パフナイト★73●カミングアウト・レターズ10●「渡せる本」をありがとう
途中、中断もあったために長期にわたっての連載となりました2月のパフナイト「カミングアウト・レターズ〜編者がパフにやってくる」の映像ですが、今回で最終回となります。パネリストの話が終わり、会場からの感想や質問がたくさん飛び交いました。その様子を御覧ください。(ほぼノーカットです。)
12●この本のように「出来ない」人の方が多い!?
13●この問題を全く無視してきたことを知り愕然
14●カミングアウト「される側」のための本
15●それぞれのドラマ
NEWS!★NHKのディレクターをパフナイトに呼ぶなど、砂川秀樹さんがきっかけ作りに尽力した結果、NHK教育テレビ「ハートへつなごう」の放送が本当に決まりました。4月29日と30日の2日間にわたり、「ゲイ/レズビアン」をテーマに放送されます。番組には砂川秀樹さん、尾辻かな子さん、尾辻孝子さん、石川大我さん、イトー・ターリさんらがスタジオゲストとして登場する予定。近々収録が行われるそうです。また、『カミングアウト・レターズ』に執筆した人々への取材も行われているようです。
ちなみに2007年に「ハートへつなごう」では性同一性障害が取り上げられましたね。番組を見て、当時の僕はこんなことを書いたりしました。ごめんなさ〜い。笑。そういえば・・・NHKって尾辻かな子さんの選挙の時、一度も取材に来なかったんですよねぇ〜。「同性愛」はNHK的には扱えないのかと思っていたら、扱えるんですねぇ〜(←今さらながら恨み節。爆)
16●「渡せる本」をありがとう
★RYOJI・砂川秀樹編著「カミングアウトレターズ」「いい話ばかりが載っている」「優等生的だ」などの意見も出ましたが、全方位を網羅した本など出来るわけがありません。それこそがこの本の特色であり、持ち味でもあります。だからこそ、広がりやすい柔らかさを獲得できているのでしょう。
「カミングアウト・レターズ」が取りこぼした側面を描くべきだと思うのなら、そう思った人が本を作ったり、何らかの形で表現を模索すればいいのではないかと思います。そうやって表現における「多様性」が生まれてくると、さらに面白くなってきますね。そうなることを大いに期待!(自分もなにかしてみたくなったし。)
「カミングアウト」ってきっと、そう簡単に語り尽くせるものではないのではないかと思います。人それぞれに物語がありますし、一人の人にとっても常に変化し続ける事象だと思います。そのことを、この本はわかりやすく描き出しました。なによりも「カミングアウトについて考えることって面白い」。そう思わせてくれたことが最大の功績だと思います。
僕も遠くない将来、この本を実際に活用することになるでしょう。大事な人々との新たな関係の構築のために。→FC2同性愛 Blog Ranking
パフナイト★72●カミングアウト・レターズ09●読者からの反響

出版から4ヶ月が経過し、ネット上でさまざまな感想が見かけられるようになってきたこの本。編者や出版社の元には、どのような反響が届いているのでしょうか?(映像は2月2日に収録したものです。)
10●読者の反響
11●本当に必要としている人に
★RYOJI・砂川秀樹編著「カミングアウトレターズ」インターネットの普及以前は、本が出版されてもその反響は、作者や出版社のもとに届けられるものが大半であり、読者同士が互いに感想を読み合ったりする機会は限られていました。しかし現代ではブログやmixi日記等で多くの人が気軽に感想を公開し、既存のメディアに頼らずとも互いに読み合い、交流することが出来ます。ネット上での「口コミ効果」は、なかなか侮れなくなってきていますね。この本についての反響も検索エンジンで調べることも出来ますが、悠さんがこちらのサイトでネット上の感想リンク集を作ってくださいました。これだけの言葉が既に紡ぎ出されているとは・・・なかなか壮観ですね。
さて近畿地方の方々に朗報です。5月17日(土)にはジュンク堂書店三宮店(神戸)にてトークセッション「 『カミングアウト・レターズ』への思い」が開催されることが決定したそうです。
日時 5月17日(土) 14:00〜15:30
場所 ジュンク堂書店三宮店8階会議室(三宮センター街)→地図
参加費 500円
出演者 RYOJI (カミングアウト・レターズ編者)
尾辻孝子、清水尚美 (NPO法人LGBTの家族と友人をつなぐ会)
