたナカジが、疲れて「うたた寝」をしていた隙に気持ちが抑えきれなくなって、つい寝顔に頬ずりをし、ナカジに気付かれてしまいます。そのショックで混乱して家を飛び出し、音信不通になったりした挙句、トイレで剃刀で首筋を切って自殺を図り、ナカジがそれを発見したところで「続きは次週」という展開になるところまでが放送されました。(続きの放送は17日。)

玉山鉄二氏がゲスト出演した様子が録画放送されていたのですが、平日の生放送では放送されなかった「CM中の会話」として、このドラマでゲイを演じていることについての言及がありました。そこでタモリと話した様子が、「ちょっとそれはないだろ~」という感じで頭にきたのです。
まずさぁ。なんで「ゲイを演じてる」と言った突端に会場から笑いが起きるわけ?(それを促す言い方を玉山氏がしているからなんだけど)。あと、『素直になれなくて』で玉山氏が演じているリンダが、どこで「ナヨッ」とした仕草をしているわけ?。リンダはまったくもって「男性ジェンダー」を身にまとって生きているタイプとして演じられているわけで、「ナヨナヨしている」と感じさせる場面は一瞬たりとも出てきてませんよ。そこが画期的でもあり、「あれは本当にゲイなのか?」と視聴者にミステリアスに思わせる効果ももたらしているわけです。玉山 (後ろに貼ってある『素直になれなくて』のポスターを指しながら)「実はこれで、ゲイ役やってるんです」
(会場から笑い)
玉山 「あははは。」
タモリ 「それさぁ。それ、普段、癖が出ない?その…演技の。」
玉山 「ちょっと出ます。」
タモリ 「出るだろう」
(会場から「えぇ~っ!」)
玉山 (右手の甲を左頬に当てて、ナヨッとした仕草をしながら)「こうやったりとか。」
(会場、さらに大きく「えぇ~っ!!」とどよめく)
タモリ 「あっはっは」
(会場から「いやだぁ~」の声)
玉山 「うそうそ。」
タモリ 「本当にこういうゲイがいたらもったいないよね。」
玉山 「あははは。」
(会場から「もったいなぁ~い」)
玉山 「でも。実はどっちなんですかって結構聞かれますね」
タモリ 「え?本当?」
(会場「えぇ~?」と、どよめく)
玉山 「お母さんも心配して電話かけてきてくれて、『あんたどうなの?』って」
(会場、笑い)
タモリ 「あ、そう(笑)。俺のカツラと同じか。」
(会場、笑い)
なぜ僕がこのように「安易に笑いをとった」ことに腹を立てているかというと…この3日前に放送されたドラマでは、彼が演じたリンダは自殺を図っているんですよ。リンダが自殺を図った原因は様々な要因が複雑に入り組んでいるのでしょうけども、重要な要素の一つとして、思いを寄せているナカジ(瑛太)に自分の本心を知られたことによる罪悪感=自分に対するホモフォビア(同性愛嫌悪)があることは確実なのです。つまり、自殺に追い込まれた原因には、同性に思いを寄せることを「おかしなことだ」と見做す社会の風潮が確実に影響しているのです。
自分が演じた役を精神的に追い込んでしまっている原因に、自らが加担して全国放送のテレビで再生産してしまっている。タモリも玉山鉄二氏も、会場や視聴者に同性/両性愛者は「居ないもの」であるかのような振る舞いであり、ただ「笑われるべき対象」「心配されるべき対象」としてしか扱わずに放送してしまった。その結果、ジワリジワリと第2、第3のリンダが生み出されるかもしれないわけで、その事実に無自覚すぎやしないでしょうか?。
これだけではありません。生放送での玉山氏の出演場面が終わった後に再び「ゲイネタ」での会話が行われ、放送されました。生放送中での「100人に1人アンケート」が当たらなかったので、CMに入ってからも少し居残った玉山氏はもう一問、『ドラマを見て、俺がゲイだと確信を持って見てた人』という質問を会場に投げかけました。結果、100人中13人がボタンを押し、「ええ~っ!!」という驚嘆の声で会場が包まれたのでした。
この日、放送された一連の「ゲイネタ」の場面に共通して言えることは、「演じている自分はゲイではないこと」を玉山鉄二氏が必死に印象付けたかったのかなぁということ。

