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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2023-10
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フランスのマクドナルド、ゲイの少年の心に寄り添ったドラマ風CM放送中

●YouTubeより~フランスのマクドナルドの同性愛者向けのCM (日本語字幕付き)


 YouTubeのこちらの映像のコメント欄にtetsugakusha66さんが書き込んでくださったことで知りました。しかも日本語訳を付けた上でアップしてくださっています(ありがとうございます)。

 フランスのマクドナルドが現在、ゲイの少年とその父親との関係性を描いたドラマ風CMを放送中。少年が父親に「言えない感情」を描き出しつつ、最終的にはゲイの少年の心に寄り添った形でのメッセージが発せられています。観る側に複雑な人間心理の綾を自発的に感じさせるところが、いわゆるフランス映画的な表現手法で「大人だなぁ~」と思いました。

 フランスと言えば有名なのがPACS法。結婚に準ずる形でパートナーシップを(簡素化した形で)保障する法律であり、もともとは同性カップルへの法的保障を目指して考案されたものが、結果的には異性カップルにも幅広く活用されているそうです。

★参考映像『フランスのパックス法制定秘話』PLAYLIST
→ブログ記事から見る場合は、こちらのカテゴリーをご覧ください。

★参考映像『これからの多様な性&家族&ライフスタイル』PLAYLIST
→ブログ記事から見る場合は、こちらのカテゴリーをご覧ください。

 ただ、たとえ法的な保障がどんなに進んで社会の公的な場面で存在が「可視化」されようとも、思春期に同性を好きになる若者が「数の上では少数派である」という事実は変わらないわけですから、このCMで描かれた親子のような「すれ違い」が頻発し続けることは事実でしょう。だからこそ、しつこいくらいに様々な方法で発信し続けることの大切さを感じます。FC2 同性愛 Blog Ranking
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YouTubeコメントより001●女性の立場

 こちらの映像に、こんなコメントが付いたという通知がYouTubeからありました。

『尾辻さんがここに唯一の女性として出席していますが、もう少し女性の顔がこの中にあっても良いと思いながら見ています。同性愛の世界も社会の縮図だと残念ながら感じてしまっています。

「女性の立場は、同性愛の世界では、変化しているんだ!」と、思いたかった一人のレズビアンの感想です。

カナダより、久々にタックさんの顔を拝見してうれしかったです。』

「映画『MILK』で語る、これから05●尾辻かな子さん~男の世界で女性として」
  
YouTubeページはこちら。
映画「MILK」で語る、これからPLAYLIST
■同シリーズをブログから見る場合・・・ガス・ヴァン・サント「ミルク」で見る世界

・・・たしかに。あのトークは「結果的に」女性が尾辻さん一人だけだったわけですが、企画者としては正直言って、全然意識に上ってなかったのです。(なにせ突貫企画でしたから。)あの当日も、終わってから他の人にも「あ~男ばかりで疲れた」と言われ、「あ、そうだったか」と気付いたというのが実情です(情けない。苦笑)。

 男だらけになってた理由は?。当日、上映した映像『EXECUTION OF JUSTICE』(破滅の銃弾 ハーヴェイ・ミルク殺人事件)では「男と男」の確執がメインで描かれていたということだけが原因ではないはずです。やはり、「新宿2丁目」は圧倒的に「男の街」であることも確かな事実であり、選挙のときに新宿2丁目を本拠地とした際に、対策本部メンバーとして実際に自分の時間も労力も注ぎ込んで支えたメンバーも「男」が中心だったなぁと。それは言えると思います。

 また、クロージングイベントのオープニングで作家の伏見憲明さんが述べた『先人たちの思いに寄せて』の中でも、歴史上のメイントピックを羅列した際には圧倒的に、90年代以前は「男性同性愛者の歴史」的な側面が色濃くなっていたように思います。新宿二丁目を基盤に物事を捉えると、結果的にどうしてもそのカラーが強くなることは否めません。

 そうしたことが結果的に、このトークでの男女比率にも繋がっていたのではないか?と思うと、企画者としては企画の時点でそのことに早く気付き、意識的に多様な属性の人達を並べることで問題提起ができたかもしれないし、同じ映像を見た後でも「いろんな感じ方ができる」ことをトーク内容でも示すことができたのかもしれない・・・と、今後の参考にもできる指摘だなぁと感謝しました。

 イベント企画には、企画者の思想性が(無意識のうちに)結果として現れます。そのことに自覚的になろうと思った次第です。FC2 同性愛 Blog Ranking

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