繁内幸治 (【エイズとともに生きる】BASE KOBE)
5月17日といえばIDAHO(国際反同性愛嫌悪の日)でもあり、神戸でもIDAHO KOBEの開催が予定されています。そして翌日には神戸LGBTIQプライドマーチも開催されますし、5月の神戸は盛りだくさん!(笑)
さて次回はこの連載の最終回。観客との質疑応答や感想を一挙に、すべて紹介します。→FC2 同性愛Blog Ranking
パフナイト★71●カミングアウト・レターズ08●RYOJIさん〜急に子どもが欲しくなりまして

前回からだいぶ間が空いてしまって懐かしさのようなものも感じられるほどですが、スミマセン。まだ続ける気、ありました(爆)。★これまでの映像はこちら。
さて。「この本を出したことによる発見は?」と質問され、こちらの映像では言い淀んでいたRYOJIさんですが、再び同じ質問を振られた時には印象的な発言をしていましたよ。
09●RYOJIさん〜急に子どもが欲しくなりまして
★RYOJI・砂川秀樹編著「カミングアウトレターズ」国によっては、同性愛者でも子育てをしていることが珍しいことではない所もあるようですから、子どもを持つことって決して「届かぬ夢」ではないんですよね。日本でも、同性愛者としての生き方に様々な選択肢が増えるといいのですが・・・。日本での現状は決して「あたりまえのこと」では無いのだということを、意識し続けたいです。
ところで。発言にあるとおりRYOJIさんも親にカミングアウトしていないそうですが、いわゆる「コミュニティーの場」でメッセージを発信する活動をしている人の中には、同じような人が意外にたくさんいるんだということを最近知ることが多く、驚かされます。「えっ!あんなに派手に活動をしているこの人が・・・!!」と思うような人が実際、「親にはまだなんです」と言ってたりするんですよ(笑)。
「親子」って、関係が濃い分だけ互いに複雑な感情を抱えたりもしますし、一筋縄では行かない様々な事情も個々にあったりするものです。だから、十把一絡げに「大丈夫だからカミングアウトしましょう!」と呼びかけ口調で言うのは、別の意味での抑圧を生む原因にもなり得ます。それを目にした当事者が、「カミングアウト出来ない私は人として不誠実なのか?」という思いに苛まれかねませんから。僕も、そういう複雑な気持ちを味わい続けている当事者です。
でも、僕はこの本では不思議と素直に「カミングアウト」について向き合い、考えることが出来ました。追い立てられるような気持ちを味合わずに、むしろ「焦らなくてもいいんだよ」と言われたような気持ちがしました。なんでなんだろう。そのことを考え続けている今日この頃です。→FC2 同性愛Blog Ranking
パフナイト★70●4月は「レズビアンとメンタルヘルス」で心の底探検ツアー

以下、パフナイト公式サイトからの引用です。
心の底探検ツアー
AGPマンスリーセミナー
『レズビアンとメンタルヘルス』拡大版
4月のパフナイトは、レズビアンとメンタルケアのお話です。お話いただくのは、心の医療の専門家、きんじょうりえさん。彼女は学生時代、専攻を考古学から心理学へ変えて、サイコセラピストになりました。なぜ掘り下げる先を地面から心にしたのか?、という個人的な経験も含めて、セクシュアル・マイノリティが特に必要とするメンタルケアについて、レズビアン中心にお話いただきます。
ただでさえストレスフルな現代社会。セクシュアル・マイノリティは心の問題を抱えやすいですよね。同性を好きだと気づいたときのショック、ヘテヘテな人間関係の中で生きていけるのかという不安、世界中で自分は一人ぽっちだという孤独感……などなど
苦しみのまっただなかにいる方もいるかも知れません。今はそれほどじゃないけど、もっとセク・マイの心理が知りたいと思う方もいるかも知れません。「知る」ことは問題解決の第一歩。とにかく「知る」ことから始めましょう。
今回のパフナイトは、AGP(同性愛者医療・福祉・教育・カウンセリング会議)との共催ですので、会場にはゲイの問題に詳しい専門家も応援に来てくれる予定です。終了後、早稲田界隈の夜桜散歩をします。解散は三々五々。
【AGP】・・・医療・カウンセリング・福祉・教育などの分野でレズビアン&ゲイコミュニティーに貢献しようとするグループです。 →AGP公式サイト
○入場料 ::1200円(w/1d)