なにも『ブロークバック・マウンテン』のヒース・レジャーのような発言をしてほしいなどと要求しているわけではありませんが、なぜ日本でゲイを演じた俳優は、聞かれてもいないのに「自分は違うアピール」を、やたらにしたがるのだろうかと、「この人もそうだったか」と、ガッカリしました。
今後、彼が演じるどんな役を見たとしても「なんて薄っぺらな…」としか、僕には思えなくなることでしょう。思いたくなくても、思ってしまうことでしょう。→FC2 同性愛 Blog Ranking
たかがテレビ073●ドラマとドキュメンタリーの相乗効果~WOWOW『ママは昔パパだった』 『だから私は後悔しない』

ドキュメンタリー『だから私は後悔しない~性同一性障害との闘い~』の方では、性同一性障害特例法の「子なし要件」を撤廃するために前面に立って活動したMtFトランスジェンダーの水野淳子さんが主人公として描かれていたのですが、途中、すごく印象的な場面があったのです。
テニスに熱中している息子を応援しに出かけ、観客席から声援を送った後、誰もいなくなった観客席でインタビューが行われ、まだ戸籍を変えることができなかった時代の話をしていたのですが・・・。
次男が小学校で少年野球をやっていた当時、いじめにあったようなのです。そのことを語っていた水野さんは言葉を詰まらせ涙を流し、結局、多くをカメラの前では語りませんでした。インタビュアーはそれ以上追及しませんでしたし、カメラも、泣いている彼女をそっと見つめるだけ。しばらく無言のまま、水野さんが当時を思い出しながら、静かに涙を流している姿が、そのまま映し出されていました。
視聴者として見ている感覚では、「なぜ彼女が泣いているのか」の理由を具体的に知りたいという欲求も湧くわけですが…結局、どんな風にいじめられたのか、どんな辛い目にあったのかの詳細が、番組で説明されることは無かったのです。正直、消化不良にもなったわけですが、「一体どうしてなんだろう」という引っかかりが胸に残ることにもなりました。語られなかったからこそ、逆に強く印象に残ったのです。
その答えは、ドラマによって象徴的に描かれました。
夜10時から放送されたドラマ『ママは昔パパだった』では、MtFトランスジェンダーである主人公(戸田恵子)の長男が少年野球をやっており、応援に行ったところ、周囲からの嫌がらせが起きる場面が描かれます。主人公が戸籍上は男性であることが情報として漏れ、噂が広がっており、チームメイトの母親達から「あなた、性倒錯者なんでしょ」と面と向かって言われます。好奇の視線にさらされ、野球の練習は急きょ中止されて皆は帰ってしまうのです。
つまり、ドキュメンタリーにおいて、水野さんの「無言の涙」によって暗示された過去の出来事が具体的に描かれているかのような展開。「そうか・・・これは語れないよなぁ。辛くて生々しくて、まだ言葉には出来ないんだろうなぁ・・・」と、はじめて気付くことができたのです。
そして、ドラマを観ながら何度も「水野さんは、どんな思いでこれを見ているんだろう。号泣しているんじゃなかろうか」と、現実世界の彼女の思いを想像しました。つまり、ドキュメンタリーを観たことによってドラマが絵空事ではなく、より現実味を帯びて胸に迫ってきたのです。
主題歌■松任谷由実『人魚姫の夢』
■『そしてもう一度夢見るだろう』
ドキュメンタリーの方では、涙が落ち着いた水野さんが、こんな言葉を言っていました。「私が自分のことを言われることはどうでもいいけれども、息子の人生を、私のせいで変えてしまったことが何よりも辛い」。
ドラマを観終わって、その言葉がまず思い出されました。WOWOWがこの夏、社運を賭けて取り組んでいるこのプロジェクト、第一話放送の時点では大成功なんじゃないでしょうか。ドラマは次回から有料放送になるわけですが、続きが観たくて仕方がないですもん。
★ドラマは8/29(土)午後2:40にも、無料(ノン・スクランブル)放送が行われます。→FC2 同性愛 Blog Ranking
たかがテレビ072●タダなら見る。WOWOW「ママは昔パパだった」
8月23日(日)夜10時に放送される性同一性障害のドラマ。WOWOW未加入でも第1回目の放送は無料で見られるらしいので見てみようと思ってます。もともとテレビって「タダ」だったのに、有料のWOWOWがたま~にこうして無料放送すると「得した気分」になるのってなんか変(←その心理をうまく衝いてますね、この企画)。
あと、日曜は朝の9時から、「だから私は後悔しない ~性同一性障害との闘い~」というドキュメンタリーの再放送も無料で放送するらしいので、両方見れたら見よっと。
なんだかこのドラマ、すご~く金かけてキャンペーンしてますよ。山手線で電車の吊り広告になってましたし、新聞記事にはしょっちゅうなってましたし。ネットをいじっててもバナー広告で何度も表示されました。WOWOWがこの夏、新規加入者を確保するための第一の目玉になってるようです。
あ、そうそう。新聞記事に書いてあったのですが、戸田恵子と吉田栄作のラブシーンも出てくるらしいですよ。たぶん無料の第1回目では描かれず、「次回予告」で流れて「WOWOWに加入したぁ~い」と思わせる作戦なんじゃないかと予想(爆)。→FC2 同性愛 Blog Ranking
たかがテレビ071●少数派向け情報バラエティ マイノリTV

