共生ネットでロビイング05●10年、20年というスパンで考えて。

動き出したばかりの共生ネット。半年間の活動を、はじめて公開イベントで報告したわけですが、発表の最後に代表のミナ汰さんが「今後の活動方針」を語りました。
10●10年、20年というスパンで考えて。
省庁というのは(国が続く限り)永遠に続くものだから、一度かかわりはじめた問題については、ずっと関わる必要がある・・・なるほど。
共生ネットでは今後もし人数が増えてきたら、各分野ごとにチーム分けをしたりして、組織としては、あくまでも「目的重視」で柔軟であり続けようという方針のようです。国会の議員訪問によるアピール、青少年ネット規制法案の動向監視、地方自治体の議員への働きかけの他にも、国会議員との「世界のセクマイ事情」勉強会、文科省・厚労省・法務省との意見交換会など、活動は多岐に渡ってきています。今後も「国の意思決定機関」に対して、どう効率よく働きかけられるのかの模索は続きそうです。
★少しでも興味があったり、ご自身の得意分野・関心分野が生かせそうだったりする方は、ぜひメーリングリストに登録して活動の情報を事前に収集し、出来る範囲で共生ネットの活動に参加してみてください。新たなネットワーク作りにもなりますし、年齢もセクシュアリティーも様々な人たちと出会えますよ。

あと不思議なのが、共生ネットのメンバーと居ると「自分がゲイである」ということすら忘れてしまうくらいに「自分」として居られます(←意味わかります?)。ことさら主張しなくても、ゲイもレズビアンもトランスもバイも、ノンケさんも「いろいろ居て当たり前」という雰囲気が、ごく自然に、すでにそこにあるからなんだと思うんです。こういう集団って・・・正直、なかなか無いですよ(爆)。→FC2 同性愛Blog Ranking
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共生ネットでロビイング04●杉並区議会・すぐろ奈緒議員の質問「性的マイノリティーの方々への理解と支援について」

6月に、東京の杉並区議会ですぐろ奈緒議員が、セクシュアル・マイノリティーに関する質問を行いました。その時の共生ネットとの関わりについての説明です。
09●杉並区議会、すぐろ奈緒議員の質問との関わり
★すぐろ奈緒議員の答弁は、こちらに詳しく書かれています。
★議会での一般質問の映像は、こちらのページから見ることが出来ます。
また、こちらには性的マイノリティーについての研修という記事もあり、「今後も質問、要請をしていきます」と明記してくださっています。すぐろ議員の今後の動向に注目です。
★“ 共生社会をつくる” セクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク
→活動の趣旨に賛同なさる方は、メーリングリストにぜひ登録を。
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共生ネットでロビイング03●携帯フィルタリング問題~有益なセクマイ情報を遮断させないために

自己紹介そして議員訪問体験談に続いては、「有害サイト規制法案」に対する働きかけについて、説明がありました。
今年になって、ケータイの有害サイトから青少年を守るという名目で「フィルタリング」を各携帯電話会社が設けたわけですが、ある会社では「同性愛」というカテゴリーが設けられ、「有益なセクシュアル・マイノリティの情報」までもが遮断される事態が生じました。こうした事態が生じないようにするためのロビイング活動を、6月に民主党の議員に対して行った活動報告です。(注:映像では該当議員の個人名は省略させていただきました。)
06●有害サイト規制法への働きかけ01
07●有害サイト規制法への働きかけ02
08●有害サイト規制法への働きかけ03
青少年ネット規制法案は「子どもが安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」として6月11日に可決されました。
「セクマイの自己表現や人権サイトが規制されないように」との共生ネットの主張に沿った文言は本文から削られたものの「附帯決議」としては残ったため、今後につながる一定の成果を上げたことになりました。共生ネットでは今後も企業などへの働きかけを、継続する方針だとのことです。
★“ 共生社会をつくる” セクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク
→活動の趣旨に賛同なさる方は、メーリングリストにぜひ登録を。
次回は、6月に杉並区議会で行われた「セクシュアル・マイノリティーに関する質問」に、共生ネットがどのように関わったかの報告を紹介します。→FC2 同性愛Blog Ranking
共生ネットでロビイング02●はじめての議員訪問は超~緊張!