※予約は不要です。お気軽にお越し下さい。
○日時 :2008年4月5日(土)
18 : 30開場/19 : 00スタート
○場所:PA/F SPACE(パフスペース)
今回は「レズビアンとメンタルヘルス」と銘打っているからと言って、レズビアンのみに対象を絞ったイベントではありませんよ。 女性問題やレズビアン特有の問題に関心のある方。セクシャル・マイノリティーの「メンタルヘルス」の問題に関心のある方ならば、どなたでも遠慮なくお越しください。むしろ「レズビアン」以外の方々にも関心を持っていただいて広げて行くことこそが、これからは必要なのではないかと思います。ゲイの方、トランスの方、ノンケの方々も遠慮なさらずにぜひ!→FC2 同性愛Blog Ranking
パフナイト★69●カミングアウト・レターズ07●イトー・ターリさん〜嫌なことを母にしてしまったのかと思ってた
僕にとって、このトークで最も印象に残った場面は、イトー・ターリさんの経験談でした。82歳になる母親と同居しているターリさんは、この機会に往復書簡を交わしたわけですが、一回では物足りず、なんと互いに3通の手紙をやりとりしています。その経験を語りながら、涙していました。
08●イトー・ターリさん〜嫌なことを母にしてしまったのかと思ってた
★RYOJI・砂川秀樹編著「カミングアウトレターズ」相手との関係が近ければ近いほど、「伝えておくべきこと」を伝えられなかったりするものですよね。それは「照れ」なのか。それとも「わかってくれているだろう」という勝手な思い込みなのか。
人と人との関係において最大の悦びって、「相手と心から通じ合えた」と感じる瞬間に訪れるものなのではないかと思います。僕も死ぬまでに何度、そういう瞬間を味わって「生きてて良かった」と思うことができるんだろう。KANの歌(めずらしい人生)
パフナイト★68●カミングアウト・レターズ06●カミングアウトの多様性
「この本を作ってみての発見」はなんですか?・・・こういう単純すぎる質問ほど応えるのは難しいのかもしれませんが、イジワルにもぶつけてしまいました。そしたら、この本の豊かさを形成している「核」になっている重要なポイントが浮かびあがって来ました。
07●カミングアウトの多様性
砂川秀樹さんの発言を書き出しておきます。
「カミングアウトの受容には、正しい知識というのは必ずしも必要な条件でもないし、十分な条件でもない。正しい知識を持っているから受容できるわけでもないし、正しい知識がないから受容できないというわけでもないというのを凄く感じたんですね。
中には、なんとなくゲイについて誤解しているかなぁみたいなことを書いていらっしゃる親御さんもいるんですけども、そういうのはたぶん(そのパターンにおいては)関係なくて、その子が自分の変わらない子であるというところに意識があること。で、そこから正しい知識の習得がはじまる、みたいな。そういう流れがあると思うんですよね。
もちろん、必ずしもそうではなくて正しい知識によって受容の土台が作られたり、受容が促進されるということはもちろんあるんですけども、必ずしも『これが、受容されるためには絶対に必要だ』とか、『これさえあれば受容出来るんだ』というものではやっぱり無いんだなと。それぞれのやりとりの中で複雑で、それぞれの関係性においてしか受容の形はなくて。だからカミングアウトいうのは一般化できるものではないんだなぁというのを、とっても感じましたね。すごくバラバラっていうか、それぞれなんだ。それぞれの数の形なんだ。」
★RYOJI・砂川秀樹編著「カミングアウトレターズ」多様性の尊重というのは「複雑さを複雑さとして、ありのままに見る」ことではないかと思います。しかし、なんとなく「カミングアウト」という言葉や、その使われ方には、そうした「複雑さ」よりも「単純にオープンにして行くこと」というイメージが付きまとってしまっていて、気の強い人たちが決死の覚悟で行っていることであるかのように、敷居が高く感じられている側面があるような気がします。
この本は結果的に、そこにメスを入れたのではないかと思います。この本には、いわゆる「偉人」は出て来ません。それぞれに複雑な「カミングアウトの多様性」を、「一冊の本」という世界の中で、スタイルとしても読者に提示することに成功しているのです。しかも、カミングアウトを経た家族や友人との関係は、登場人物それぞれに「現在進行形」であり、けっして「終わった(解決した)問題なんかではない」ということを感じさせてくれるのです。つまり、ある「答え」に到達した人たちの遠い話ではなく、身近な「生きたエピソード」として感じられるのです。