●公式サイト
テレビの地上波って「マス=不特定多数」を基本的には視聴者として想定しがちなのですが、その常識を「覆すこと」を謳っています。ある意味では、インターネットやCATV的な世界観を地上波に持ち込んだとも言えますが。
僕が最も惹かれたのが番組タイトル。い~じゃん、これ。僕はどちらかというと「マイノリティ」って呼ばれることが大好きだし、その事実をむしろ「プラス」の意味で捉えることが多いので、この語感は好き。
この番組の企画を読んで思ったのですが。
かねてより『ハートをつなごう』を観てて僕が感じる気持ち悪さって、セクマイをテーマにした場合にはマイノリティ当事者である「僕」のような立場の者が、番組の視聴対象に含まれていないような気がする瞬間が、多々あるからではないかと思うんですよね。
「あ、無視されてる」っていう、その意識から解放されない。「安住の地」的な世界観を提示してくれないことに不満を憶えてしまう。つまり、それを期待してしまうみたいです・・・たぶん期待過剰なんだと思いますがね。あの番組は「知らない人に説明する番組なんだ」と割り切ってしまえば、僕のように「それ以上」を期待するような者は観る必要はないわけですが。←たぶんそういうことなんだろうと思うので今後は観るのをやめようと思います。(←それが賢明。)