前回紹介した共生ネット事務局メンバーの自己紹介に続いては、つなさんの方から「はじめての議員訪問」の体験談が語られました。永田町の議員会館にある「議員室」に訪問するなんて、なかなか日常生活では「思いつきもしない」行動ですからねぇ(笑)。最初は、かなりドキドキだったようですよ。
05●はじめての議員訪問は超~緊張!
★“ 共生社会をつくる” セクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク
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多忙の中にある議員さんに、どうポイントを絞ってわかりやすく自分たちの思いを伝えるか。そのための「技術」を講座で学んだメンバーは、いよいよ実践の場で生かし始めています。→FC2 同性愛Blog Ranking
共生ネットでロビイング01●カミングアウト、どうせするなら国会で!01●セクマイ流 社会参加の試み

7月27日(日)。横浜市のアートフォーラムあざみ野会議室で、“共生社会をつくる” セクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク(通称「共生ネット」)の、初めての対外イベントが開催されました。
ん?共生ネット?・・・と、まだその名を聞き慣れない方々も多いかと思われます。「共生ネット」は、今年の2月から活動を始めたばかりの、セクシュアル・マイノリティに関する「ロビイング活動」を実際に行っていくことを、活動の柱とする団体です。まずは、会が発足するまでの経緯を、代表のミナ汰さんが語っている映像から御覧ください。
01●発足の経緯
早稲田のパフスペースで今年初めに開催されたパフスクール「国に意見する方法」の受講生有志が中心となって結成したわけですね。
→パフスクールブログより「国に意見する方法」終了!」2008/01/27(日)
講師の遠藤智子さんに促され、スクールの終了後も活動は継続。 「共生ネット」としてのメーリングリストを立ち上げて賛同者を募集し、この半年の間に実際に永田町に足を運んで議員訪問を行ったり、勉強会に参加したりと活動は活発化。徐々に成果も見えはじめ、永続的な組織として活動を続ける「ビジョン」が見え始めたということで、今回のイベントが行われたのでした。
02●「どうせするなら国会」って?
03●政策を決める方々に「知ってもらう」ために
04●事務局メンバー自己紹介

会場のアートフォーラムあざみ野では、午前10:00~12:30までは「分科会A」という形で5つの会が同時開催されたのですが、そのうちの一つとしての参加です。

①障がいのある人もない人も一緒に楽しむアフリカンダンス
②デートDVについて考える
③親と子の絵本の選び方・たのしみ方
④元気の出る家庭科・・・でした。
つまり、この並びで⑤カミングアウト、どうせするなら国会で!は開催されたというわけで・・・この混ざり具合、いい感じ(笑)。

パフスペースのような居心地のいい場所で開催するのもいいけれど、こうして勇気を出して「世間」に出て行くことで、想定外の新たな出会いも生まれるんですね。なにより、自分たちにとっても新鮮です。そのことが確認できた、なかなか有意義なイベントだったように思います。
★「共生ネット」にご興味をお持ちの方は、まずメーリングリストに登録なさってみてはいかがでしょう。会の趣旨に賛同なさる方ならば、どなたでも登録できます。
僕も7月から会の活動に参加しています。人間対人間として。政策作りに関わっている議員さんや省庁の人たちと「知り合って」行く活動。地道だけれど、着実な一歩一歩を進むことが出来るような気がします。<会の目的>
セクシュアル・マイノリティ全般 に対する社会の理解を促進し、当事者とその家族・友人が安心して生きられる共生社会の実現をめざす。
<活動の柱>
当面は国の 「共生社会」政策 にセクシュアル・マイノリティの視点を加えること、特に、人生のスタート地点にいる青少年のケア政策 については、一刻も早く具体的な取組みを進めるよう、議員や省庁などへのロビー活動を通じて国に要望 、政策提言 していく。
<ネットワークの性格>
課題ごとに全国各地の 多様なグループとゆるやかに連携し、国への働きかけの際にも、特定の政党に偏ることなく超党派のアプローチを取る。
イベントの映像は、次回以降に続けて紹介しますのでお楽しみに!→FC2 同性愛Blog Ranking