そこに、この本ならではの革新性があるのではないでしょうか。だからこそ、柔らかく深く心に浸透してくる「リアリティー」を獲得出来ているのではないでしょうか。→FC2同性愛 Blog Ranking
パフナイト★67●カミングアウト・レターズ05●レズビアンのハードル
前回のイトー・ターリさんの話を受けて、砂川秀樹さんが語ります。「女性である」ということで、ゲイよりもマイノリティーとしてのハードルが高いと語られることの多い「レズビアン」について。
05●レズビアンのハードル
★RYOJI・砂川秀樹編著「カミングアウトレターズ」本当は収録されている書簡の数が多い少ないなんてことは、どうでもいいことなんですが(笑)、この話題をきっかけに「女性問題」についての言及が起こるかな、ということでパフナイトとしては突っ込んでみたかった質問なのでした。
これまで、44回の歴史を重ねてきたパフナイト。創立からのスタッフである司会の沢部さんはよく、2007年の6月10日に行われた「尾辻かな子さん、国会へカミングイン?〜 一言アピール、選挙、国政トーク」の時の参加者から行われた尾辻さんへの一言アピールの連続が、パフナイトとしての一つの到達点だったのではないかということを口にします。僕もあの時はビデオ撮影をしながら何度も鳥肌が立ちましたし、尾辻さんの選挙戦中で1、2位を争う「名場面」だったのではないかと思っています。LGBTが「生活者としての顔と主体性」を獲得しようと本気で立ち上がり、動き始めた。そんな熱をリアルに感じることの出来たイベントでした。
かつては「一方的に語られる存在」だったレズビアンをはじめとするセクシュアル・マイノリティーが臆せずに自己を主張するようになった現代。その動きはもう後退することはないことでしょう。→FC2同性愛 Blog Ranking
パフナイト★66●3月のパフナイトは「LGBTの家族と友人をつなぐ会」とパフをつなごうかい?

なお今回のパフナイトはYouTubeでの全編公開の予定はありません。「LGBTの家族と友人をつなぐ会」の活動拠点は関西なので、東京近郊の方には貴重な機会ですよ。創立から現在に至るまでのエピソードを詳しく伺いますので、ぜひお越しください!→FC2 同性愛Blog Ranking●3月のパフナイト
「つなぐ会」とパフをつなごうかい?
〜「LGBTの家族と友人をつなぐ会」からゲストをお招きして
・・・・・
セクシュアル・マイノリティの当事者が
出会ったり交流する場はたくさん出来たけど
カミングアウトされた家族や友人は、
どうすればいいの?
いきなりカミングアウトされて「常識」を覆された動揺を
独りで抱え込んで悩まなくてはならないの?
「男らしさ」「女らしさ」の強制や
ホモフォビア(同性愛嫌悪)が蔓延している社会の中で・・・。
そんな家族や友人の孤独を解消するべく
2006年に神戸で発足した「LGBTの家族と友人をつなぐ会」。
静かな歩みはじわじわと共感の輪を広げ
ついに昨年、NPO法人になりました。
「かつての私と同じ悩みで苦しんで欲しくない」
そんな思いが原動力。活動はますます加速しています。
3月のパフナイトでは、そんな「家族と友人をつなぐ会」の
お母さん、お父さんたちをゲストに迎え、
会が発足した経緯や2年間の歩みを振り返り、
今後の抱負を聞いたりしながら
新たなつながりを築き、これからのことを
一緒に考えてみようと思います。
これから益々必要になってくるであろう
大切な「会」の発展のために。
ゲスト:
尾辻孝子さん(尾辻かな子さんのお母さん)
清水尚美さん(会での通称「神戸の母」)
小林りょう子さん(会での通称「東京の母」)
小林博史さん(会での通称「東京の父」)
司会:
つな(パフナイトスタッフ)
●入場料 :1200円(w/1d)
●日時:2008年3月1日(土)
18 : 30開場/19 : 00スタート
※予約は必要ありません。お気軽にお越しください。
●場所 PA/F SPACE(パフスペース)
★パフナイト公式ページ
パフナイト★65●カミングアウト・レターズ04●本の中にレズビアンが少ないのはどうしてですか?