・・・まぁTVじゃなくてもいいし、TV以外の場、たとえばインターネット上では既に実現していることではあるけれども。やっぱり「他の人たち」に偶然見られる確率の高いTVで、「マイノリティの常識」が「当たり前のこと」とされている世界観の番組が、放送されることの意義は高いと思う。
つまり大事なのは、「世間一般でマイノリティとされている人たちが逆に、マジョリティとして当たり前に振る舞っている世界観を提示し、既存の常識を揺さぶること」なんだと思うから。(佐藤安南さんがこのインタビューで言っている「マイノリティが主体となって発信する場」とは、そういうことを指すのだと思うし。)
もしこの実験放送が成功して番組がシリーズ化した場合、もう少し「社会的・制度的なマイノリティ」のテーマにも踏み込んでほしいし、その場合にはセクマイ系のネタも食い込んでいけるような可能性が・・・あるような気がしません?(と、下心もありつつ)。今回はずいぶんとタイアップ企画くさいものも多々ありますし、詳細を読んでみると結果的には「広く開いていく=マジョリティ取り込み路線」になっているような気もしますし、そこが地上波テレビの限界なんだとも思いますが。とりあえず基本コンセプトがどのように具現化されているのかをチェックするという意味で、いろいろ学びとれるものがありそうなので楽しみに観てみます~。
★以下、サイトより引用。
→FC2 同性愛 Blog Rankingテレビの常識を覆す少数派向けの番組が登場!
視聴者を限定したコアな内容が盛りだくさん!!
もしも視聴者を限定したテレビ番組があったら…。マジョリティ、つまり多数派に向けた情報ではなく、マイノリティ、少数派の人々に向けた番組ばかりを放送するテレビ局があったら。それがマイノリTVだ。番組では少数派の視聴者に向けた5つの番組を紹介する。
まずは「離婚を考えている奥様方に送る番組」。現在日本人の離婚率は36%にも上るという。既婚者10人のうち4人弱が離婚してしまうという計算だ。番組では、まずは離婚を回避するためのグッズ・テクニックを紹介。ここで踏みとどまれれば万事OK。しかし、それでもダメだった奥様のために自分に有利な条件を勝ち得るための"賢い離婚術"を紹介する。
続いては「年収一億円以上のセレブ限定通販番組」。どのテレビ局でも放送しているような普通の通販番組にもかかわらず、庶民には手が出ないような高額商品がこれでもかと登場。しかしセレブなら気軽に欲しがる商品が目白押し!
そしてまさに今が旬の「選挙に立候補したい人に送る番組」。番組では衆議院議員の待遇から立候補の方法、必要な物・金額までを具体的に紹介。最低限の必需品レンタルの値段から80%以上の立候補者を当選させてきた選挙プランナーやウグイス嬢が教えるマル秘必勝法まで、これさえ見て勉強すれば8月30日に投票日を迎える衆議院選への立候補にも間に合うぞ!
そしてこれも気になる「ラブホテルを経営したい人に送る番組」。ラブホテル業界全体の年間売り上げは4.5兆円とも言われ、日本の国防予算5兆円に迫る勢いだ。そんな業界に参入して勝ち組になるために、ラブホテル評論家がラブホ経営で儲けるための条件を伝授。またラブホテル専門の不動産業者からは儲けるためのホテル建築場所から初期投資の金額までを大公開。初期投資資金さえあればこれで大儲けも夢じゃない!
そして最後はこちら「飲食店でひと山当てたい人に送る番組」。ラーメン店、ファミレス、ファストフード店、コーヒー店など飲食業界の各分野のリーディングカンパニーから売れるためのノウハウを紹介。様々なジャンルのトップ企業からいいとこ取りをすれば、あなたも売れる飲食店のオーナーになれること間違いなし!
どの番組も業界の裏側が覗けたり知られざるノウハウが公開されるなど、興味を引かれる内容ばかり。放送後にはマイノリティがマジョリティに変わるかも!?
~少数派向け情報バラエティ~マイノリTV
2009年8月10日(月)深夜24:14から
▼スタッフ
製作著作:TBSテレビ
制作協力:TBSビジョン
チーフプロデューサー:安田 淳
演出・プロデューサー:岸田大輔
プロデューサー:富田 茂
演出:山口伸一郎
▼出演者
MC:雨上がり決死隊
VJ:板倉俊之(インパルス)
ゲスト:小池栄子 SHELLY 品川庄司 堤下 敦(インパルス)
(以上50音順)
たかがテレビ070●NHK衛星第一で同性結婚問題アメリカレポート放送

→番組ホームページ
リポートする人が同じなので先日の「海外ネットワーク」と内容は似ているかもしれませんが、今回の方が放送時間が長そうなので、より詳しい内容が放送される可能性があります。→FC2 同性愛 Blog Ranking同性結婚の法制化で揺れるアメリカ
同性どうしの結婚を法的に認めるかどうか。今、アメリカでは州レベルで認定するケースが相次いでいる。去年10月以降だけでも5つの州で法制化。保守的と言われる中西部でも初めてアイオワ州が認定に踏み切り、現在ニューヨークでも州議会の審議が続けられている。キリスト教右派はこれまで同性婚に強硬に反対してきたが、若い世代には同性婚に対する拒否反応が少ないという傾向も近年出始めている。アメリカで一貫して議論されてきた同性婚の是非をめぐる議論に変化が起きているのか。最前線からの報告。
出演:渡辺靖(慶應義塾大学教授)
久米井彩子(アメリカ総局記者)*リポート
たかがテレビ069●NHKスゴかったっす。

スゴかったっす。「報道」の枠内で、ついにここまで出来るようになったかNHK!と、かつて90年代に佐藤安南さんが悔し涙を流した話を聴き、NHK内に巣食っていたホモフォビアによって一人の有能なディレクターの活躍の場が奪われてしまったという事実を知った者としては、まるで子どもの成長を見守るような気持で見てしまいました。(←何様。爆)
NHKの報道ってのは基本的に「公平・中立」というタテマエを守り、「両論併記」を原則として踏襲せねばならないわけですが・・・(←絶対に真似できねぇ~!っつ~か、しようとも思わないし。そんな神様のような所業。)
今日の報道では、きちんとそのルール通りに、お行儀よく「賛成側」「反対側」双方を取材しながらも、キャスターの最後のコメントで、作り手の「主観」がさりげなく盛り込まれており、ゾゾゾッと感動するものがありました。制約の中で、制作者たちも闘っているんだなぁと思いましたよ。
ただ、これがもし同性婚に「反対する側」に賛同する形での主観が、さりげなく込められていた場合には、別の意味での「ゾゾゾッ」を感じたのでしょうけど・・・。そこが、NHK的なテレビ報道の「危険な面」なわけですが・・・。正味15分ほど。それほど長いわけではなかったので、そのうち文字起こしをブログに載せようかと思います。
それにしても。
表現が為される際には必ず「主観」による情報の取捨選択が行われており、つまり何にカメラを向け、どう編集するかというその行為自体がバリバリに「主観的な行為」であるにも関わらず、「これは客観報道です」という体裁を取らざるを得ない矛盾。そして、それを「客観的な報道であるに違いない」と信じて見てしまう視聴者の存在。
「テレビ報道」が築き上げてしまっている、この「大いなる欺瞞」は、一体どうやったら突き崩すことができるんだろう。本当に誠実な報道とは「これは主観的表現です。作ったのは人間ですから、公平・中立なバランスなんて取れる筈もありません」と明示した上で行われるべきだと思うんですよね。
インターネットの普及によって「個人発信」の主観的表現が日常的に「ありふれたもの」になった現代。そういったテレビ報道の「欺瞞性」とか「嘘臭さ」は、ますます際立って感じられますし、視聴者の多くにも本能的に感じとられやすくなってきているように思います。
いい加減、そこらへんのことから逃げずに向き合わないと、本当の意味で「マス・メディア」に未来は無いんじゃないかと思うんですけどね。→FC2 同性愛 Blog Ranking
たかがテレビ068●NHK海外ネットワークで「同性婚論議」の報道予定

『NHK海外ネットワーク』
06/14(日) 後06:10 >> 後06:45 NHK総合
激戦・イラン大統領選キャスター現地取材▽同性婚論議
司会/長尾香里
最近、同トピックを巡っては、アメリカのカリフォルニア州で「再び禁止」になったかと思えば、ニューハンプシャー州で「合法化法案が成立」したり、ミス・カリフォルニアが「反同性婚発言」で資格をはく奪されたらしいことが報道されるなど、テレビ的には話題に事欠きませんから、同種の報道はこれから他のメディアのニュース番組でも出てくる可能性は高いですね。→FC2 同性愛 Blog Ranking
たかがテレビ067●日本テレビ「サプライズ」で性別適合手術の「保険適用」について世論調査が行われる

生放送だったのですが、大阪の十三に住んでいて、飲み屋をやっているニューハーフさんがVTR出演し、「性同一性障害特例法」が出来て戸籍が変えられるようになったのに、その条件に「性器」に関する項目があるので性転換せねばならない。そして性転換に「保険」が適用されていないので高額負担せねばならないことの不条理を訴えかけました。
スタジオゲストのはるな愛さんもその主張を援護。 自らの体験を語りながら、120万~130万円もかかってしまう性転換手術の高額負担の大変さを訴えます。
この番組は生放送で視聴者に、その主張が「わかる」「わからん」というアンケートを受け付けているのですが、回答数が万単位で非常に多いので、一種の「世論調査」のようなものだと思います。セクマイに関する政策提言について、テレビのゴールデンタイムの生放送で世論調査をするという意味で、非常に画期的な内容ではないかと思いながら見ました。