「レズビアンの生き方を楽しみ、創造する空間」というコンセプトが柱であるパフナイトとしては『カミングアウト・レターズ』にどうしても突っ込みたくなる点がありました。それは「レズビアンの登場率の低さ」です。
往復書簡の執筆者として本に登場するのは7組。ルポルタージュも含めると9例のカミングアウトにまつわるエピソードが登場するこの本において、レズビアンはイトー・ターリさんとまめたのパフタヌーンのパネリストを務めたじゅんさんの2名のみなのです。そこのところを司会の沢部さんは、やんわりと(でも目を光らせて?笑)ツッコミました。
05●本の中にレズビアンが少ないのはどうしてですか?
★RYOJI・砂川秀樹編著「カミングアウトレターズ」いつの間にかイトー・ターリさんのライフヒストリーに話が流れていきましたが(笑)、ターリさんの活動の歴史を聞くと、彼女もまさしく日本のレズビアン史におけるパイオニアの一人なんだなぁと感じます。後半のトークではさらに突っ込んで彼女の歩みやカミングアウトにまつわるエピソードが語られる場面が出てきますので、どうぞお楽しみに!。
ちなみに僕は彼女のパフォーマンスを、遅ればせながら昨年秋に初めてパフスペースで見たのですが、まさに「アーティスト」という言葉が当てはまる本物の表現だと思い、身震いをした記憶が残っています。いろんなものを与えてくれるし、いろんなことを感じさせてくれるパフォーマンス。観客もそこに参加しているかのような「コミュニケーションの濃密さ」を感じる時空間でした。未見の方はぜひ、機会があったらお見逃しなく!→イトー・ターリさん公式サイト
ところで。この本にレズビアンが少ないのはやはり「編者がゲイだったから」という理由が大きいのではないかと僕は勝手に思ってます。ゲイとレズビアンは同じ「同性愛者」として接点があるように思われるかもしれませんが、要するにゲイは「男が好き」。レズビアンは「女が好き」なわけで、放っておいたら「そっぽを向き合う人たち」なんですよねぇ(爆)。意識的に向き合おうとしたり、同じ目的に向かって行動するような環境に居なければ接点は生まれないんです。
でもパフナイトのスタッフに昨年夏から関わり始めて思うのですが、レズビアンやトランスの人たちの中に居ることで、否が応でも「自分は『男ジェンダー』を身にまとって社会で生きている(と見られる)存在なんだ」ということを意識させられるので、発見がたくさんあるんです。それまで自分が持っていた「常識」とか無意識のまま見過ごしていた様々なことを、たくさん意識することができるんです。そうした異なる者同士のスタッフ間の衝突や交流が次第に「面白いね」と思えるようになり、知ってたつもり!?「ゲイ」「ビアン」のようなイベントが「自然な流れとして」企画されるに至ったりもしました。
そういえば。この「カミングアウト・レターズ」のイベントの事前打ち合わせはパフ・スペースで行ったのですが、初めて訪れたRYOJIさんが「ここはゲイも来ていい場所だったんですねぇ〜」と言っていたのが印象的でした。そういうイメージを持っている人、まだかなり居そうなのであえて書いておきますね(笑)。パフ・スペースは来る人の性別もセクシュアリティーも問わない、やわらかい空間なんですよ〜!特にパフナイトでは最近「いろんな人たちの交流」に面白みを見い出し、新たな出会いをつないで行く路線のイベントが企画されることが多くなっています。ぜひお気軽にお越しくださいね。→FC2 同性愛Blog Ranking
パフナイト★64●カミングアウト・レターズ03●カミングアウト=必ずしも「オープンになること」とは違う

「カミングアウト」という言葉には、どこか急進的で敷居が高く、強靭な精神を持った特別な人が行う「特別なこと」という印象が漠然とあるような気がします。しかしこの本を読んでいると、そういった印象が次第にやわらいでくる思いがしました。それにはちゃんと理由がありました。
04●カミングアウト=必ずしも「オープンになること」とは違う
★RYOJI・砂川秀樹編著「カミングアウトレターズ」限られた人にしかカミングアウトをしていない僕にとって、この本の発する「やわらかさ」は、とても「すんなりと」心に入ってくるものでした。