大竹さんは映画「ミルク」も既に見たようで、ハーヴェイ・ミルクの生涯について簡単に説明しました。アカデミー賞授賞式でのショーン・ペンのスピーチについても言及し、「日本では、おすぎさんやピーコさん、はるな愛さんなどの多くの人々が個人単体で訴え続けてきているけど、印象としては個人としての散発的なものに終始していて、なかなか全体としての訴えかけになっていない。本当はあちこちの職場にも居るのに、カミングアウト出来ない状況がある」 と、テレビ視聴者に向けて説明しました。
また、ニューハーフさんの取材VTRに、インタビュアーとしてKABA.ちゃんが出演していたことにも触れ、「いろんなタイプの人が居る。女性の体になりたい人も居れば、KABA.ちゃんのように、男性の体のままで、そこらへんにいるような男性を好きになる人もいる。」と説明したりもしました。
さらには「世界では同性婚が出来るようになっている国もある」とも。番組中、2度も「ミルク」の話を持ち出して、一般的には理解されていないようなセクマイの多様性の部分にまで踏み込んで、説明していました。
スタジオゲストの「丸山弁護士(今は国会議員)」は「わからない」派だったため、その態度に対して大竹さんの方から「国会議員がこんな古い感覚だからダメなんだ」とか、かなりズバッと突っ込み続け、しかも真面目な口調ではなく、わざと喧嘩腰で語っているので、かえって笑って見ていられます。
そうした大竹さんの発言の影響もあったのでしょうか。 視聴者からのアンケートは、当初は「わかる」派と「わからん」派が僅差で競っていたのですが最終的には24199票VS17373票で、「わかる」派が多数を占めました。

世の中が、かなりセクマイの存在に「慣れてきている」感じと、最近のはるな愛さん、椿姫彩菜さんらの活躍によって、テレビのこの種の番組を見る人たちにとっては「性同一性障害」についての認知が進み、「親近感」のようなものが、確実に醸成されてきているんだなぁということを 感じることができた番組でした。
たぶん、セクマイ当事者的な感覚では見ていない「多くの人たち」にとっても、はるな愛さんが出演していて「はるなさんと同じ境遇の人」が、生活に実際に関わることを切実に訴えかけている姿を見て「はるなさん側」に共感する心理が働いたんだと思います。
そこに、大竹まこと氏が(照れ隠しのように)毒舌をまき散らしながらも「性同一性障害」以外のセクマイの多様性にも触れ、深い知識を背景にしながら述べたからこそ説得力を持った。そんな、ある意味では幸福な瞬間をテレビで見ることができました。
★この記事中に書いた出演者の発言は僕の「記憶」によるものであり、実際とは言い方やニュアンスが違う恐れがあります。「大体このようなことを言っていた」程度に受け取ってください。
2009年の日本社会。思っているよりもはるかに速い速度で、多くの人にとって「セクマイに関しての親近度」が増して来ています。そして、誰もが知っているような「超メジャーなトピック」が、テレビや映画を通じて日々たくさん流されており、どんどん「揃って来ている」のだということを再確認できた生放送番組でした。→FC2 同性愛 Blog Ranking
たかがテレビ066●「どうなってしまう?テレビの、これから」に見たテレビの落日

NHK・民放の垣根を越えて、現代のテレビ・シーンを牽引している花形プロデューサーや制作者たちが一同に会し、視聴者と率直に語り合うという企画だったのですが。錚々たるメンツが揃っていながら、結局は「メディア=送り手」「ユーザー=受け手」という発想からは脱却できていないところが、旧時代的に思えて笑えました。
■ちなみに、番組の呼び込みはこんな感じ。(ネット番組表より)
■出演者詳細(NHKサイトより)「日本の、これから どうなってしまう?テレビの、これから」
03/21(土) 後07:30 >> 後10:30 NHK総合
[S][H] ドキュメンタリー・教養/その他
最近のテレビはつまらない?インターネットがあればいい?視聴者の本音爆発・民放看板番組制作者とNHKのスタジオで徹底討論▽なぜ?テレビを見ない若者が急増中▽茶の間からテレビが消える?ドラマで描く未来の姿▽シャボン玉・8時だヨ・北の国から…お宝映像▽意見募集FAX03(5455)7777(8:45~9:00中断して[N][天]あり)
メディア関係者と視聴者が「テレビの、これから」を考える。テレビ放送は今、激変の時を迎えている。インターネットや携帯電話の普及、ゲーム機などの出現で、新たなコンテンツ開発やビジネスモデルの開拓を迫られている。地上デジタル放送への完全移行を2年後に控え、テレビの果たすべき役割を探る。パネリストは日本民間放送連盟会長・広瀬道貞、NHK副会長・今井義典、ジャーナリスト・嶌信彦、コピーライター・糸井重里、慶應義塾大学特別招聘教授・夏野剛、構成作家・鶴間政行の各氏ら。
ユーザーとしての僕が思うに。インターネットの最も多大なる革命は、情報を「受け取る」方法が多様化されただけではなく、ユーザーの1人1人が気軽に誰もが情報の「送り手」として、発信者になれるということにあるのではないかと。そして、個人同士の繋がりだけではなく、不特定多数の他者と、時間や空間を越えて繋がり合ったりできること。そこに喜びを見出せるからこそ、ネット閲覧時間が延びてテレビの視聴時間が減っている。・・・こんなの基本中の基本だろうに。民放連会長・・・広瀬 道貞
ジャーナリスト・・・嶌 信彦
コピーライター・・・糸井 重里
慶應義塾大学特別招聘教授・ドワンゴ取締役・・・夏野 剛
日本テレビ「世界一受けたい授業」プロデューサー・・・福士 睦
TBSテレビ編成局長(元「朝ズバッ!」プロデューサー)・・・吉 隆
フジテレビ「新堂本兄弟」プロデューサー・・・きくち 伸
テレビ朝日「相棒」プロデューサー・・・松本 基弘
テレビ東京「ガイアの夜明け」プロデューサー・・・加増 良弘
朝日放送「探偵!ナイトスクープ」プロデューサー・・・松本 修
北海道テレビ「水曜どうでしょう」ディレクター・・・藤村 忠寿
放送作家(「SMAP×SMAP」ほか)・・・鶴間 政行
NHK副会長・・・今井 義典
NHK「日本の、これから」プロデューサー・・・松尾 雅隆
そして、そういうハード面での革命こそが、旧来の意味での「プロ」と「アマチュア」の垣根を無くし、情報発信や表現創出における「民主化」が進んでいるというのに。
つまり現代とは、誰もが「表現する喜び」を簡単に享受できるようになった時代なのです。もちろん、そこには玉石混淆さまざまな質のものが並列に同居し合うことになるわけですが、そのことによって何が「玉」なのか、何が「石」なのかさえ、常に疑われ続けているわけです。時代を切り拓くような新しいものというのは常に、既成の価値観では「石」とされていたものの中から発見されるのですよ。日々、「アマチュア」による「プロ」の駆逐が広がっているのが現代のメディア状況です。
番組中、そういう側面に触れた人が、まったく居なかった・・・。インターネットについて語る際には「情報を得るための辞書機能」だとか「映像をオンデマンドで見る機能」の側面しか語られず、発信メディアとしてのブログの「ブ」の字もmixiの「ミ」の字も出てこないって、どうなのよ?(笑)
多くの人が「発信する面白さ」に気付き、日常において少なくない時間を割いて他者と交流し合っているからこそ、テレビなんて見る時間が取れなくなっているし、だからこそ今、テレビ制作者たちの商売が脅かされつつあるというのにねぇ。そのことに誰も気づいていなかったということは、インターネットによる革命の本質を真の意味で理解している人が、この番組に出演した「第一線のテレビ制作者」たちの中に、1人も居なかったということ。狭い世界で自分たちのことしか見えてないんだろうねぇ。

もう、メディアの「送り手」「受け手」という区分け自体が意味をなさないものになりつつありますし、その言葉自体、死語になりつつあるのではないでしょうか。テレビ制作者たちは、そのことをよ~く肝に銘じるべきなのではないかと思いました。そうでなきゃ若者たちにますます「つまんないもの」「必要ないもの」として足蹴にされ、スイッチすら入れてもらえませんよ。現代の若者は既に、ただおとなしく情報を「受けているだけ」の状態には、甘んじてはいられない生理を身につけているわけですから。→FC2 同性愛 Blog Ranking
たかがテレビ065●「情熱大陸」に椿姫彩菜さん登場

さて新聞欄のテレビ欄で発見したのですが、今夜(2月1日)23時からTBS系『情熱大陸』に、トランスジェンダーの椿姫彩菜さんが登場するようです。「性同一性障害の過去を赤裸々に語る理由」と書かれています。新刊『椿姫以前』