「○○しましょう」「○○しなければなりません」と声高に言われたり、上から見下ろすかのような物言いで何かを強制されているように感じると、素直ではない僕はつい「ちょっと待てよ」と感覚的に引いてしまいます。つまり、そういうメッセージの発し方は、時には逆効果にもなるものなのです。その辺のバランスを編者たちはわかっていて、とても自覚的に繊細に「やわらかさ」をクリエイトした本なのだということが、トークの言葉の端々から伝わって来ました。学ぶべきところがとても多いです。→FC2 同性愛Blog Ranking
パフナイト★63●カミングアウト・レターズ02●手紙が収録できなかったエピソード

「カミングアウト・レターズ」の中には、「ルポルタージュ」の形で収められているエピソードがあります。それらは本来ならば「往復書簡」として載るはずだったらしいのですが、事情があって収録できなかったとのこと。その辺の事情を伺ってみたら、なかなか興味深い裏話が聞けました。
03●手紙が収録できなかったエピソード
★RYOJI・砂川秀樹編著「カミングアウトレターズ」砂川秀樹さんの紹介した朝原恭章君は昨年4月に新宿で行われた「LGBTの家族と友人をつなぐ会」に出席したり、6月のNLGRで尾辻かな子さんのバックコーラスを務めたりと、このブログに何度か映像で登場している「あの彼」です。→こちら。彼のエピソードは最終的には砂川さんのルポルタージュという形で収録されています。
RYOJIさんの紹介した専門学校生のエピソードは面白いですね。手紙を書こうとした先生の息子がゲイだったとは・・・驚いたでしょうねぇ。性的マイノリティーって「見えにくい」だけで、実は結構たくさん居るものなので(笑)、なるほどこういうことも充分に起こり得るんですね。
それに、この逆のパターンで「親の側が同性愛者だった!」ということだって、今の日本の時代状況からすると充分に有り得ます。その場合は娘や息子にカミングアウトし難いでしょうから、ますます表面化しにくいでしょうがね。
NEWS!
●次回のパフナイトは3月1日(土)19時〜「LGBTの家族と友人をつなぐ会」の皆さんをお迎えして行うことが決定しています。詳細は近日中に発表されますのでお楽しみに。→FC2 同性愛Blog Ranking
パフナイト★62●カミングアウト・レターズ01●カミングアウトする時に、手渡せる本があったらいいなぁ。
お待たせしました。2月2日に行われたパフナイト「カミングアウト・レターズ〜編者がパフにやってくる」の模様を映像で紹介します。ちなみにイラストルポは、悠さんのブログ「悠々自的」に載ってますよ。くまくま!!
01●カミングアウトする時に、手渡せる本があったらいいなぁ。
02●出版までの道のり
「カミングアウトレターズ」 ●RYOJI(りょうじ)さん:アクティビスト。1973年生まれ。ゲイ?リブの次世代として、エイズ時代のゲイ?アクトを模索、2000年頃より、まち場からのHIV予防啓発メッセージを発信。2001年、厚生労働省疫学研究班のプロジェクトに参加し、現在のRainbow Ringの創始期デザインに関わる。同時期、グループGUTS」の立ち上げに参加、数年にわたり予防啓発イベントを、東京と沖縄のライブハウスで開催。現在、予防行動を妨げない環境づくりを提案、準備している。
●砂川秀樹(すながわ・ひでき)さん: 文化人類学者。1966年生まれ。1990年よりHIV/AIDSの民間活動に参加し、94年よりNPO法人「ぷれいす東京」で活動。厚生労働省の研究班でゲイの性行動調査などを行なう。ここ数年はHIV陽性者に関する調査に関わっている。2000年に「東京レズビアン&ゲイパレード」の実行委員長、05年〜06年に同パレードの母体団体TOKYO Prideの代表を務めた。現在、実践女子大学で非常勤講師としてジェンダー論を教えている。
この本が出版に至るまでには、関わった人々それぞれに、様々なドラマが生まれたようです。今後のトークの展開を御期待ください。→FC2同性愛 Blog Ranking



